これから石垣島にお越しになる方、車を運転する予定の方にはぜひ読んでいただきたいです。WWFスタッフブログ カンムリワシに迫る危機!道路上の強者とはまた、クラウドファンディングについてもご紹介いただきました。ありがとうございます。「なお現在、交通事故に遭ったカンムリワシの保護を行っている石垣島の観光施設「石垣やいま村」では、事故で怪我を負ったカンムリワシたちの「リハビリ・ケージの建設」のためのクラウドファンディングを行なっています。5月31日までの募集です。皆さまのご支援、よろしくお願い致します。」
GWで多くの方が石垣島、八重山にお越しくださるようです。すでに夏日の石垣島、天気さえよければ最高の景色が楽しめます。でもその美しい風景の中には、たくさんの生き物が暮らしていることを知ってください。そして、市街地以外は信号もなく、交通量も少ない道路はついつい自動車の速度が上がりがち。島の道路は生き物たちの住処の中を通っていますので、生き物が道路にでてくることも多いのです。沿道の草むらにいる昆虫を探す鳥がいたり、その鳥が道路側に飛び立ったり・・・。朝夕はアカショウビンが道路を水平に横切ってとんでいったり、夜はフクロウ類が飛んできたり、街灯に集まる虫を狙って降りていたり。カエルやヘビも夜間に道路にでてきます。(ヘビの全てが毒のあるハブではありません。)そうした生き物を避けれるように、注意してゆっくり運転してください。石垣島の制限速度は40km/h、一部50km/hです。広い島ではありませんので、急がなくても半日もあれば島を一周できます。せっかくの石垣島です。ぜひゆっくり景色を楽しんで、生き物も探してみてください。
地元の新聞「八重山毎日新聞」に一面記事として取り上げていただきました。「カンムリワシは国の特別天然記念物に指定されている。市民はもちろん国の宝として多くの人に現状を知ってもらい支援してほしい」カンムリワシのリハビリ担当者のコメントです。地域ののみならず、県内外の方々にカンムリワシのことを知って頂き、「守りたい」と思っていただくことで彼らの交通事故被害も減らせるのではと思います。https://www.y-mainichi.co.jp/news/38413
カンムリワシのリハビリケージ建設予定地です。現在使用している小ケージに隣接する林となっています。木々に囲まれ、とても環境の良い場所で、人通りからも遮られる場所です。この場所に縦16m×横4m、高さ3mのリハビリケージを増設したいと思っています。完成すれば、必要に応じて内部を仕切ることで、最大2羽同時に受け入れ可能となります。工事業者からの見積は、土地の整地、基礎工事含めて350万円となっています。離島ゆえ、物資にも輸送費がかかり、材料費だけでも高額になっています。そして昨今の情勢から、物資の更なる値上がりも心配されており、なるべく早く資材を確保して建設を開始したいと思っています。引き続き応援よろしくお願いいたします。
クラウドファンディングへのご支援、ご協力ありがとうございます。現在石垣やいま村には終生飼養のよんなーくん、事故で翼を骨折したカンムリワシが2羽リハビリしており、合計3羽を飼育中です。動物病院にはもう一羽が入院治療中です。野生復帰を目指す個体は人慣れを防ぐため、非公開としています。ケージ内に目隠し等を施していますが、もし見えたとしてもそっとしておいて下さい。現在6m×6m×3mのリハビリケージでは11月に救護されたカンムリワシ成鳥がリハビリ中。飛び方もよくなってきたので、もう少ししたら放鳥できそうです。2m×2.5mの小ケージでは12月に救護された幼鳥がリハビリ中。https://youtu.be/jsvKvyP2ROM野生復帰不可能の予想を覆すほどのよい動きができるようになってきました。このケージでは手狭になりつつあるので、広いケージに移したいところですが・・・。引っ越しは「成鳥の放鳥待ち」です。