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『在宅医療』で、宮崎県延岡市をさらに住みやすいまちにしたい‼

延岡市には在宅医療を受けたくても受けれない住民がまだ多くいます。高齢者や持病を持つ方、様々なハンデキャップを持つ方…。医療従事者が公民館や施設を巡って「在宅医療とは?」「健康とは?」「人生とは?」を住民と考えるワークショップを開催し、『在宅医療』という選択肢を地域に広めていきます。

現在の支援総額

1,765,000

706%

目標金額は250,000円

支援者数

176

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/04/15に募集を開始し、 176人の支援により 1,765,000円の資金を集め、 2022/05/31に募集を終了しました

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『在宅医療』で、宮崎県延岡市をさらに住みやすいまちにしたい‼

現在の支援総額

1,765,000

706%達成

終了

目標金額250,000

支援者数176

このプロジェクトは、2022/04/15に募集を開始し、 176人の支援により 1,765,000円の資金を集め、 2022/05/31に募集を終了しました

延岡市には在宅医療を受けたくても受けれない住民がまだ多くいます。高齢者や持病を持つ方、様々なハンデキャップを持つ方…。医療従事者が公民館や施設を巡って「在宅医療とは?」「健康とは?」「人生とは?」を住民と考えるワークショップを開催し、『在宅医療』という選択肢を地域に広めていきます。

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6月18日(土)、皆様からのご支援が大きなひとつの形となりました。

延岡駅前複合施設エンクロスには事前申し込みいただいた40名の市民、そして会に賛同しサポートを行っていただいた延岡・西臼杵地区の20名をこえる多職種の医療・介護・行政の専門職が集い、人生会議ワークショップ「人生会議だョ!全員集合!」が行われました!

現地には参加する40名以外にも当日見学の市民の方々、また新聞やテレビなどの報道機関の方々も足を運んでくれました。




参加者は20代~ 上は90代まで!

開始30分ほど前になるとぽつぽつと会場に参加者が集まります。

- お友達同士で参加される方、
- 親子で参加される方、
- 娘さんに送迎されて会場に来た90代の方、
- 20代のお孫さんと一緒に参加する方、  などなど

それはそれは年齢も健康状態もバラエティに富んだ参加者層でした。
人生会議、ACPというと、「高齢者や持病を持った人がするもの」といった先入観がありますが、そうではありません。そのような方を支える立場の方も大切なメンバーです。
また若い方、今は健康な方もいつどのような健康状態になるか分かりません。
「縁起でもない話」ではありますが、人生会議は今を生きているすべての方が対象で、今始めるべきことなのです。



「人生会議」はどれほど市民に浸透しているか

はじめに「人生会議」という言葉を知っている人に手を挙げて頂きました。
このような会に興味を持ち申し込んでくれた人たちですので、私は半数程度の人はどこかでACPや人生会議について内容を聞かれたことがあるのではないかと予想していました。

- 結果 : 挙手7~8名 /40人
  いずれも医療関係のお仕事をされている方々でした。

私達医療や福祉に携わるもののイメージと、市民の感覚は違っていて当然です。しかしながら、言葉を知っている非医療職の延岡市民がほぼゼロとは思いもせず、これほど認識に差があることは非常に衝撃的でした。
病院の中、各職場の中でこれまで通り過ごしていたらこのような認識の差は気づかれないままだったかもしれません。


グループワークは気づきの宝庫

人生会議についての短編ドラマを視聴したあと、ランダムに分かれてグループワークに入りました。
グループワークでは、馴染みのない人生会議を始めやすいように他の地域の自治体が作成している「もしも手帳」延岡バージョンに編集して使用しました。


 ”もしも治らない病気となり自分の気持ちを伝えられなくなったら”

1.どんな治療やケアを受けたいか?

2.誰に代わりに話し合ってもらいたいか?

3.どこで過ごしたいか?

すらすらと自分の意思を記載していく方、
しばらく悩みながら少しずつ気持ちをつづられる方、
もちろん人それぞれですが、参加された全員が「縁起でもない話」について考えていきます。

なかなか話が進まないかな・・・と思いきや、それぞれのグループについて頂いたファシリテーターのサポートもあり、すぐに会場中で参加者全員が表情豊かに人生について語り始めました。

「今まで考えてもみなかったから悩むんです…」
「実は胃癌を患っていてこの前から一人で悩んでいたんです…」
「これまでに家族を何人も自宅で看取りました…」
「家族が県外で、コロナが始まってからは会えていないから…」

それはそれは様々なお話があちこちから聞こえてきます。
そして不思議と、なぜかみなさん笑顔です。


疑問はすぐに相談!

グループワークが盛り上がってくると、
Aさん「一人暮らしでごはんを作るのが難しいから施設に入ろうかと思って。」
Bさん「それならヘルパーさんに手伝ってもらえばいいとよ!」
Aさん「そんげなこつができると!?」
Bさん「ほら、あそこにケアマネさんが来てるから聞いて帰りない!」

そんなお話をグループメンバー同士でされていました。
近くにいるファシリテーターにその場で相談したり、
また隣のエリアに設置されている専門職ブースで資料をもらったり、
地域の医療福祉を支える多職種のご協力のお陰で、迅速で、専門性のあるアドバイスが可能なとても贅沢な会となりました。


「死」をみつめ、「生」を考える

ワークショップの時間はあっという間に過ぎていきます。
中にはまだ話したりない方もいらっしゃったかもしれません。
これまでに公民館でのワークショップもそうでしたが、最初はなかなか死や後悔について他人と話すことに抵抗がありますが、そのうちに皆さんが笑顔で「生きること」について前向きにお話するようになります。

「今日帰ったら、県外の息子に電話してみようかな」
「恥ずかしいけど家で夫と人生会議してみます」
「食生活を見直して健康で長生きできるように頑張ります」
「みんなが元気なうちに両親に感謝の気持ちを伝えたいです」

帰り際にはそのような言葉をたくさんいただきました。
たった2時間のワークショップですが、これをきっかけに家庭や地域、職場などに人生会議が広がっていけばいいなと願っています。



ファシリテーターだョ!全員集合!

この会は、私が救急や病院の現場で感じた小さなモヤモヤがきっかけとなり動き始めました。
最初は私一人の本当に本当に小さなモヤモヤでした。

しかしながら、私のモヤモヤを信頼できる周りの人たちに相談すると、実は同じことを思ってくれていて、そのモヤモヤをまたさらにたくさんの仲間につないでくれました。

今度は私のモヤモヤをクラウドファンディングにしてみると、地域の枠、職業の枠を越えて全国から驚くほどたくさんの暖かいご支援を頂き背中を押してもらいました。

準備も当日の運営も至らぬ点が多くご迷惑をおかけしましたが、私一人でできることの少なさや微力さを痛感すると同時に、みんなでできることの大きさも知ることができました。

私自身もしっかりと成長していき、またこのような活動を継続的に行っていけるよう、歩みをとめることなく進もうと思います。


気持ちが溢れてしまい、ついつい長文になってしまいました。
とりとめのない文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからもどうか地域の医療・福祉の充実を応援頂けると幸いです。

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