話し合いで問いを深める雑誌『syn magazine』
創刊号となる本誌の特集テーマは「よい話し合いとはなにか」。言語学、コミュニティデザイン、地域行政、組織開発、建築、商社、イノベーションなどの領域で活躍する13人の方々との話し合いのプロセスを収録しています。
今回ご紹介するのは、兵庫県尼崎市を拠点に社会課題に向き合った場づくりプロジェクトを多数手掛けられている、株式会社ここにある代表取締役の藤本遼さんとのダイアローグ。
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藤本 遼(ふじもと りょう)
株式会社ここにある代表取締役/場を編む人
1990年4月生まれ。兵庫県尼崎市出身在住。「株式会社ここにある」代表取締役。「すべての人が楽しみながら、わたしとしての人生をまっとうできる社会」を目指し、さまざまなプロジェクトや活動を行う。「いかしあう生態系の編み直し」がキーワード。現在は、イベント・地域プロジェクトの企画運営や立ち上げ支援、会議やワークショップの企画・ファシリテーション、共創的な場づくり・まちづくりに関するコンサルティングや研修などを行う。さまざまな主体・関係者とともに共創的に進めていくプロセスデザインが専門。代表的なプロジェクトは「ミーツ・ザ・福祉」「カリー寺」「生き博(旧:生き方見本市)」「場の発酵研究所」「武庫之のうえん」など。『場づくりという冒険 いかしあうつながりを編み直す(グリーンズ出版)』著(2020年4月)。
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近年は「場づくり」という言葉が様々な場面で用いられていますが、その本質的な意味について深く考えることはあまり多くないかもしれません。そもそも「場」とはどのようにして生まれるのでしょう。たくさんの人が集まればいいのか、それとも心地いい空間を作り出せばいいのか。藤本さんは、場づくりを「小さくてやわらかい社会変革」なのではないかと表現されています。
藤本さんとの対話では「場」の役割や力について深く思考し、目に見えるかたちで表現を続けていらっしゃる方の言葉をとおして、よい話し合いとその前提にあるべきスタンスについて考えるきっかけをいただきました。
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