「プロジェクト型業務」と「定常業務」組織の管理者は、その組織の業務を把握し管理していくことになります。その際、「プロジェクト型業務」と「定常業務」を識別して管理していますか?「プロジェクト型業務」と「定常業務」では、管理の仕方が異なります。「プロジェクト型業務」であれば、管理者がプロジェクトマネジャーの場合と、そうでない場合でマネジメントの仕方が変わってきます。管理者がプロジェクトマネジャーではないとき、管理者はプロジェクトマネジャーから計画どおりかどうか?だけを確認すれば良いのです。基本的にはプロジェクトマネジャーに権限を委譲しているため、プロジェクトマネジャーに任せればよいのです。ただし、このときの前提はプロジェクト憲章が共有されており、スケジュールも共有されていることが前提です。プロジェクト憲章が共有されていなければ、プロジェクトマネジャーに権限移譲は怖くてできません。PMBOKを知らない組織の場合、プロジェクト憲章を作る習慣がないため、権限委譲ができないのです。そのため、管理者はすべてのプロジェクトに参加しなければならなくなり、管理者は常に忙しくなるのです。常に忙しい管理者の組織では、品質も悪くなっていきます。
SNSをやっていない。近しい人にも話していない。家族でさえも話していなかったため、支援者は諦めていたのですが・・・。なんと、エイプリルフール?に支援者が現れました。ありがたや。ありがたや。早速お礼メールを返しました。
改めてISO9001のすばらしさに気づきました。ISO9000の認証を取得している組織は多いと思われます。しかし、「ホントに効果があるの?」とか、「ISO9000認証を取得しても品質は良くならないのでは?」という声をよく聞きます。わたくしはJRCA ISO9000審査員であるためQMSを推しているのではなく、組織にとって真に価値があると思っています。というより確信を持っています。古い組織は、”役職者=力量を備えている”と無意識に自分に言い聞かせているかと思われます。こいつ、他の部署から来たばかりなのに、俺らの仕事のことなんか少しもわかっていないくせして・・・・。そうなんです。”役職者≠力量を備えている”なのです。ISO9001要求事項の第7章 力量では、組織の力量を明確にすることが要求されています。役職者だから、その業務の力量を備えているわけではないのです。たったこれだけでのことですが、組織の長が変わると品質が悪くなる要因のひとつに力量を理解できていない組織が今でも存在していることが問題なのです。
【社内教育は価値がある?】教育すれば、いずれ会社の役に立つことはなんとなく想像がつきます。しかし、具体的にどのように役に立っているのか?測っているところは少ないのではないでしょうか?教育の『有効性』評価項目として、教育し理解度テストを行っている組織は多いのではないでしょうか?それでは、理解度テストをやって、全員が基準を超えたらどうなるのでしょうか?教育にはいくつもの種類があります。コンプライアンス、ハラスメント教育など、全員の理解がある一定基準を超えていることを証明するために実施する教育もあれば、新たな技術を身につけるための教育の場合もあります。ところで、企業における価値とは?VE的に表すと『V(Value:価値)=F(Function:機能)/C(Cost:コスト)』つまり、売上が上がる(F:機能)かコストが下がる(C:コスト)ことが企業における価値となります。それでは、教育を行うと売上げが上がるのでしょうか?それともコストが下がるのでしょうか?前述したとおり、教育にはいくつもの種類があります。教育を実施するところまでをプロジェクトとして実行することは問題ありません。しかし、組織に貢献しているかどうか?売上げ増加に繋がっているのか?コスト削減に繋がっているのか?まで測らなければ、VE的には価値が無いことになります。多くの組織は教育を実施するところで終わっているのです。これは単なる部分最適でしかないのです。それでは、教育活動が組織に貢献するとはどういうことなのでしょうか?いくつもの教育プロジェクトを統合し、売上げ増加に繋がる教育、コスト削減に繋がる教育のように目的にあった教育をまとめてマネジメントすることが『プログラム・マネジメント』なのです。教育により新たな事業を見出してはじめて、教育の価値が生まれるのです。教育によりコストが削減できてはじめて、教育の価値が生まれるのです。そこまでのシナリオを描きマネジメントして、はじめて組織に貢献することになるのです。単なる教育は『部分最適』でしかありません。『部分最適』を『全体最適』にする活動が『プログラム・マネジメント』なのです。
現在、出版社にて2冊の本を作っていただいております。出版社と契約をする前に既に原稿は書き上げていたのですが、出版社と身内?意外に原稿を読んでもらったことがないため、第三者の感想を聞いてみたいとつねづね考えていました。 漠然と誰に感想をもらおうかと考えていた時、地域の広報誌に「初めての小説創作講座」なるものを見つけました。初めは小説?と思って広報誌を読み進めようとしたとき、講座のカリキュラムに「合評」なるものがあることに目が止まりました。 「合評」とは、事前配布される参加者の作品を読み込んでくるところから始まり、参加者どうしが感想を述べあい、気づきを共有し、作品に反映することと記載されていました。 「参加者からの感想が聞ける?」 わたくしの出版の目的は、「仕事の進め方のセオリーであるPMBOKをより多くの人に知ってもらいたい。」ことです。マネジメントを学ぼうとしている人たちに向けた専門書は既に多く世の中に存在しているのですが、マネジメントに興味のない人、マネジメントとは経験と思い込んでいる人たちに向けての情報が少なく、このような人たちに発信できたらと考えています。つまり、読者の対象はマネジメントにあまり興味を持っていない人たちなのです。 「んっ?」まさしくわたくしが想定している読者?(若干、年齢層が高め?ですが・・・)がここにいるではないか?ということで、本日、第一回目を受講してきました。 事前に配布されてきた参加者の作品を読み込んでくることが課題であり、わたくしも他の参加者の作品に目をとおして臨みました。 小説ではないため、「意外性」、「伏線の回収」などの評価は始めから期待していませんでしたが、「読みやすさ」、「わかりやすさ」で高評価をいただけたことは、多少なりとも自分の作品に自信が持てた瞬間でした。 さらに、奇跡的にも参加者20名の中にわたくしと同じPMP資格を取得している方もいて大いに意気投合。 この流れの中でクラウドファンディングの話になり、盛り上がっている最中に支援していただくところまで畳みかけ、結果的に支援をいただくことができました。(操作間違えで2回支援した形になってしまったところもご愛敬) 講座一回目の「合評」では事前情報なしで読み込んできた感想を述べあうのですが、ひととおり合評が終わった後、作者が用意したプロット(要約)を説明しさらに意見を述べあうのですが、わたくしの作品では、PMBOKという専門用語で敬遠される方も一定数いることがわかりました。プロット(要約)を説明した後ではさらに良い感想をいただけたのですが、プロット(要約)というInputがないとやはり手に取ってすらもらえないことであり、どのようにInput情報を提供していくのかが課題となりました。 マーケティング・マネジメント的にはいくつものアプローチがあるのですが、先立つものが無い状態でどのようにInput情報を提供していくことができるのか?について、ビジネスアナリシスのフレームワークで検討していかなければいけないことが見えてきました。で、で、で、どうする康司???




