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「もっと本を読みたい!」 ラオスの子どもたちに、やべみつのりさんの絵本と紙芝居を

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

図書室で夢中になって本を読んでいる子どもたち。「本」で子どもたちは喜びを経験し、「本」で子どもたちは新しい世界と出会い、「本」で子どもたちは成長します。「ラオスのこども」が40年間ラオスで子どもたちの読書推進に携わっての実感です。やべみつのりさんの豊かな世界をぜひラオスの子どもたちに届けたい。

現在の支援総額

400,000

40%

目標金額は1,000,000円

支援者数

47

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/02/17に募集を開始し、 47人の支援により 400,000円の資金を集め、 2022/03/30に募集を終了しました

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「もっと本を読みたい!」 ラオスの子どもたちに、やべみつのりさんの絵本と紙芝居を

現在の支援総額

400,000

40%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数47

このプロジェクトは、2022/02/17に募集を開始し、 47人の支援により 400,000円の資金を集め、 2022/03/30に募集を終了しました

図書室で夢中になって本を読んでいる子どもたち。「本」で子どもたちは喜びを経験し、「本」で子どもたちは新しい世界と出会い、「本」で子どもたちは成長します。「ラオスのこども」が40年間ラオスで子どもたちの読書推進に携わっての実感です。やべみつのりさんの豊かな世界をぜひラオスの子どもたちに届けたい。

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ラオスでは本に出会うことができる子どもは、まだ多くありません。図書室がある学校は10校に1校程度。私たちが支援した図書室で出会った子どもたちは、出稼ぎに出ている母親に会えない寂しさを「本で慰めてもらった」と話し、中学生は「お話しを読むのは楽しいし、本を通して世界が広がったように感じます。」と本との出会いを喜んでいました。

私たちは長年にわたり、学校図書室整備を支援してきましたが、年月の経った学校図書室の中には、新しい本の補充が十分でないところが多くあります。子どもたちがいつも新鮮に「本」に出会うためには、図書の補充が必要です。
子どもたちの「もっと本を読みたい」に応えるべく、「ラオスのこども」はクラウドファンディングに挑戦します。絵本作家、やべみつのりさんの協力を得て、ALCが出版した紙芝居『これはジャックのたてたいえ』と環境絵本『ぼくはどこへいくの』を増刷し、子どもたちが本に親しめるようワークショップを開催します。ラオスの子どもたちの成長のため、ぜひご支援ください!

プラスチックごみは、ラオスでも大きな問題!
環境絵本『ぼくはどこへいくの』2,000部増刷をめざしています。

今、プラスチックごみが世界中で問題となっています。ラオスもまた例外ではありません。環境絵本『ぼくはどこへいくの』は、やべみつのりさんと「ラオスのこども」が紙芝居づくりワークショップなどでラオス各地を巡りながら構想を練り、つくり上げた作品です。2004年と2012年に出版し、合計17,500冊を印刷、ラオス各地の小中学校に届けました。

豊かな自然の中のビニール袋くんとバナナちゃん

ビニール袋くんとバナナちゃんが出会うところから始まり、ラオスの人びとの暮らしの中で、バナナの実をそのまま食べるだけでなく、焼いたり、バナナの花を料理に使ったり、お皿にしたり、祭壇の飾りつけにしたりされ、やがて自然に還ることを、やべさんのほのぼのとした味わいのある絵で描きます。

一方、プラスチックは自然には還りません。ヤギが間違えて食べて死んでしまう場面は、ラオスの先生からのアドバイスで描きました。還るところがないビニール袋。ぼくはどこへいくの――。便利だけれど環境への影響を知って使ってほしいとのメッセージを子どもたちに送っています。

バナナゲームに、環境教育に

 

『ぼくはどこへいくの』を読み、さらに暮らしの中でバナナがどのようにを再発見する「バナナゲーム」が、子どもたちに人気です。大きなバナナの絵に、子どもたちが様々な用途を書いた付箋を貼り付け、その数を競います。さらに、『ぼくはどこへいくの』は小学校に届けるだけでなく、地域開発の一環としての環境意識啓発活動にもラオス各地で活用されています。ぜひ増刷にご協力ください。

紙芝居は子どもたちの心をギュッ!   

私たちがラオスで知った紙芝居のパワーの1つは、おはなしに耳を澄ませ、理解し、主人公に思いを寄せ、想像力を豊かにする力。それは読書の力、文章理解力につながります。2つ目は、みんなで笑ったり、ドキドキしたりできる共感のメディアであること。以前、こんなことがありました。不発弾でケガをした少数民族の少年が首都の病院に入院し、同室の子たちとなかなかなじめませんでした。そこで看護師さんが紙芝居をしてあげたところ、みんなで楽しめて、病室の雰囲気が明るくなったとのことです。そして3つ目は、演じる喜び。ラオスの小学校は教科書を学び覚えることが中心で、子どもが発表する機会はあまりありません。紙芝居を演じる子どもの姿に、先生たちは「恥ずかしがりのラオスの子が、みんなの前に立てるなんて」と驚きます。

読書普及の大きなハードルを突破   

学校図書室の絵本や紙芝居と子どもをつなぐのは先生です。ところが、ほとんどの先生は読書経験がなく、自分の仕事は教科書を教えることと考えています。授業が終われば畑仕事が忙しいですし。読書普及の最大の難関は、先生が本に無関心で、余計な仕事と考えていることです。そこで読み聞かせをして子どもたちが惹きつけられるという体験をすることで、意識を変えてもらう研修を続けています。それでも「(保母でもない)男のおれが、なんで子どもにこんなことしないといけないのか」という先生もいてハードルは高いです。こんな状況を突破させたのは、紙芝居が大好きな子どもたちのパワーでした。子どもたちの変化を受け止めた先生は、本と子どもをつなぐことに意欲を示します。ALCのラオス人スタッフは全国の小学校をまわる中で、それを肌で実感し、今、紙芝居の増刷を強く訴えています。

やべみつのりさん作の紙芝居『これはジャックのたてたいえ』1000部増刷して、子どもたちの笑顔が見たい!

イギリスの伝承童謡で押韻詩のマザーグースからの一話を紙芝居作家のやべみつのりさんが紙芝居にした作品です。1983年に日本で出版し、ラオス語版は2009年に3000部作りました。1枚にイラスト1点で、リズミカルな言葉遊び。よくある物語仕立ての紙芝居とは一味違い、斬新過ぎて、「これは紙芝居とはいえない」と言われ、出版社探しに手こずったという、デザイナー出身のやべさんの紙芝居デビュー作品です。
冒頭を日本語で紹介すると、
(1枚目)これはジャックのたてたいえ
(2枚目)これはジャックのたてたいえにねかせたむぎこうじ
(3枚目)これはジャックのたてたいえにねかせたむぎこうじを食べたネズミ
(4枚目)これはジャックのたてたいえにねかせたむぎこうじを食べたネズミをころしたネコ
と、どんどん増えて、長くなっていくのが楽しいところです。

豊かな口承文化と結びついた  

一人で演じきるのが通常の紙芝居のスタイル。ですが、豊かな口承文化を持つラオスの人びとは伝統のスーン(詠唱)と結びつけました。それは、やべさんにとっても日本人のスタッフにとっても、思いがけないことでした。
ラオスのスタッフは太鼓を持ってきて、子どもや先生がたたき、調子を合わせながら、みんなで「これはジャックのたてたいえにねかせたむぎこうじ」と詠唱するのです。そしてダンスも始まります。紙芝居がラオスでもっと紙芝居になったのです。
さらにラオスでは、リレー式にしたり、絵の当てっこをしてカルタのようにしたり、楽しみ方を広げています。



やべ みつのり さん

紙芝居・絵本作家『かばさん』『ひとはなくもの』(こぐま社)『あかいろくんとびだす』『ほねほねマン』(童心社)などでおなじみの紙芝居・絵本作家。芸人・マンガ家の矢部太郎さんの作品『ぼくのお父さん』で、その独特の子育て観が注目を集めてもいます。やべさんは25年以上前からラオスでのワークショップをはじめ、紙芝居・絵本の普及・発展に力を注いできました。


応援メッセージ

1995年(27年前)思いがけず、僕にとって初めての海外訪問で、ラオスを訪ねました。そこで見た光景、赤土の大地とヤシの緑。素朴な表情の人びとの暮らし。手織りの美しい鮮やかな模様。美味しい果物。外で自然と元気にあそぶ子どもたち。僕は、なぜか子どもの頃の懐かしい風を感じていました。
ラオスが大好きになり、わかやまけんさん、長野ヒデ子さん、堀田穣さんともご一緒し、毎年のように8回訪問させていただきました。

そこで、日本で誕生した紙芝居を紹介すると、とても喜んで見てくれました。
毎年、「紙芝居づくりセミナー」を開催し、ラオスの人達のすてきな紙芝居が出来ました。演じることもみなさん大好きで、楽しまれ、紙芝居のタネはラオスの大地に根付いて育っていきました。
「箕面手づくり紙芝居コンクール」や、紙芝居文化推進協議会、主催の「手づくり紙芝居コンクール」に応募され、たびたび入選しました。

マザーグースの積み上げ紙芝居『これはジャックのたてたいえ』は、市村久子さん(ロングセラーの絵本『おおきなおおきなおいも』赤羽末吉 作・絵の原案者)の依頼で40年程前、僕が初めて作った紙芝居です。
日本語版は、りゅうさわともこ訳で、「トロル」出版部より復刊されています。ラオスの人たちは、太鼓でリズムをとり、独特の演じ方で、共感が広がり、積み上げの「ことばあそび」を、みんなで演じる事を楽しんでいます。

環境絵本『ぼくはどこへいくの』は、ラオスの豊かな自然に入ってきた、新しい便利なビニールぶくろくんと身近なバナナちゃんとの対比で、環境の問題を子どもたちに考えてもらう絵本です。ラオス人のチャンタソンさん、ライターの森透さんと、ラオスを訪れるたびに話し会い、取材を重ね、構想を練り6年かかりました。
ラオスの人達から、バナナのおおきな葉で作る、機関銃・帽子・舟・籠・星・指輪などを教えてもらい、子どもたちは馬を作ってまたがり競争して見せてくれました。僕は、ラオスの市場などで感じた、いのちのドキドキを描きたいと思いました。小学校などでも使っていただいているようでうれしいです!

ラオスの未来をになう子どもたちのために、増刷にご支援、ご協力を、どうぞよろしくお願いします。
やべみつのり

資金の使い道

以下の費用が含まれます
・紙芝居『これはジャックのたてたいえ』印刷費用(1000部)
・絵本『ぼくはどこへいくの』印刷費用(2000部)
・アートワーク(入稿用原稿作成経費)
・出版許可取得経費
・図書活用ワークショップ実施費(ガソリン代、講師料、講師スタッフ宿泊費等
・事業管理費(クラウドファンディング手数料含む)

実施スケジュール

2022年4月~5月:入稿用原稿作成(画像スキャン、アートワーク)
   6月~8月:出版許可取得、印刷(ラオスにて実施)
   8月~9月:図書配付準備
   10月~ :出版図書配付【当会が開設したラオス国内の小中学校の図書室330か所、子どもセンター、ラオス国立図書館、県立図書館などへ寄贈。その他希望する小中学校へも寄贈】
        図書活用ワークショップの実施【ヴィエンチャン都、ヴィエンチャン県、カムワン県の学校図書室で実施予定】


<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

<寄付型クラウドファンディングの税制優遇について>
個人が非営利の特定の法人に対し、事業に関連する寄附をした場合には、 所得税(国税)の計算において、寄附金控除(所得控除)又は税額控除のいずれかを選択して確定申告を行うことにより、所得税の控除を受けられることがあります。税制上の優遇措置がこのプロジェクトにあるかどうか、また優遇措置の試算の詳細は当団体にお問い合わせください。

※「寄附金控除」「税額控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当団体が発行した「領収証」の提出が必要となります。領収証は2022年4月頃にお送りする予定です。すぐに領収証が必要な方はご連絡ください。

※領収証はGoodMorning又はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。

【お問合せ先】
認定)特定非営利活動法人ラオスのこども事務局
E-mail: alctk@deknoylao.net

最新の活動報告

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  • 昨日、3月30日をもって、ラオスのこどものクラウドファンディング 【「もっと本を読みたい!」 ラオスの子どもたちに、やべみつのりさんの絵本と紙芝居を】 終了しました。残念ながら、目標金額を達成することは出来ませんでしたが、合計40万円ものご支援をいただき、本当にありがとうございます。ご寄付をいただいた方はもちろん、日本各地のたくさんの皆様から応援の声も寄せられており、心から感謝しております。このクラウドファンディング以外にも、やべさんの絵本と紙芝居の出版を支援したいと、当会に直接ご寄付をくださる方もいて、大変ありがたく思っております。不足する資金を集め、 計画していた環境絵本『ぼくはどこへいくの』と紙芝居『これはジャックのたてたいえ』の出版は、必ず実行いたします。今後、現地とスケジュール等を調整し、進捗状況は随時ご報告してまいりますので、引き続き、活動を見守っていただけると幸いです。これまでご紹介していますように、紙芝居や本との出会いが、文字を覚えたり、表現する手段を得たり、将来の夢を持ったりと、ラオスの子どもたちの未来を少しずつひらいています。時間のかかる活動ですが、子どもの「生きる力を伸ばす」ために、これからも活動に取り組んでまいります。この度、ご支援をいただいた皆さまには、重ねてお礼を申しあげます。本当にありがとうございました。特定非営利活動法人ラオスのこども代表 チャンタソン インタヴォン もっと見る

  • 残すところあと1日となりました。このような社会情勢の中、たくさんの皆様から貴重なご支援とあたたかい応援をいただき、本当にうれしく、心より感謝しております。最後に、ラオススタッフが、環境絵本『ぼくはどこへいくの?』の好きな場面を紹介します。登場するふたりのスタッフは、当会が支援した図書室や児童館を利用する機会があり、本や紙芝居に触れて育つ中で、自分の世界を広げてきました。そして、自分が体験したことを子どもたちに伝えたいと今の仕事をしています。バンロップさん(上写真)「この2つの場面は、対比的に描かれていて、バナナとビニール袋の違いがはっきりわかるようになっています。工場では大気中へ汚染物質を排出していて、健康に害を及ぼす可能性もあります。もう一方は、象や豚たちがバナナやバナナの木を食べています。こちらは健康にも環境にも害がないし、とっても美味しいですね!」小さな子どもたちにも環境のことをわかりやく伝えられる場面です。スアイさん「ビニール袋くんが「バナナちゃんたちは、いろいろと活躍しているんだね」と言うところが好きです。バナナは私たちが幼い頃から慣れ親しんださまざまな行事で活躍しています。ラオスの人々は、その恩恵を受けるために、バナナの木を好んで家に植えます。人々の生活の源といえます。父の父の父・・・先祖代々、現在にいたるまで、バナナは私たちラオス人の生活と共にあることを感じます。」 社会にはさまざまな情報があふれていますが、その中から必要な情報を得て、真偽などを判断し、自らの行動に繋げるチカラが、現代社会を生きていく上で必要です。それは、ラオスでも日本でも、世界の多くの子どもたちにとって同じではないでしょうか。そんなライフスキルを得る基礎となる読書の機会、多様な種類の本を、ラオスの子どもたちに少しでも増やしたいと思い活動しています。どうか私たちと一緒に、ラオスの子どもたちの未来を応援してください。特定非営利活動法人ラオスのこども もっと見る

  • ラオス事務所スタッフからメッセージ、第2弾。紙芝居『これはジャックのたてたいえ』の中の”推し場面”をご紹介しますスアイさん(上記写真)「”私はこのぼろぼろふくのおとこ”の場面がお気に入りです。この貧しい男性が、ひとりぼっちの娘に恋をするというところが好きです。そして、愛し合う彼と彼女が無事に結婚し、ハッピーになれることが良いですよね!」昨年結婚したばかりのスアイさんらしいですね。北部ホアパン県出身で、兄弟が多く生活は大変だったけど、近くにあった「子どもセンター」によく通っていたそうです。そこで、当会が出版した『カンパーと小さいお化け』の本を読んで好きになり、センターでの音楽やスポーツの活動も楽しむようになりました。この頃の体験が今の仕事の原動力になっているとのことです。まさに「本との出会いが世界を広げた」子どものひとりです!チャンシーさん「私は”つるつるあたまのぼくしさん”の場面を選びました。このつるつる頭のおじいちゃんが一番愛らしいキャラクターだと思います。そして、若い二人を結婚させるのも、愛があふれていて好きですね。」今、世界中が厳しい状況にある中、私たちのこの活動に注目しご支援をいただいておりますこと、こころより感謝申し上げます。募集期間の終了まであと少し、ご協力をいただけると幸いです。 もっと見る

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