■目標達成!ご支援誠にありがとうございます!
おはようございます。アンサンブル・フリーJAPAN運営です。
昨晩、皆様のお陰で無事クラウドファンディングの目標金額である250万を達成しました!多大なるご支援を賜りまして、ありがとうございます!運営一同、非常に感謝しております。
クラウドファンディングは目標達成後も、引き続きご支援いただくことが可能です。250万を越えた分につきましても、次回の演奏会の費用として大切に使用させていただきます。
またリターンはいずれも必要個数のみをご用意しますため、欲しいリターンがございましたら是非、残り3日間のうちにご購入ください。
■浅野よりメッセージ
長引くコロナ禍の中で、音楽は「不要不急」のものだというレッテルを貼られました。
確かに緊急事態において、音楽は即効性のある効果を発揮することはできないかもしれません。しかし、そうした状況の中でも、私の知っているプロフェッショナルな作曲家や演奏家は、音楽をし続けようとしたのです。
作曲家は、演奏会が開かれず、自分の書いたものが音になるかどうかも分からない状況でも作品を書き続けました。演奏家は、リモート演奏を投稿したり、数々の実験を行って何とか安全にオーケストラの演奏会を開催できるよう工夫を重ねました。
そんな彼らに、私はどれだけ助けられたか分かりません。そして、誰かが人生をかけて取り組んでいるものに対して、他の誰かが「不要不急」などと呼んでいいわけがないのだと気づかされたのです。同時に「できるなら、少しでもこの人たちと一緒に何か仕事がしたい」と強く思いました。 これが、今回のクラウドファンディングを思い立った発端です。
「それでは、音楽は一体、何のために存在するのか」
私は数々の演奏会が中止となり、練習も本番もできない期間に考え続けました。そして私なりの一つの結論に至りました。それは「連帯」です。
残念ながら、人間は簡単には連帯できない生き物です。この21世紀になっても戦争は無くならず、差別ははびこり、犯罪も減りません。人間は簡単には理解し合えないのです。
人間には自分を表現しきる手段が足りていません。だから「新しい感覚」「新しい表現手段」を開発することが必要なのです。それは音楽に限らず、全ての芸術はこのためにあるのだと私は思います。
このアイディアへと導いてくれたのは「アンサンブル・フリー」として一緒に音楽を作ってくれる多くの団員たちです。生まれも育ちも年齢も職業も何もかも違う多様な人間も、「音楽」の下に一つになることができるのです。関西からたった一人で東京にやって来て、オーケストラという100人規模の集団を作ることができたのも、音楽があったからです。
そして今、「現代音楽」というとても取っつきにくい旗印を掲げたにもかかわらず、190人以上もの方から250万円を超えるご支援を賜りました。お名前さえ存じ上げない方からのご支援も沢山ありました。このような奇跡的な「連帯」を私は自分の一生で経験したことはありません。
クラウドファンディング期間は本日で残り3日となります。「新しい感覚」「新しい表現手段」の開発のため、皆さまからいただいたお金は、全て「音楽の未来」のために使いたいと思います。