この日は延岡市の大武公民館にスタッフで伺い、「人生会議」を行いました。
あいにくの雨の中でしたが早くから地域住民にお集まりいただきました。
コロナの影響もあり久しぶりに顔をあわす方も多かったようで、
開始前から談笑もありリラックスした雰囲気で会がスタートしました。
会では人生会議についての、短編ドラマを視聴し、
そのあとにみんなでワイワイ話しながら、
・治らない病気になったときに生活場所
・望む治療の範囲
・代理意思決定者
などについてお話します。
病院での医療現場ではDNARをはじめ、『決める』ことに重きが置かれがちです。
あくまで人生会議は自分の人生について『考える』場所です。
その過程を大切にし、きっかけを作ります。
最後には地域住民の方が思い思いに自分の体験談を話してくれました。
地域の皆さんが知っている身近な話が飛び交いますので、
私達医療者が話すよりもリアリティーがあり、気持ちを揺さぶられます。
今回も笑いあり、涙ありの実りある会議となりました。
来てもらうのではなく、生活の場に出向くことに大きな意味があるのはこのような会も在宅医療も同じかもしれません。今回もたくさんの学びを頂きました。