11月15日(火)、丸一日かかりましたがようやく板物木地の機械が搬入されました。NODATEのChabuなどを製作して頂き続けてきた板倉家具。社長の板倉さんは311で強制避難させられた南相馬・小高の家具職人。避難解除をうけて11年ぶりにようやく古巣に帰るこのタイミングで仕事の仕方もよりライトにしたいとのことで、使い続けてきた機器をお譲り頂くことになりました。どれも年季の入った骨董的価値がある鉄の塊。全てがとにかく重くて頑丈。この先50年は使えそうなものばかり。限られたスペースですが、10台ほどの機械が移設されました。知恵を絞って機械の能力を最大限に活かし切れれば、 コンピュータ制御された最新鋭の数千万円する 〇軸ルータなどなくても、作れるものは沢山あります。ここからこれらの機械を活かしてどんな木工製品が生まれるのか楽しみです。新規で導入した丸物木地の機械(手挽き轆轤、木工旋盤)、お譲頂いた機械(すり型轆轤)、そこに加わった板倉さんからのお譲り機械(ルータ、昇降盤、超カンナ、ベルトサンダー、3点ベルトサンダー、集塵機、etc.)大切に有効活用して参ります。
家具組立 の付いた活動報告
やりたい事と予算との兼ね合いが厳しいので、機能を満たすためにしなければならないところの内、建設業のプロにしか出来ない部分を除いてはDIYで完成させました。・断熱材、壁面取付・壁塗装・天井塗装・コンクリート床塗装・店内什器組立など!先ずは、屋根に敷き詰めた断熱材の端材(ゴミ)を壁面の断熱に充てます。南側シャッター裏の壁面に活用できました。代わりにシャッター壁面に施工予定だった断熱材(グラスウール)は2階工場の防音材に移設します。断熱材を弊社スタッフで入れ込み、壁面をビス止め。そして塗装。壁面が完成したトイレや厨房の壁面と天井から始めました。トイレ、厨房は防水塗装が大事。そして、ドア色を什器のコンパネカラーに合わせるのが大変!NODATEがご縁で友人になった神林師匠(本職内装施工)と日米学生会議のメンバーは、関東からDIYの手伝いに駆けつけてくれた!コンクリートの塗装は散布タンクとローラー作戦。福島県ハイテクプラザ/漆とデザイン研究会のメンバーや、共にこの施設で働くnowhereの仲間が参戦!建物内の什器の一部の組立ては、家具職人・板倉師匠の指導の下、スタッフや近所の幼馴染で頑張ります。カフェカウンター、レジカウンター、コワーキング用独立テーブル。まだまだやる事だらけですが、ペースアップで頑張ります。