2022/03/24 15:00
材料のクヌギの木は、自らの手で里山に苗木を植えて育てています。クヌギやナラを使い、高品質なお茶炭を焼いています。
株式会社ノトハハソのお茶炭は、締まりがあり、樹皮が薄く密着していて、炭の切り口が新円に近く菊の花のように細かく均一に割れていて、適度にネラシが効いています。適度にネラシが効いていることで、切りやすく火付きが良い炭となっています。
※ネラシとは:焼き締めること。ネラシをかけすぎると、炭のガス分が少なくなり火持ちは良いが火付きが悪くなる。そして、固くなるので切断しにくくなる。お茶炭はほのかなガス分が残った炭が望ましい。

食事やお茶のお点前を行う「茶事」では、最初に食事をしている1時間ほどのあいだに、茶室で鉄瓶を使ってお湯をお茶に適した温度まで沸かします。1時間程で適温まで沸かすことができる適度にネラシが効いた炭が求められます(木炭精錬計で8程度)。株式会社ノトハハソの炭では、その適度なネラシを実現する焼き方をしております。