昨日久留米にハゼノキの苗を引き取りに行ってきました!今回引き取った品種は3種類です。写真左から島原原産の昭和福櫨、真ん中が小郡原産の伊吉櫨、右が和歌山原産の葡萄櫨です。みんな大隅半島から旅立ち成長した優良種で、再び大隅半島に里帰りしてきてくれました!今日と明日二日間かけて整備してきた里山に植林していきます!
里山の整備をしている上で大量のカヤが残るのですが、実はこのカヤには結構大事な役割があります!植林をする際周りの草木をどけて植える関係で土が露出してしまいます。そこで今回刈ったカヤを被せて地面が乾きすぎないように守ります。今回は特に日当たりが非常に良いのでカヤの役割も一段と大きそうです!
先日受け取ってきたハゼノキですが、サンプルで製材していただきました。曲った木なのできれいな形はしていませんが、注目してほしいのは断面!見事な黄色です。これが染め物の材料として活きてきます。ちなみにハゼノキは水分量が物凄く多いためしばらく外干ししていたにも関わらず断面はかなり湿っています。同族の漆も同様なのですが材木として使うためには3年ほど干す必要があるそうです。このあたりも材木利用が進まない課題でもありますが、用途限定など色々な方法を試したいと思っています!
広葉樹林の間伐や除伐を行うとハゼノキが紛れていることがあります。使い道があまりないことが多いため雑木としてチップにされたりします。普通ならこのまま雑木扱いを受けるハゼノキですが、木材としての新しいの可能性を求めて購入しました!これでどんな木工ができるかお楽しみに!
昨日島原で受け取ったハゼノキを福岡県那珂川市に植樹してきました。最後には地元の方も駆けつけてくれて、植樹を手伝ってくれました!次回はいよいよ錦江町への植樹です。まだまだ準備が必要ですが楽しみになってきました!