こんにちは!ビーラインドプロジェクトの三浦です!
2022年8月20日に、中途視覚障害者の方々で構成されたコミュニティwaccaさんとボードゲーム「グラマ」の体験会を行いました。
実は今回は、先日投稿した九州での体験会との2拠点同時開催となっておりました。同時期に多くの方にグラマを体験して頂けたことを大変嬉しく思っています。
体験会には、13名の視覚障害者の方と8名のガイドさんの合計21人の
方が参加して頂き、私たちのプロジェクトからは2名のメンバーでお伺いをさせて頂きました。
体験会は、全体に対してルール説明をした後に、前半・後半でグラマの体験会をおこない、最後には全員でゲームを行っていくという流れで進めました。
体験会の中で、印象に残った場面をいくつか紹介いたします。
ボードゲーム「グラマ」では、自分の持っている巾着袋の重さを、『感情の度合い』で表す場面があります。 例えば、「緊張感の度合い」というテーマがあった時、ゲームのプレイヤーは自分のきんちゃく袋の重さを、緊張感の度合いを表すエピソードを話すことで表現します。「友達の結婚式でスピーチをするとき」のようなとても緊張する場面を話したときには重い巾着袋の重さを、「知り合いの知り合いに自己紹介をするとき」のようなあまり緊張しないようなエピソードを話したときには軽い巾着袋の重さを表すというようなイメージです。
まず、「嬉しさの度合い」でゲームを行った時の話です。 このお題では、重い巾着袋を持っていた時はとても嬉しいエピソードを、軽い巾着袋を持っていた時は少しだけ嬉しかったエピソードを話します。
私がいたグループでは、視覚障害をお持ちの方が数名いらっしゃいました。 その中の1人の方が、「電車を降りた時に、ちょうどエレベーターの前で降車できたときの嬉しさ」という表現をされていました。 確かに階段を下ったり出口を探したりせずにエレベーターに乗ることができることが嬉しいというのは、晴眼者の私にとってははっとする表現でありました。
次に、「アニメや物語におけるキャラクターの重要性」というお題でゲームを行った時の話です。 このお題では、例えば「さるかに合戦に登場するかに」のように物語の中で重要な役割を果たすキャラクターで重い巾着袋の重さを、重要でないキャラクターを言った時には軽い巾着袋の重さを表します。
私がいたグループでは、グループの皆さんの共通の話題であった『天才バカボン』に出てくるキャラクターの重要性でゲームを行っていました。私は『天才バカボン』について少しも知識がなかったため、皆さんが表しているキャラクターが重要かどうかわからなかったのですが笑、とても盛り上がって楽しい時間となっていました。
今回の体験会は、メンバーが二手に分かれて体験会を行ったこともあり、うまく体験会を進行して参加される皆さんに楽しんで頂けるか不安に思っていました。 しかし、皆さんの優しさに触れ、私自身もとても楽しむことができた充実した会になりました!!
今回の会にご協力いただいたwaccaの皆様、ありがとうございました!
先日ご連絡したように現在リターンの発送を行っているところでありますが、ゲームの体験会も随時開催しております!
これからもよろしくお願い致します!
お問合せはこちらから。 blinedproject@gmail.com