こんにちは
ここ数日、西洋ナシのジョイント栽培をするために木と木を繋ぐ作業をしています。
なぜ木と木を繋ぐのか?
それは
早期成園化
樹体ジョイント仕立ては、これまでにない「樹と樹をつなげる」発想を活かした超早期成園化技術です。
従来の仕立て方は骨格枝を伸ばしながら、結実する枝の管理を行なうため、成園化までに定植後10年はかかっていましたが、ジョイント仕立てでは1年間(伸長が悪い品種は2年間の場合もある)専用苗を育苗し、定植時に先端を隣の樹に接木してつなげる事により、基本樹形が完成するので、定植5年後には成園となります。
このように普通に育てるよりも早く良い実が収穫出来るようになります!
栽培管理の省力・簡易化
直線的な単純樹形で、一定方向に管理できるため、受粉や摘果等の作業時間が短縮されます。
特に高度な熟練技術が必要とされた剪定は、側枝の更新のみとなり、大幅に削減されます。
かなり作業効率があがります!
樹勢の均一化
樹勢の旺盛な基部と弱い先端部をジョイントすることにより、樹体間を養水分が移動し、側枝は均一な勢力で揃えられます。
樹木同士が栄養を行き来しながら助け合います!
このようなメリットがあるため木と木を繋ぐジョイント栽培をしているのですが、この木と木を繋ぐ作業がなかなか大変!
基部(木の根に近い部分)と、先端の部分をナイフ、かんなである程度まで削り両方がピッタリ合うように木の曲がりなどもうまく削り落とすのですが、ちょっと力を入れ過ぎた時や、形に合わせて削るうちに薄くなってしまうと折れたりします。
折れてしまうとまた次の年までこの作業は出来ません!なので作業中は集中して慎重に取り組みます!
うまく繋がると木が枯れるまで何十年も繋がったままになります!
甘酒入りフルーツシロップも人とひとを繋いでくれるもの
何十年もみな様に楽しんでもらえる物にもなれるようにとの思いも込めて開発も進めていますし、そうなってくれたら嬉しいです!