【応援メッセージが届きました】 Vol.3このたびクラウドファンディングを始められたと言うことで、四万十町ファンのひとりとして応援メッセージを送らせていただきます。■美味しい作物の宝庫「四万十町」「四万十川の青ノリだよ、ダンナ。風味がぜんぜん違うんだよ。」10数年前、深夜食堂というドラマで、ソース焼きそばに青ノリを振りかけるシーンを見た日から、四万十はあこがれでした。今ではご縁もあり毎月お邪魔させていただいています。やはり魅力は、山も川も海もある、寒暖差が激しい、この「美味しい作物の宝庫」と呼べる環境だと思います。 ■過疎化で衰退する四万十町の農業米、肉、くだものなどの育つ環境は十分です。日本最後の清流と呼ばれる「四万十川」もある。しかし訪問当時は、ネットが繋がらない、交通の便が悪い、と、過疎化・高齢化と、農業衰退の一途でした。あれから10年経ち、町や生産者さん方によるご努力のおかげで、こうした環境も改善されつつあります。なにより、若い方々が「豊かな自然を残したい!」「衰退する農業を活性化させたい!」と難しい課題にひとつひとつチャレンジされていることが貴重な原動力だと思います。■あと一歩で活性化できるその取組のひとつが、今回の「栗の植樹プロジェクト」です。栗はここ数年、ネットで人気のスイーツです。特に、四万十町の地栗は、前述のとおりの寒暖差もあり「特別に大きく甘い」です。私はネット通販のプロとして、四万十町の活性事業のお手伝いをしていますが、当然、品質の高い四万十の栗スイーツは、ネットで販売してもすぐに売り切れる人気です。ただ、それが早すぎる。本当なら、もっと売れるはずなのに、売り切れるのが早すぎるのです。原因はたったひとつ「過疎化で栗の生産量が少なくなった」こと。せっかくの成長のチャンスに限界がきているのです。■「最初の5年」が栗の木には大切私のような都会の人間には分からなかったのですが、植樹(しょくじゅ)といっても、山にポンポンと木の苗を植えておけば良い、というワケでは無さそうです。1日1日、少しずつ土を耕して土地改良し、苗木を植えたら草刈り・追肥を繰り返す。途中、天災とも闘いながら、やっと「栗の実がなる」。ここまでに5年かかるそうです。イノシシや鹿などの害獣に食べられないための柵など、こうした資材や働き手まで含めると5年の費用は約750万円。今回はその初期費用の300万円が調達のミッションと伺いました。■2027年、5年後のスイーツのために1日1日、コツコツと毎日手間をかけていただき、美味しい栗の実がなり、そしてスイーツとなって初めて商品が売れる。そして地域にお金も入ってくる、その未来に期待して若者も集まる。活性化の道のりは長く大変なご苦労だと思いますが、四万十町ファンの1人として「栗の植樹プロジェクト」心より応援させていただきたいと思います。また少しでも多くの皆様にご協力をいただけますと幸いです。 日本イーコマース学会 専務理事 株式会社ISSUN 代表取締役 宮松 利博宮松 利博(みやまつ としひろ)一般社団法人 日本イーコマース学会専務理事 株式会社 ISSUN 代表取締役 元ライザップ取締役。小さな学校前のパン屋さんから独自に開発した商品で楽天12部門で全1位受賞後、3年で年商20億円企業に成長し上場(現ライザップ)。保有株を売却し「小よく”巨”を制す」を掲げ、株式会社ISSUN(イッスン)を設立。WEBコンサルタントで業界No.1クライアント多数。社名イッスンの由来は、体尺寸の「一寸(ワンインチ)」。デジタル世界でもヒトの温もりを大切にする、小さな組織でも大きな成果を創り上げるワンインチパンチ(寸拳)から。代表は武道家で寸拳使い。
こんにちは、株式会社四万十ドラマ代表取締役 畦地履正(あぜち りしょう)です。このプロジェクトで取組む四万十の栗について、私が若かりし頃に初めて栗の仕事に関わった当時を振り返りながら、この挑戦への想いをお話させてください。これぞ日本の原風景春の「四万十川」■あの頃の四万十の栗はすごかった遡ること今から34年前、あれは私が23歳の時、地元の十川農協(現JA高知県十和支所)に就職した、昭和62年10月1日の出来事です。地元を離れて進学・就職していたのですが、Uターンで再就職したJAでの初めて仕事が、なんと『栗の選別仕事』だったのです。初出勤するや否や、「畦地君さっそくやけど、栗の作業手伝ってや!」と言われて、何もわからず上司についていくと、そこには栗をいっぱい持ってきている生産者がたくさん!!大きくてあまい四万十の栗今では考えられないのですが、その数量が半端なかったのを鮮明に思いだせます。そう、この時はちょうど“栗の最盛期”真っ只中だったのです。まず生産者は、栗を大きさ別に分けて重さを計ってJAに納品。それをスタッフが品質チェックの選果機に入れて、虫食いや病気があれば除去します。大きさの選別と虫食いや病気がないかの品質チェックそして更にその機械で大きさ別にもう一度選別し、規格別の10kg箱にいれて出荷。箱入れ出荷が終わると、今度は30kg入りの通称「どんころす」という袋に入れるのですが、これが重たいのなんの!当時はまだ私も若かったので何とか体力が持ったけど、今では到底無理でしょう(笑)ものすごい数量と重さにも関わらず、40歳を超えた先輩達は軽々と30kgのどんころすを持ち運ぶのが眩しかった記憶があります。当時の1日平均出荷は、何と5t以上!シーズン中のピークで一番多い日には、その倍の10tを超える日もありました。とにかく、朝から晩まで栗・栗・栗で、選果して選別して担いで出荷の繰り返し。1ヶ月間の出荷で、十和地区だけで150t以上、四万十川流域で合計500t以上が出荷されていました。(毎日クタクタになったあの頃が、今ではとても懐かしい。)■そして、30年後のいま。あれから30年以上の歳月が過ぎた現在、500tあった栗も30t前後に激減し、生産者の高齢化や後継者がいない状況となりました。生産者の平均年齢も、気が付けばもう70歳以上。傾斜のきつい山の栗畑の管理は、高齢ではなかなかの重労働で、栗が拾えなくなってきたという声が徐々に多くなりました。傾斜地の栗園と高齢のベテラン農家この現実は、もう避けては通れない。四万十の栗の認知度も上がり、全国的に知られるようになってきたが、さらにここから5年後・10年後を考えると...いまはまだ現役の70歳の方も、10年経てば80歳。いつまでも元気ではいてほしいが、10年後に栗園の下草刈りや栗拾い、そして剪定をできるのか?しまんと地栗のピンチは、もう目の前まで来ているのです。頑張っている生産者は引き続きして応援していきますが、それだけでは限界が見えてきました。■目指すは地域農業の課題解決また、栗だけに限らず同じように他の田畑の管理もできなくなっており、耕作放棄地や遊休農地が地域で目立つようになったのです。「もう年取って。田んぼも畑をよう世話できんなったけん使ってや。」「息子らぁも多分帰ってこんし、ほっちょいてもいかん。うちの畑でなんか作ってくれんかえ。」もはや、こんな話が日常茶飯事です。今回のプロジェクトで実際に栗管理を担う、㈱しまんと流域野菜が事業を開始した3年前には、まず1haくらい畑を借りて栽培を始めたところ、あれよあれよと面積が増え、いまでは3ha以上になる圃場を借りて管理させてもらっています。借りた土地で農作業する研修生の佐藤君このような地域の課題解決をすることも含めて、しまんと流域農業プロジェクトがスタートしたのです。まずは、栗の木を植えることからスタート。生産者と共に、10年間で10haに栗を新しく植え育てていきます。しかし、すぐには収穫ができないので、植えてから最初の5年間は栽培管理に費用がかかるばかりで、現金化ができません。でも、地域のために今やるしかないのです。ぜひ、栗の木のオーナーになっていただき、四万十を応援してください。よろしくお願いいたします。
雪まじりのしぐれ(みぞれ)が降った2月のある日、念願の栗の苗木が四万十に届きました。でもまだ植えるには気温が低く、3月の適期までもう少し待たないといけません。そこで、実際に植え付ける園地とは別に、活動拠点にほど近い畑を借りて土の中で保管する「仮植=ふせこみ」を行いました。植えるのは2種類の栗ご存知でしたか?栗は1種類ではうまく受粉できない性質があるため、2~3種類を混合して植えなければいけません。今回は、四万十でも主に育てられている、実付が良い「筑波」と大きい粒の「銀寄」の2種類を選定しました。この段ボール1箱に100本の栗の木ひとまず「ふせこみ」地元のJAさん経由で取り寄せた苗木は、どちらも1年生なのに全長が170㎝ほどの立派なサイズ。それをフカフカの苗床に1本ずつ「ふせこみ」しておきます。苗木を大切に畑に並べる研修生と、撮影に来た四万十ドラマスタッフ。これからの気温とお天気をみながら、3月には園地に植える予定です。今回の「しまんと地栗植樹プロジェクト」での、栗の木オーナーでは「筑波」か「銀寄」かの品種はお選び頂けませんが、1本1本大切に育てて参ります。ひょろりと伸びる細い苗木を折らないよう慎重に作業しまんと地栗オーナー募集の今回のプロジェクトでは、引き続きご支援いただける方を3月25日まで募集しております。四万十の大切な地域産業のひとつ「栗」の新たな取組へ、応援宜しくお願い致します。
【応援メッセージが届きました】Vol.2社会起業家・まちづくり専門家として第一線を走る、この方からも応援メッセージが届きました。かれこれ四万十ドラマとのお付き合いは10年以上になります。今でこそ地域商社などの話が全国各地で取り上げられるようになっていますが、その元祖といってもいい四万十ドラマ。その魅力的な四万十川を基礎としたストーリー、シンプルにおいしい商品群、そして経営難を乗り越えるチームの胆力を含めて、全国有数の地域活性化の取り組みであることは変わりません。もともと四万十栗の生産量自体には限りがあり、四万十ドラマが成長するに従って、付加価値の高い商品をどんどん送り出し、全国区になればなるほどにその供給量の問題を抱えてきていました。地域活性化の基本として営業を先にする、しかも安売りはしないのが第一ステップです。補助金依存ではなく民業として取り組むならばなおさらそれが大切。そのうえで営業が回り始めたあとは、適切に供給を拡大しながら地域の生産力を拡大する必要があります。欧州をみればワイン、チーズを代表とする農業加工品の営業を世界的に展開し、その供給元となる地域は500年単位で繁栄しています。これは工業都市では不可能な持続可能なロングスパンでの繁栄です。今回の新たな挑戦が四万十ドラマ、なにより四万十エリア全体の持続可能な発展の第二段階につながると考えると共に、非工業地域の発展が日本の今後の可能性であることを示してくれるものと思います。この挑戦を心から応援すると共に、今後も四万十ドラマの挑戦に微々たるところではありますが、私も関わり続けたいと思います。一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事 木下 斉木下 斉(きのした ひとし)1982年生まれ。高校在学時からまちづくり事業に取り組み、00年に全国商店街による共同出資会社を設立、同年「IT革命」で新語流行語大賞を受賞。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。08年に設立した熊本城東マネジメント株式会社をはじめ全国各地のまちづくり会社役員を兼務し、09年には全国各地の事業型まちづくり組織の連携と政策提言を行うために一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立。15年から都市経営プロフェッショナルスクールを東北芸術工科大学、公民連携事業機構等と開設。2020年からは運営母体としてプロフェッショナルスクール株式会社を設立、既に400名を超える卒業生を輩出している。20年には北海道の新時代に向けた「えぞ財団」を仲間と共に発足。内閣府地域活性化伝道師等の政府アドバイザーも務める。著書『まちづくり幻想』『稼ぐまちが地方を変える』『凡人のための地域再生入門』『地方創生大全』等多数。
皆さん、こんにちは。2月16日からスタートした、栗の木のオーナー募集「しまんと地栗植樹プロジェクト」に早くもたくさんの応援を頂きありがとうございます。本文にも書かせて頂いた通り、このプロジェクトは四万十の一次産業を後世に繋ぐ仕組みづくりを目指す「しまんと流域農業organicプロジェクト」の第一歩です。四万十川を臨む現役の栗園まずは地域のブランド栗「しまんと地栗」を新たに植えて、オーガニック栽培に挑戦するにあたり、初年度である今年の3月に200本の栗を植えます。その園地の準備が少しずつ進んでおりますので、今回簡単に進捗をご報告します。耕作放棄地や遊休農地の活用今回のもう一つの目的は、耕作放棄地や遊休農地を活用し、田畑を再生させるということです。素人なら転げ落ちてしまうかもしれない傾斜のキツイ山の中の栗園から、管理しやすい麓の平地の栗園へと新たに広げていきます。今年1月、まずは草が生え放題の荒れた畑の草刈りと耕運を行いました。耕作放棄地のビフォーアフターまず大切なのは「土づくり」次に行ったのが、オーガニック農業には特に大切な「土づくり」。農薬や化学肥料を使用しないため、土づくりには鶏ふんを使います。運搬機で鶏ふん袋を園地全体におろしていき、そこから手作業で畑にまいていきました。運搬機で鶏ふんを園地に運ぶそして仕上げにトラクターでまんべんなく耕し、畑全体になじませます。「しまんと流域農業organicプロジェクト」で農業部門を担う(株)しまんと流域野菜の研修生も初めての栗栽培に力が入ります。新潟県からIターンで研修に励む捧(ささげ)くんここまでが、まだクラウドファンディング立ち上げ前だった1月の現場の様子です。このあと2月中には栗の苗が届いて、念願の植え付けは3月を予定しています。しまんと地栗オーナー募集の今回のプロジェクトでは、ご支援いただける方を3月25日まで募集しております。どうぞ宜しくお願い致します。





