はじめに
「THEATER ENYA/シアター・エンヤ」 は2019年10月に、佐賀県唐津市(人口約12万人)に22年ぶりに復活した映画館です。総合芸術の側面をもちながら、老若男女が楽しめるエンターテインメントである映画の可能性を強く信じ、「映画で唐津のまちと人のハートを元気にする」をモットーに、日々活動しています。そんな地方の小さな映画館から、クリエイターの皆さんの大きな夢を応援する映画祭「演屋祭」を開催します。
ご挨拶
はじめまして!シアター・エンヤ館長の甲斐田晴子と申します。
映画館シアター・エンヤは、「一般社団法人Karatsu Film Project」が運営する映画館です。一般社団法人KaratsuFilmProjectの前身は、「唐津シネマの会」という市民団体で、2012年から活動をスタートさせ、映画館のない町に映画を届けようと定期的な自主上映会を地道に開催してきました。機関紙「IMAKARA」を発刊し、これまでに是枝裕和監督、西川美和監督、石井裕也監督、大森立嗣監督らにインタビューを行い唐津の皆さんへ映画の面白さ、可能性を伝えてきました。
そうした活動がきっかけとなり、2017年には唐津映画製作推進委員会を立上げ大林宣彦監督とともに『花筐/HANAGATAMI』をオール唐津ロケで製作、2019年10月には、商店街の再開発事業の一環として建設された「KARAE」の中に、唐津に22年ぶりに映画館シアター・エンヤを復活させることができました。
地道に映画の活動をしてきた背景には、総合芸術の側面をもちながら、老若男女が楽しめるエンターテインメントである映画の可能性を強く信じているからです。
映画館は、少子高齢化の進む地方において、文化や価値のダイバーシティーを届け、若者の文化教育の機会を創出し、高齢者の生きがいともなる場になる、地域の大切な文化のインフラストラクチャーだと信じています。
このプロジェクトで実現したいこと
そんなシアター・エンヤが、次に挑戦するのは、映画館発の映画祭を地域で開催し、根づかせること!
私達が企画する映画祭「演屋祭」は、全国からショートフィルムを募集するアワードで、クリエイターの人材育成を応援しながら、唐津の地方創生に取り組みます。
第1回目は、2021年よりコロナ禍の中で、表現や発表の場が激減したクリエイターの皆さんの支援の思いを込めて発表の場をつくろうと、佐賀県Lives Beyondの支援を通して、作品を公募し、発表の場として映画祭「演屋祭」を実現しました。
はじめての映画祭は、小さな公募だったにもかかわらず、多くの作品が集まり、映画祭には全国から入賞者が集まり、地方の映画館が全国のクリエイターの皆さんと繋がり、その取組が全国に発信されました。励ますはずの私達が作品に励まされ、また地域の人々にとっても商業映画では触れることが出来ないような多彩な作品を目にすることは驚きと学びに繋がりました。
映画館は、地域の人達のための文化のインフラストラクチャーですが、映画祭は、全国に向けて映画の可能性を信じるクリエイターの皆さんへ発信でき、またクリエイターだけでなく地域の人々の成長の場となり、地域の活性化に繋がる有意義な機会となると確信しました。そうした体験から、映画祭の取り組みを続け地域に根づかせていこうと考えています。
今後、クリエイターの皆さんにとって、登竜門となる映画祭として認知が広がるように、ゲスト審査員に映画監督やプロデューサーなど映画のプロフェッショナルに参加していただきます。期間中は、ノミネート作品の上映と合わせて、ゲスト審査員の監督作品の特集上映会&ティーチインを行います。また、ノミネート作品のクリエイター同士のつながりや、監督やプロデューサーとの縁をつなぐ場として、映画祭の最後には関係者の交流会を開催します。第2回目はのゲスト審査員には、今泉力哉監督、浅野博貴プロデューサーを迎えています。
【今泉力哉監督Profile】
1981年福島県生まれ。主な作品に『愛がなんだ』(19)、『アイネクライネナハトムジーク』(19)、『his』(20)など。2021年は『あの頃。』『街の上で』、『かそけきサンカヨウ』と3作品を立て続けに公開。また、キングオブコント2021のオープニング映像を手がけるなど、映画以外にも活躍の場を広げている。最新作は城定秀夫監督とのコラボ映画『猫は逃げた』(3月18日公開)
【浅野博貴 Profile】
プロデュース作品として『モルエラニの霧の中』『赤い雪 Red Snow』『64 ロクヨン 前後編』『ホテルアイリス』など、数多くの作品を手掛ける。また、芸能プロダクションおよび映画の配給も行うT-artist(ティー・アーティスト)の代表も務め、所属タレントに菜葉菜や寛一郎など。 「シアター・エンヤ」の前身である「唐津シネマの会」の設立時より、唐津の映画活動を支援。
終わりに
私達は、10年前に、映画館のないまちで映画の灯をともそうと始まった市民活動がきっかけで、22年ぶりに、ここ唐津のまちで映画館が復活させました。そして消えゆく一方の地方の映画館ですが、これまでにない新たなビジネスモデルをつくり、小さな地方都市で奇跡的に映画館の運営を実現しています。
私達の次の目標は、「映画祭のあるまち、唐津」として、「演屋祭」をここ唐津に根づかせ、地元地元の皆さんが映画祭があることを誇りに思い、全国のクリエイターの皆さんが唐津に集う、そのような映画祭を育てていくこと。今回、第2回目の映画祭となりますが、
「唐津のまちには、素敵な映画祭があるんだよ」
将来そんな風に、地元住民の皆さんが 、そして全国の映画人の皆さんが口々に語ってくれるような映画祭に成長していくことを夢見ています。そんな私達の思いをのせた、映画祭「演屋祭」、皆さんぜひ応援して下さい!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
資金の使い道
・応募者への賞金、賞状、トロフィー、交通費支援
・WEBサイト制作、映画祭チラシなどの広報販促費
・映画祭上映会運営費
・招致ゲストへの宿泊費 交通費
・クラウドファウンディング手数料
リターンについて
・お礼のメッセージ
スタッフから感謝の気持ちを込めたお礼のメッセージが届きます。
・映画鑑賞券
シアター・エンヤで映画を鑑賞できるチケットをご提供します。
※ご利用期限:2023年12月31日まで
※特別興行作品など、一部ご利用になれない作品がございます。
・『演屋祭』のホームページにお名前掲載
『演屋祭』のホームページに、感謝の気持ちを込めて、あなたのお名前をクレジットさせて頂きます。
・シアター・エンヤ オリジナルグッズ
オープンから2年半、ようやくオリジナルグッズを作ることができました!
ステッカーと缶バッチ(4種×2色)をご用意しています。
※画像はイメージです
【ステッカー】:円形 60mm
【缶バッジ】:円形 32mm
・やまだないと×シアター・エンヤ 特別描き下ろしデザイングッズ
唐津市出身でご自身も映画好きである漫画家・やまだないとさんとコラボのシアター・エンヤオリジナルグッズです。やまだないとさんのシアター・エンヤ愛あふれる描きおろしイラストで、Tシャツ・トートバッグ・クリアファイルを制作しました。
※画像はイメージです
【クリアファイル】:A4サイズ
【トートバッグ】:横幅36cm・高さ37cm・マチ11cm・持ち手56cm
コットン素材 12オンス 厚めの生地になります。
【Tシャツ】:3色 M / X / XLサイズ コットン100%
6.2オンス 厚めの生地になります。
Black(Color)
Black(Monochrome)
White
【やまだないとProfile】
佐賀県唐津市出身。1990年『週刊ヤングマガジン』にて『キッス』で連載デビュー。代表作に『西荻夫婦』『東京座』『コーデュロイ』、映画化された『フレンチ・ドレッシング』『ラマン』『王様とボク』、映画感想集『ハルヒマヒネマ』など。
・シアター・エンヤ館長甲斐田晴子の出張講演会or研修会開催
内容:タイトル「映画×地方創生の可能性」
想定時間:2時間程度、日程:2022年7月以降
<留意事項>
※館長・甲斐田晴子の詳細プロフィールはこちら
※日帰りで行けない場所については、別途宿泊交通費が必要となります
※日程や規模・内容につきましては、ご相談ください
※講演可能な内容は下記①~④のような内容となります
①定期的な映画の上映会を通して地域活性化を実現する方法
参考:唐津シネマの会
②映画製作を通して地域活性化を実現する方法
参考:オール唐津ロケ大林宣彦監督『花筐/HANAGATAMI』
参考:唐津映画製作推進委員会
参考:『花筐/HANAGATAMI』×唐津エピソードサイト
参考:『花筐/HANAGATAMI』聖地巡礼グルメツアー造成
③映画館を復活させて地域活性化を実現する方法
参考:映画館「THEATER ENYA」
参考:シアター・エンヤサポーターズサイト
④なぜ地方に映画館が必要なのか?その役割と可能性
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング支援者一覧 掲載のご連絡
2022/08/28 16:01こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
第2回演屋祭 2日目 授賞式レポート及び受賞作品講評
2022/05/23 18:43ご支援者の皆様、この度はTHEATER ENYAクラウドファンディングへのご支援、誠にありがとうございます。「第2回演屋祭」の2日目、授賞式レポート、及び受賞作品の講評をご報告いたします。ノミネート作品の上映後の協議において、金銀銅賞に加え「特別賞」を設ける運びとなりました。特別賞:『ラの♯に恋をして』(廣田耕平監督)審査員講評:ノミネート作品の中でも、最も高い技術を感じる作品だった。スクリーンで観ることで、映像の全体的なクオリティーの高さを改めて感じた。コロナ禍の中で、このような作品を撮影することは大変だったと思う。制作への意欲に敬意を表する。キャスティングや背景映像、演出をもう少し工夫することで、作品の訴求力が高まると思う。廣田監督はそれができる人だと思うので、これからも頑張ってほしい。銅賞:『お願いだから、唱えてよ』(佐島由昭監督)プレゼンターは、シアター・エンヤサポーターズ最年長で、シアター・エンヤの前身「唐津シネマの会」活動当初から応援していただいている松金恒雄さんです。挨拶では、映画の素晴らしさ、唐津に映画館が復活したことへの喜びと感謝をお伝えいただきました。今泉力哉監督講評:普段自身が作る映画とは真逆のパターンの作品だったが、素直に面白く観ることができた。見始めた時よりも終盤に面白く感じるのは、この作品を信じ切って演じている役者の演技力と細かい演出にあると感じた。女性の設定にもう少しひねりがあると、オリジナリティが高まり良くなると思う。浅野博貴プロデューサー講評:類似の設定の作品は他の映画祭などで沢山観てきたが、今作は演技力があり楽しめた。少し舞台のような演技であるようにも感じたが、それは好みによるだろう。今泉監督しかり、例えばエンディングのストーリー設定を変えたりなど、少し工夫をすると、作品の面白みやユニークさが出てくる。銀賞:『永峰中村飯塚』(桂木友椰監督)プレゼンターは、シアター・エンヤが入る商業施設「KARAE」を運営するまちづくり会社・ いきいき唐津株式会社 代表の木下修一社長です。挨拶では、これまで多くの方に支援によって映画館やこの映画祭が運営できていることに感謝を述べられ、今回全国から集まった映像作品の素晴らしさや面白さ、映画祭の将来性について高まる期待を話されました。今泉力哉監督講評:個人的には、もっとも感動した作品だった。言葉選びにセンスやオリジナリティを感じる。ストーリーを作る際に、起承転結と分かりやすい展開で山をつくりがちだが、この作品は大きな山をつくらずとも「誰も分からないかもしれないけど、自分だけが知っている感情」という独自の共感性を生むことに成功している作品だ。シンプルな言葉で観る人を惹きつける表現や演出ができいた。気になったのは、登場人物の関係性。関係性の設定をもう少し工夫をすると、観る人がより素直にストーリーに入ることができると思う。浅野博貴プロデューサー講評:この作品は今泉監督の好みの作品だと思う。今泉監督も日常の延長線上にある風景の描写を得意とする監督だが、この作品も、「日常の生っぽい感覚」を感じる作品だった。一方で、その感覚をもう少し突き詰めて、芝居や演出を手掛けるとで、次のステップに行くことができるような可能性を感じた。このような伸びしろのある作品がノミネートされ受賞ができるのが、この映画祭の意義だと思う。金賞:『咲の朝』(大西千夏監督)プレゼンターは、シアター・エンヤの前身である「唐津シネマの会」で会長も務められており、シアター・エンヤを運営する一般社団法人KaratsuFilmProjectの辻幸徳代表理事です。挨拶では、金賞を受賞した『咲の朝』を観て、学生時代を思い出し、みずみずしい気持ちがフラッシュバックしてきたこと、これからも素晴らしい作品を世に出してほしいと受賞者へ激励のメッセージをお伝えになられました。今泉力哉監督講評:皆が共感するような大きなテーマではなく、取るに足らないような小さな悩みを丁寧に描いている点に、好感が持てた。冒頭のタイトル出るバックショットや自転車、エンディングなど、いろいろ画としての魅力が随所にあって、細かいところまでつくりこまれた丁寧な映画だと感じた。一方で、主人公にとても頼った作品になっている。例えば、主人公の顔をオフにしていったりすると、もう少し世界が広がるのでは。また、助演女優については観る人によって彼女に共感できるかどうかの意見が分かれると思うが、監督には「主人公が彼女に惹かれる要素がどこにあるのか」を突き詰めていくと、もっと良くなると思う。浅野博貴プロデューサー講評:おめでとうございます。日常の大げさなことが起こっていない、淡々とした日常を軽妙に描かれていて爽やかな空気を吸ったような感じがした。作品が進むにつれて登場人物に愛情を持っていく、感情が入りそれが高まっていくのが映画の醍醐味だと思うが、そのような気持ちに自然とさせてくれる映画で、特に助演女優の中村さんが素晴らしいと感じた。彼女のすばらしさがヒロインを盛り立て、この作品を魅力的なものにしたと思う。甲斐田晴子館長コメント:映画館スタッフが唯一全員一致して入賞に票を投じた作品だった。今日映画館のスクリーンで観て、その判断に間違いなかったと感じた。大学生でこれが初めての作品で、この次、これからというところに是非期待したい。この映画祭が、原石を見つけるような映画祭になったらいいなという私達の思いと、今回の映画祭のテーマが「変化」に沿った内容であった点も評価に繋がった。1年かけて制作されただけあって、様々な要素が丁寧に紡がれた映画であり、同時に多くの人を魅了していたと思う。金賞受賞者のコメント大西千夏監督:改めて大きいスクリーンで観てみると細かいところに課題を感じ、もっと思い切ったことができるなと感じました。これからまた作品づくりをしていきたいので、今日いただいた意見、講評を基に次のステップに行きたいと思います。初めて唐津に来て、皆さんの映画祭に対する熱量をひしひしと感じました。このような映画祭で上映できて、受賞出来て幸せだなと思います。本当にありがとうございます。中村葵さん(助監督):全部の作品が素晴らしくて、「まさか」という気持ちです。私は映像業界に進みませんでしたが、大西監督やスタッフの将来を応援していきます。演屋祭のあたたかい空気の中で上映できて、ありがたく思います。篠原佑友さん(照明・編集・デザイン・スチル):賞をいただくのは初めてなので素直に嬉しいです。初めて顔を合わせてから下準備、そして終わりまで丁寧に仕事ができたので、この素晴らしいチームで良い結果を出せて本当に嬉しく思います。デザインの仕事に就いていますが、また楽しいチームで良い映画作りが出来たらいいなと思いました。最後に、甲斐田映画館長から、映画祭に携わる全ての関係者への御礼とともに、この唐津映画祭「演屋祭」をとおして、全国から映画の可能性を信じる人が唐津に集い、映画文化の素晴らしさを発信しながら、それに携わる皆さんを応援する。そんな映画館や映画祭があることを地域の人が誇りに思い、皆さんとともに末永く映画文化を育てていくことができるような映画祭に成長していきたいと決意表明がありました。映画祭の後は、入賞者の皆さんと今泉力哉監督、浅野博貴プロデューサー、日頃から映画館をサポートする市民サポーターの皆さんと交流会を開催しました。それぞれの入賞者の皆さんが監督やプロデューサーに作品についての助言や感想を求め、また市民の皆さんとの交流を通して、大変盛況な場となりました。 もっと見る
第2回演屋祭 2日目ノミネート作品上映レポート
2022/05/23 18:34ご支援者の皆様、この度はTHEATER ENYAクラウドファンディングへのご支援、誠にありがとうございます。「第2回演屋祭」の2日目ノミネート作品のレポートをご報告いたします。2日目の「演屋祭」は、2部に分かれて全国のクリエイターの皆さまからご応募頂きました110作品の中から、ノミネート作品として選出された10作品を上映し、金銀銅賞の発表を行いました。受賞結果はこちらノミネート作品上映第一部10:30~12:30一部は10時30スタートで、下記『ㇻの♯に恋をして』『露光時間』『永峰中村飯塚』『幸せな空気』『待ち人来たらず』を上映しました。・『ラの♯に恋をして』(15:06/廣田耕平監督)ストーリー:調律師のアキオは、ある日ピアノの調律を頼まれ老舗呉服店を営む西室家へ訪れていた。そこへ西室家長女のテルがお茶を出しに現れる。しかしテルはアキオの前でふいにオナラをしてしまった。凍りつく空気。恥ずかしさを隠しながらその場を離れるテル。そしてアキオはなぜか彼女に恋をしてしまう……。 上映後には、廣田耕平監督にご登壇&ご挨拶いただき、素晴らしいクルーのメンバーで出会ったことで生まれた作品だということをお話いただきました。 ・『露光時間』(15:00/角洋介監督) ストーリー:光莉(ひかり)は死んでしまったはずの姉の星(あかり)の姿を目にする。星の婚約者であった義人にその姿を見せれば喜ぶに違いないと思い写真に収めようと躍起になるが、かえって彼を怒らせてしまうだけだった。 上映後には、この作品の企画・製作・音楽を担当されたイトウナホさんにご登壇いただき、監督からのメッセージや作品のエンディングソングに込めた想いなどをお話いただきました。 ・『永峰中村飯塚』(12:29/桂木友椰監督)ストーリー:コンビニアルバイトの永峰は恋人・中村の引き合わせで大学の同級生・飯塚と再会する。生き方の異なる2人の価値観は対立し、口論に。それがきっかけとなり中村からも想いをぶつけられる。「このまま自由に生きたい」そんな永峰の理想の前に「普通」と「現実」が立ちはだかる。 上映後には、この作品の桂木友椰監督からいただいたビデオメッセージを観客の皆さんにお伝えしました。 ・『幸せな空気』(07:48/鹿野洋平監督)ストーリー:茹だるような暑さの昼下がり。若いカップルの家へ壊れたエアコンの修理に来ている作業員の男性。彼は黙々と作業を続けるも、なんとカップルのあいだで別れ話が突然浮上して気まずいムードになってしまう。その時、思わぬ来訪者が現れて…。 上映後には、鹿野洋平監督にご登壇いただき、この映画の製作にいたったきっかけについてお話いただきました。・『待ち人来たらず』(18:42/鹿野純一監督)ストーリー:常連客の堀玲奈は察する。喫茶店の店主が、昔の妻を店で待ち続けているとそこで玲奈は店主に、「今日中に待ち人が現れるかどうか」の賭けを持ちかける。 上映後には、鹿野純一監督にご登壇いただきご挨拶いただきました。 ノミネート作品上映第二部13:00~15:00・『マンガガールズ』(09:45/大門嵩、祁答院雄貴共同監督)ストーリー:学校の中で1人黙々と漫画を描いているといつも誰かが私の後を付けてくる。「す、ストーカーか!??」私は、そいつから逃れる為に車のトランクに。「ふぅ、ここなら見つからないだろう。」と思った矢先、トランクが閉まって閉じ込められてしまった。そして携帯の電源も落ちた。ヤバタニエン。 上映後には、共同監督をつとめた大門 嵩さんから、エッジの効いたメッセージビデオをいただき、会場が湧きました。・『kidofuji』(11:41/下社敦郎監督)ストーリー:東京都杉並区高円寺にある立ち飲み屋「きど藤」で、ある夜に起こった男女三人の出来事。緊急事態宣言が解除になり営業再開したきど藤は一時的にいつもと変わらぬ活気を取り戻すが…。 上映後には、下社敦郎監督にご登壇いただき、この映画の独特なカメラワークの背景などについてお話いただきました。・『Veils』(なかやまえりか監督)ストーリー:結婚写真を撮影したいLGBTQあゆみ(28)と紗香(28)はLGBTQ当事者として結婚写真の撮影を予定している。『LGBTQ対応可』のフォトサロンに問い合わせるが、返答に落胆と怒りを隠せない。2人の幸せが満たされる場所はあるのか。ご登壇:ムラタマリエさん(プロデューサー・助監督)上映後には、この作品のプロデューサーのムラタマリエさんにご登壇いただき、作品に込めた想いや監督が主演女優を勤めることになった背景についてお話いただきました。・『お願いだから、唱えてよ』(16:21/佐島由昭監督)ストーリー:女が帰宅すると、家に知らない男がいた。男は自分が幽霊だと名乗る。パニックになるが、そんな彼女に頼みがあるという。果たしてその頼みとは何なのか・・・?! 上映後には、佐島由昭監督と、この作品のプロデューサー、脚本、主演をつとめた山口森広さんにご登壇&ご挨拶をいただきました。・『咲の朝』(18:13/大西千夏監督)ストーリー:田舎から引っ越してきた高校生・咲。準備してきた自己紹介を上手くできず意気消沈していたところ、赤い自転車に乗った女子高生・のぞみと出会う。彼女と関わるなかで咲は自分のあり方を見つめ直し、本当の生き方を見つけていく。 上映後には、大西千夏監督(左から3番目)、中村葵さん(左から2番目/助監督)、篠原佑友さん(左/照明・編集・デザイン・スチル)にご登壇いただき、本作が早稲田大学の授業の一環として1年間をかけて制作されたお話を伺いました。以上で全ての上映が終わり、授賞式へと移りました。 もっと見る
コメント
もっと見る