染めはじめました。
藍の華はそっとすくってよけておきます。
そっと籠を沈めて、蒅が布についてムラになるのを防ぎます。
そーっと布を沈め、泡だてないように、
そっと布の隅々まで藍液がゆき渡るように手繰っていく。
そっと引き上げ、なるべく液面近くで絞る。
すべて、そっと、そーっと。
空気中でしっかり酸化させ、
また沈める。
の繰り返し。
藍液の匂いと感触を感じ、
鳥の声を聞きながら
黙々と染める、瞑想タイム。
染め上がったものは、一晩水に浸けて灰汁を抜きます。
はじめての藍、日が経つにつれ色の出かたは変わってくるけど、
1回染め、2回染めと、10回まで色見本的に染めてみました。
並べるときれい。
一番初めに染めるもの、何にしよう…
幕開けに相応しいものはなんだろう…
クラファン支援者の方々あってのことなので、
やはりリターン品が先決か…
とずっと考えていたのですが、
結局、最初に染めたのは、
いま、一番元気になってほしい人に着てもらいたいものにしました。
藍の服は、着る薬。
少しでも快適に、少しでも体調を底上げできたら。
建ってすぐの藍は、粒子が大きく、よく染まるけれど、
比較的色が落ちやすい性質があるそうなので、
リターン品の染めは、色が少し落ち着いた頃から入ろうと思います。
もうしばらくお待ちくださいませ!
※ 手ぬぐいをお選びいただいている方で、まだお色のご希望聞いていないかた、
ご連絡お待ちしております!