「プロジェクト型業務」と「定常業務」
組織の管理者は、その組織の業務を把握し管理していくことになります。その際、「プロジェクト型業務」と「定常業務」を識別して管理していますか?
「プロジェクト型業務」と「定常業務」では、管理の仕方が異なります。
「プロジェクト型業務」であれば、管理者がプロジェクトマネジャーの場合と、そうでない場合でマネジメントの仕方が変わってきます。
管理者がプロジェクトマネジャーではないとき、管理者はプロジェクトマネジャーから計画どおりかどうか?だけを確認すれば良いのです。基本的にはプロジェクトマネジャーに権限を委譲しているため、プロジェクトマネジャーに任せればよいのです。
ただし、このときの前提はプロジェクト憲章が共有されており、スケジュールも共有されていることが前提です。
プロジェクト憲章が共有されていなければ、プロジェクトマネジャーに権限移譲は怖くてできません。
PMBOKを知らない組織の場合、プロジェクト憲章を作る習慣がないため、権限委譲ができないのです。そのため、管理者はすべてのプロジェクトに参加しなければならなくなり、管理者は常に忙しくなるのです。
常に忙しい管理者の組織では、品質も悪くなっていきます。




