2022/03/10 22:21
カラスの食性
カラス類は雑食性といわれています。たいへん幅広い食性を持ち、動物、植物を問いません。また、貯食習慣があり、食べ物を隠しておいて食べ物の少ないときに取り出して食べます。カラスは記憶力が優れており、隠したモノ、隠した場所を記憶しています。逆に言うと、記憶力の悪いカラスは淘汰され、餌の少ない冬場でも壁ものを確保出来たものだけが生き延びてきたという事です。
もともと森に住んでいたカラスではありますが、都会には貯食をする場所がたくさんあります。屋根の雨樋の中、屋上のエアコン室外機の陰、植木鉢の中、電柱の変圧器など数えたらきりがありません。そのため、生ごみの収集日が1週間に2回しかなくても、その他の日にも食べ物に不自由することはありません。
カラスにとって、都会での生活は快適なのです。
明日に続く。
参考文献:環境省自然環境局 「カラス対策マニュアル」より