いつも活動報告を読んで頂き、有難うございます。
今年の夏でTK工業は、開業して8年目に入ります。
何も無い空の倉庫から始め、夏で8年目。独立当初は、正直『お金を稼ぎたい』その一心でした。必死になっても残らないお金。やってくる月末の支払い。仕事のしんどさより、気持ちのしんどさに追われた最初の3年。
師匠と出会い『溶接の面白さ・奥深さ』を知れた4年目から6年目。
そして若い子を預かる様になった7年目。
今振り返れば、数年ごとに意識が変わるターニングポイントがありました。
1人でこなしている時。天気が良ければ遊びに行きたい。仕事が詰まってくるとしんどい。そう思ってこなしていた時もありました。
今年から若い子を預かり、2人で仕事をする。
これは、私にとって初めての経験です。今迄、その時思った事を言葉にしていましたが、家内以外の誰かが私の言葉を耳にする。それは、その子にとってどんな影響を与えるのか。それに気づき発言する時、考える様になりました。
友達に『お前は見られる立場になった。お前が変われるきっかけや』と言われた言葉。
これからの季節、仕事はキツくなります。しかしそれを『しんどいと言うのではなく、楽しもうと』口にしようと思える様になりました。
独立していなければ...
この年齢になって、自分の意識が変わる事はなかったと思います。
そして、このプロジェクトをしていなければ...
改めて文章にして今までの自分を振り返ることも、無いまま過ごしていたと思います。
文章にして、皆さんに発信させてもらう。
そうすることで、また私の意識も変わり、皆さんに製造業の事を知っていただけた。
今回、クラウドファンディングに挑戦させてもらっており、本当に良かったと思います。
そして、沢山の方々に応援して頂き、本当に有難うございました。
応援してくださった皆様のお気持ちに応えれるよう、私自身、品物と自分と向き合い『溶接屋として職人として』プライドを持ってやっていきます。
プロジェクト終了の時まで見届けて頂ければと思います。
TK工業 溝内 健三