こんにちは、PLANETS編集部の徳田です。普段はリモート環境で仕事をしている編集部ですが、雑誌制作となるとどうしても事務所に行かなければならないタイミングが出てきます。ちょうど昨日も印刷された『モノノメ#2』のゲラ原稿を事務所でチェックしていたところですが、少しずつ完成像が見えてきてワクワクしてきてもいます。さて、業種によってはもはや当たり前となったリモートワークをはじめとして、近ごろ世間では「働き方」を根本的に見直す議論が起こっています。リモートワークもそうですし、最近では「週休3日制」の話題も耳にするようになりました。この活動報告を書いているのがまさに3連休明けなんですが、やはり「ちゃんと休んだな」と思えるには週に3日は休日が欲しいところです。正直5連勤もするとヘトヘトになり、かといって休日に何もしないのはもったいない……と思っては土日に予定を入れて結局疲れが取れないまま翌週に持ちこす……なんてことは多々あります。でも、週に3日休みがあれば1日くらいは何もせず休養にあててもいいかなと思えますよね。そんな週休3日制と関連して、編集長の宇野常寛はこんな提案を始めました──「水曜日は働かない」。水曜日を休みにすると、全ての平日が休日に隣接する。初めてこのコンセプトを聞いたときは目から鱗でしたが、今回『モノノメ #2』では「ほんとうに水曜日に働かないようにするにはどうすればいいのか」について考える小特集を企画しました。なぜ、「水曜日」なのか。なぜ3連休ではないのか。例えばリモートワークをしている人は、いつでもどこでも仕事ができてしまうがゆえに、「仕事」の時間と「プライベート」の時間を主体的に決める必要があります。「この時間は仕事をする」「この時間は休む」というふうに、自分のライフサイクルを自分自身でデザインしていく発想が求められます。こういう考えは、あえて平日の真ん中に休みを置くことでより活発になるのではないか。もし水曜日の休日ではなく「3連休」を作ったとしたら、それは「いかにオフを充実させるか」という話になって、ライフサイクルを主体的にデザインしていく発想とは別のものになってしまうんじゃないか。これが、宇野が特集内の鼎談を収録していたときに話していたことです。休みを充実させることに躍起になるのではなく、休みを取り入れながら生活全体を自分なりのペースで設計していく。なんとなく、ランニングが趣味の編集長らしい発想だと思い、個人的にも腑に落ちたところです(ちなみに前号に引き続き、ランニング雑誌『走る人』とのコラボレーション記事も制作中です)。最近はPLANETS社内でもこの「水曜日は働かない」を実践するために、会議など時間的な拘束が発生する業務は、なるべく水曜日にはおこなわないことにしています。が、(特に今の時期は)まったく仕事をせずに「休む」とまではなかなかいかないのが現状です。ちょうど今日は水曜日ですが、早く「水曜日は働かない」と、誰もが胸を張って言えるような世の中になってほしいなと思う今日この頃です。『モノノメ #2』のクラウドファンディングはこちらにて実施中です。イラスト:(C)ENDO-ROLL/endo