ゲームプレイ中の様子や体験者の声をまとめました!まずはこちらをご覧ください!
「SDGsって最近よく聞くけどいったいなんのこと?」
「まちづくりってなんかムズカしそう・・・」
「経済って言葉を聞くだけで拒否反応」
そんな声もよく聞こえる中、環境変動の真っ只中にあって、災害リスクはどこでもあり、コロナ禍という不確かな時代、さまざまな変革期にある今、「まちづくり」や「環境」、「地域経済」「SDGs」という言葉をみんなが自分ごととして身近に捉えられるようになることがますます大切になってくると感じています。
今回開発した「みんなのまちづくりゲーム in cities」はそんな思いを持っているけどどうしたらいいかと感じている方にぴったり!人生ゲームのように、まちをシミュレートしながら、チームメンバーと協力して「よいまち」を目指していきます。ワイワイガヤガヤと楽しみながら、ゲームを終えるころには、ちょっとだけさっきの言葉たちが身近に感じているはず。
2011年3月11日に発生した東日本大震災で甚大な被害となり復興の歩みを進めてきた宮城県南三陸町を拠点に研修コーディネートを行う南三陸研修センターと横浜国立大学地域連携推進機構 地域実践教育研究センターの共同開発商品!
高校生や大学生の教育現場、企業の新入社員研修や、管理職研修。行政職員や議員研修にもおすすめ。もちろんまちづくりNPOなどが市民を対象にして実施するのもとってもおすすめです!
■ゲームの紹介
ゲームの目的
このゲームでは、地域経済や自治体財政の仕組みを学びながら、自分たちが住みたいと思える、まち・地域を実現するためには、どのようなアクション・政策が効果的なのかシミュレートすることができます。ゲーム上で数年間分(3〜5年が目安)のアクションや各種プレイを実施することで、まちがどのように変化していくのかを理解することができます。
目指すべきゴール
ゲームでは、プレイの結果得られる各指標のポイント合計点を競います。ただし、ポイントが高くても、 自分たちが「目指すまち」と異なる姿になってしまう場合もあります。できるだけ、「目指すまち」に近づけるよう努力しましょう。
ゲームの流れ
簡単にどのようにゲームが進んでいくのかを見ていきましょう!
参加者はひとつのゲームにつき4〜6名が標準となります。このメンバーで一つの「まち」をつくっていきます。メンバーは役場1名と住民に分かれてまちを運営します。
第0ステップ:目標設定
コマの配置や役割分担、予算の配布が終えたら、チームメンバーで目指すべきまちの理想を決めます。その際にSDGsの17のゴールを参考にして決めてください。
第1ステップ:エネルギーの選択・購入
本ゲームでは住民のアクションを起こすにはエネルギーを必要とします。域外のエネルギー施設(火力・原子力・再生可能エネルギー)からエネルギーを購入したり、自分たちのまちにエネルギー施設をつくることもできます。
第2ステップ:住民のアクション
獲得したエネルギーをもとに各住民がアクションを実施することができます。アクションカードから1枚選び、まちを発展させていきましょう。
第3ステップ:議会を開催して政策を実施
チームメンバーで話し合い、まちに必要な政策を実施します。
※第2ステップ、第3ステップのアクションカード・政策カードは白紙のカードも用意しています。一度プレイしたら身近な地域などに置き換えてカードを追加するとよりリアリティが増します
第4ステップ:役場による地域の運営
公共サービスの提供やそのための財源確保など地域にとって欠かせない役割を果たします。
第5ステップ:ハプニング
地域にはさまざまなハプニングが起こります。カードを引いてその指示に従ってください。ハプニングには「悪いハプニング」だけではなく「よいハプニング」も含まれます。どんなハプニングに対しても対応できるような柔軟性のあるまちを作っていくことが求められることにここで気付かされます。
以上の1から5までのプレーを実施することで、ゲーム内における1年 分のプレーが終わります。2年(2ターン目)以降は、「第1:ステップ エネルギー選択・購入」に戻ります。ゲーム開始時に決めたプレイ年数が終了した場合は、「第6ステップ:集計」へと移動します。
第6ステップ:集計
住民・役場などが保有する合計金額や域外のお金との差額などを計算します。またボード上の各指標の獲得ポイントを計算して合計点を算出します。(集計の詳細はゲームブック内にあるので安心ください)
第7ステップ:振り返り
合計点(定量評価)とまちづくりの具体的な内容(定性評価)の結果について、域内のメンバーで評価してみてください。当初設定した目指すべき地域に近づいたのかどうか、獲得したポイントとその地域・まちの内容とを踏まえて振りかえってみましょう。
じつはこの第7ステップの「振り返り」こそがこのゲームの肝となる部分かもしれません。ゲームの内容をチームメンバーで振り返りながら、感想や別の方法論を述べたり、現実のまちに当てはめてみたり。この時間を通してゲームの学びが深まります。
■地域経済や地域行財政の専門知識を得られるブックセットが付属
■「みんまち in cities」活用シーンと得られる効果
▼活用シーン
・高校や大学の講義内でアクティブラーニング教材として
・学部授業やゼミでの学習に
・新入社員研修、管理職研修、行政職員・議員研修に
▼得られる効果
・ブックレットを読むだけで「地域経済」「地域行財政」の専門的知識を得られる
・楽しみながら、地域内経済循環と役場、域外とのお金の流れなどを学ぶことができます
・SDGsとまちづくりの具体的なつながりを考えるきっかけとなります
・オリジナルの政策やアクションカードを作成し、オリジナルのまちづくりが可能!
・目標に向かってチームで議論をすることが欠かせないので、ゲームを通してチームビルディングをすることが可能です
・ボードゲームの前後に実際の地域でのフィールドワークと組み合わせることで理解が深まります
・ボードゲーム終了後に「ビジョン共有」「リーダーシップ研修」などを組み合わせることで理解が深まります
■「みんなのまちづくりゲーム in cities」 誕生ストーリー
今回開発した「みんなのまちづくりゲーム in cities」は、2015年に一般社団法人南三陸研修センターが販売開始した「みんなのまちづくりゲーム」(以下:みんまち)を改編して開発された商品です。「みんまち」は、東日本大震災からの復興にあたって南三陸町が取り組んでいる森里海の循環型のまちづくりを、次世代を担う若者にわかりやすく伝えていくことを目的に作られたボードゲームです。2015年の発売以降、大学生や社会人、NPOなどを中心に300セット以上を販売。そして、1000名以上もの方にワークショップとして体験をしていただきました。
みんなのまちづくりゲーム(第1弾)の公式サイトはこちら
バージョン2にあたる「みんなのまちづくりゲーム in cities」を共同開発した横浜国立大学との縁も、この「みんまち」がきっかけでした。学部生150名ほどを対象に授業でゲームを体験していただきました。2017年秋のことでした。
それがきっかけとなり、バージョン1の特徴を活かしながら、改編を行なっていくことになりました。専門的知識も交えて内容を高度化し、まちづくりにおける地域経済、地域行政を切り口として人・モノ・カネの流れ方を理解し、2030年に向けたSDGs の目標を盛りんだ「政策」および「アクション」をゲーム上の各カードに反映させることにしました。
そして、ゲーム上において想定するモデル地域としては、ゲームをする各チームによって様々な地域や街を想定できるように、「政策」や「アクション」カードなどの種類を多くすることで、 都心部における街や、広域的なエリア、あるいは小さな農山村を、それぞれの参加者によって想定してゲームを実施できるようにしました。このようなバージョンの特徴を踏まえて、当ゲームのタイトル名を「みんなのまちづくりゲーム in cities」と改編しました。
■体験者の声
・お金の換算や政策、税金の徴収、環境対策など、考えなければならないことが沢山あり、本当のまちづくりのように頭を使うゲームでした。
・ゲーム内容がとてもリアルで、質の高い擬似体験ができた。まちづくりがいろんな面から考えられて行われていることがわかった。
・人口を増やしたいばかりに、域外にお金を流し過ぎた。途中までは良かったが、ハプニングによって最後の最後に役所の金がほとんど域外に流れてしまい、収支がマイナスになってしまった。リスク管理にまで頭がまわっていなかったのが敗因である。
・観光地や飲食店などの政策やアクションを行い、都市型の観光地というような地域を目指した。そのため、CO2の排出量は増えてしまったが、域内は儲かった。地域力が高い街になったので交付金はあまり貰えなかったが、域内の住民と役場の間でうまくお金を回した上で、域外から少しずつ収入を得るという、ある程度自立性のあるまちとなった。結果的に、横浜のようなまちになったのではないか。
・ゲームを通した私たちの街の特徴として、エネルギーはバイオマス施設と自然エネルギー施設でまかなっていること。交通手段として電気自動車の促進をしていることがあり、CO2排出量の少ない街であることが挙げられます。これらを導入する予算はファーマーズマーケットや会社経営、余剰電力の販売等で潤った市民に高額納税をお願いして調達しました。また多文化共生を多用しました。しかしこれにより、外国人労働者が多い農村地域になってしまいました。加えて、交流人口が圧倒的に少なかったため、域外との接触が少ない閉鎖的な街となりました。結論としては「あまり住みたくない地域」になってしまいました。
■資金使途
▼300セット制作(初回生産分)
ゲーム制作費(印刷費ほか) 560,890円
広告費(WEBサイト制作ほか) 200,000円
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計860,890円
上記が初回300セット制作時に必要な費用となります。すでに制作には取り掛かっているため、目標金額達成如何で制作が変わることはありません。
今回のクラウドファンディングでの先行販売を通じて、上記の制作費の早期獲得はもちろん、PR・広報、さらにマーケティングにつなげたいという思いでプロジェクトに挑戦させていただきます。
通常販売よりもお得にリターンを獲得することが可能ですので、この機会にお試しください!
■実施スケジュール
2022年3月 キャンペーン終了
2022年3月 みんまち in cities 商品完成
2022年4月上旬 ご支援者全員へ商品発送
2022年4月上旬以降 ご支援者全員への商品発送後、自社販売サイトにて一般販売開始
なお本商品は付録付きの書籍(自費出版)として(ISBN /書籍JAN 取得済み ISBN978-4-600-00722-5 C3433 ¥7000E)一般販売を行います。当面の間は特設WEBサイト(現在制作中)にて販売予定です。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
■最後に
あの東日本大震災から10 年。本ゲームを開発した南三陸研修センターがある宮城県南三陸町は震災後に取り組んできた課題解決のアクションが少しずつ成果を出している状況にあります。正直、頓挫してしまったプロジェクトも多くあります。しかし、失敗したものも、うまくいっているものも、すべてひっくるめて、南三陸が震災後に挑戦してきた課題解決のアクションの道筋には多くのヒントが隠されているのだと感じます。「課題先進地」である南三陸は、「 課題“ 解決” 先進地」ともなっているのかもしれません。
今もなお全国各地で災害は頻発しています。そして、これまで経験したことのないようなパンデミックの最中にもいます。こんな先の見えない時代だからこそ、あの未曾有の大災害から立ち上がり、歩みを続けてきた南三陸町民から学ぶべきことがたくさんあると感じています。
「みんなのまちづくりゲーム in cities」は、こうした南三陸の10年の学びを全国各地の事例やまちづくりへと反映させていくことができるツールとして大いに期待しています。
そして、もしこのゲームをして「持続可能なまちづくり」や「森里海の循環」に興味を強くしたら、ぜひ南三陸を訪れ、このゲーム内の「アクション」や「政策」のモデルとなっている事例・プレイヤーの言葉を直接聞いていただきたいです。カード一枚にまとめられた政策やアクションの には葛藤や悩み、困難があります。それぞれの背景にあるストーリーにこそ深い意味があることでしょう。
ゲームでは予想もしないハプニングが発生して困難な状況に追い込まれることもあるかもしれません。理想とする地域づくりを行いながらハプニングにも対応できるレジリエンスの高いまちへ。襲ってくる困難もチームメンバーで力をあわせて乗り越えながら理想のまちをつくってみましょう。
■チームメンバーの紹介
池島祥文
横浜国立大学 大学院 国際社会科学研究院 / 准教授・博士(経済学)
専門:地域経済学, 農業経済学, GISによる空間解析
https://er-web.ynu.ac.jp/html/IKEJIMA_Yoshifumi/ja.html
伊集守直
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院/ 教授・修士(経済学)
専門:財政学, 地方財政論
https://er-web.ynu.ac.jp/html/IJU_Morinao/ja.html
志村真紀
横浜国立大学 地域連携推進機構 地域実践教育研究センター / 准教授・博士(デザイン学)
専門:建築意匠 , 地域・ 都市デザイン, まちづくり, デザイン学
https://er-web.ynu.ac.jp/html/SHIMURA_Maki/ja.html
浅野拓也
一般社団法人南三陸研修センター 企画研修チームリーダー
南三陸をフィールドにした企画研修のコーディネートを行う傍ら, フリーランスでライター,エディター, ビデオグラファーとして活動している
最新の活動報告
もっと見る先行販売でのご購入誠にありがとうございました!&サイトOPENのお知らせ
2022/04/06 10:44改めて、GoodMorningでの先行販売にてご購入いただいたみなさん、誠にありがとうございます。無事に印刷物等は納品をされておりまして、現在、商品を製作を進めております。4月中頃にはみなさまのもとにお届けできるかと思います。それまでしばしお待ちください。また、4月5日に公式サイトもオープンしました!こちらで通常受注も承っていきますので、先行販売で購入し損なった!という方や、ご友人などにも紹介いただけますと幸いです。みんなのまちづくりゲーム in cities 公式サイトは こちら発送手配が整いましたら改めてみなさまにご連絡させていただきます。引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。 もっと見る
お得な先行販売は本日24時まで!
2022/03/31 18:37これまでたくさんの購入をいただきありがとうございます!お得な先行販売は本日24時までとなっています。気になっている方はお得な今のうちにぜひ検討ください!!最後まで応援いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
「みんまち in cities 」の活用方法について
2022/03/30 19:06たくさんの先行販売での支援、本当にありがとうございます。目標としていた個数・金額を超えておりますが、一人でも多くのみなさまに知っていただきたく、最後まで広報を続けていきたいと思います。ぜひ皆様にも情報拡散など協力いただければと思います!さて、今回はゲームの活用方法について、ここで記していきたいと思います。これからゲームをしようとするみなさんにまずは予めご了承いただきたい点があります。それは、「このゲームは人生ゲームよりも難しい」という点です。具体的にはある地域の中で、SDGsを意識したアクションを実行し、議会においては政策をみんなで決め、税金も徴収する。こうした人・モノ・カネの流れ方を理解していくことが必要です。そして各アクションに伴うルールや条件も理解することが必要です。そのため、はじめのうちはルールを理解するだけでも難しいかもしれませんが、ゲームを3回4回としているとルールにも慣れるので、自分達が望むまちづくりに向けて戦略的にゲームを進めることができるようになります。またゲームを始める前には、地域経済と地域行財政について書かれている付属のブックレットを一読することで、専門的知識を得ることができます。このブックレットの内容は、共同開発している横浜国立大学の1年生が多く履修している内容をまとめたものになっています。その内容を理解した上で本ゲームをすることで、知識を実践的に活用するための練習ができます。ゲームにおいては、政策カード、アクションカード、ハプニングカードが用意されており、さらにゲーム参加者が自分自身で考えたオリジナルのカード案を盛り込めるように、白紙のカードも含まれています。そのカード上に直接書き込むことを通じて、想定する地域を対象としたまちづくりを構想できると良いです。最後にゲームを通じて一番大事なステップとなるのは、ゲームの終わりにて「感想戦」を実施することです。感想戦というのは囲碁や将棋のゲームの後で実施されているもので、今回のゲーム内容をチームメンバーと振り返りながら感想や別の方法論を述べあうことがお互いの成長を促すためには必須のステップとなってきます。横浜国立大学では、当ゲームが販売する前の3年間にわたり当ゲームを試用しており、毎回のゲーム後に感想あるいは感想戦の内容を提出してもらってきました。はじめのうちは思いがけない方向性にまちが進んでしまうかもしれませんが、ゲームに慣れてくると、どんなハプニングにも耐えられる理想的なまちづくりが出来るようになります。大学における授業・研究室・ゼミにおいてゲームをするのもいいでしょうし、友達と遊びながら学ぶのもいいですね。行政や企業における、新入社員研修の一貫として、まちづくりゲームを活用することも推奨します。高校生以下の学生であれば、難しい専門知識や用語を調べながらゲームをするのがよいですが、ゲーム全体の流れを掴み、楽しんでまちづくりをするだけで、多くのことが学べると思います。ぜひ多くの方に体験いただき、今後のまちづくりについて考えるきっかけになっていただければ幸いです。 もっと見る
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