みなさま こんばんは
市居愛です。
今日は、
第2回目:児童養護施設でくらす子どもたちって?
についてHUG for ALLさんからいただいた情報をシェアさせていただきます。
児童養護施設でくらす子どもたちのほとんどが、もともとは家庭で生活していました。さまざまな事情で、家庭から一時保護され、その後家庭に戻ることなく施設に入所したのが、施設でくらしている子どもたちです。
入所理由で多いのは、虐待・父母の精神疾患・経済的困難で、特に「虐待」は45%以上を占めています。(令和2年1月公表の厚労省調査より)
児童養護施設でくらす子どものうち、37%が心身に障害を持っています。また、66%が虐待を受けた経験があり、子どもたちの心の傷のケアは、施設が果たす非常に重要な役割です。
幼少期に適切な養育を受けていない子どもの中には、愛着形成や語彙の発達に課題を抱える子どもや、生活習慣が著しく乱れている子どももいます。
施設での毎日の生活の中で、規則正しく生活し、他者に対する「基本的信頼」を獲得し、大人との対話を通して豊かな語彙を育んでいくことが、子どもたちにとって、とても大切なことなのです。
また、高校の無償化や奨学金の拡充などにより、子どもたちの進路は多様化しています。国公立や有名私大への進学を望む子もいれば、就労を望む子も、フリーターとして夢を追いかけるという選択を望む子どももいます。
進路には「正解」がない時代。選択肢が増える中で、一人ひとりの希望にどう寄り添い、どう支えていくかということは、これからの重要テーマだと、私たちは考えています。
「他者に対する基本的信頼」
大人になって、社会に出ても大事なことですね。
施設で生活を送る子どもたちにとってHUG for ALLさん・ボランティアの方々との継続的なつながりが
「他者に対する基本的信頼」を育む機会の一つ。
そんな大人との関わりが途絶えないよう、私たちにできることをできる範囲で
サポートしていければと切に願っています。
ぜひ、身近な方にもこちらの投稿をシェアしていただけると嬉しいです。
明日は
第3回目:児童養護施設ってどんなところ?
をお届けいたします。
市居愛