「ニラのおじやは必ず食すること」
三成が身を潜めていた間、お腹の調子が悪かった三成のために与治郎太夫がニラを使ったおじや(お粥)を差し上げて静養させたという話から、古橋では体調を崩すと必ずニラ粥を食す。
いや、たしかにニラ粥を頂いた覚えはあります。
でも、必ず……?
そうだったかしら。
古橋は自生ニラが生えています。
水仙によく似ていて間違えて食中毒なんてニュースが流れたことがありましたので、ご心配される方もいらっしゃると思いますが、逆に古橋では自生の水仙を見たことがありません。
水仙は、福井県の方に行くと、よく見られますね。
大昔の事ですから、春の七草よろしくニラも大事な食料だったんでしょう。
独特の匂いがしますから、もしかしたらちょっと苦手な人もいらっしゃるかも知れませんが、栄養価が高く体にいいのは間違いないのでしょう。
三成公がニラ粥が好物だったという話は残っていて、私が書いた話の中にも何度となく出しました。
今は、主人がニラが大嫌いで、我が家では無言の使用禁止令が出ています。
ううう~