この灯篭は、以前の職場にほど近い、丸の内にあったホテルさんのお庭から譲っていただいたものです。
町内会や神社のお祭りなど、ホテルのオーナーさんとは2代にわたってお世話になっている方
茶室を作ると聞いてお声がけ下さったご縁も嬉しく、ホテルの解体工事の際に伺い、庭師の先生に預けて約1年
小さな石達も一緒に1年徳島でお休みした後、お引越しして来ました。
奇しくもこの同じ方から設計の岩崎先生をご紹介いただき、今の建設に至っています。
いざ色んなことをやるぞ!と思うと、自分の知らないこと、分からないことだらけなのに良く気づきます。
しかしながら、こうしてご縁を繋いでいただき、プロに相談すると自分も学びになり、新しい世界が開けてきます。
元々、いただいた灯篭より今回 基部が切ってありました。
地震などがあった際にも倒壊しないようにとの配慮(ちゃんと接着されています)と、元々土台の柱部分にはマリア像などが掘ってあり隠れキリシタンがその像にお参りする時に見つかることがないように、半分は埋めるのだそうです。
以前よく見ていた灯篭は、この柱部分より下までしっかり見えるキリシタン灯篭だった為、背の低くなった灯篭に最初は違和感を持ちましたが、意味を伺って埋まっているように見せて下さったことに納得しました。
この方が蹲(つくばい)の高さとも合います。
よくよく考えて作って下さり、教えて下さり、感謝しております。