まずは4月14日から続く地震において、熊本・大分を始めとした九州各地で被害に遭われた方々に、この場を借りて心からのお見舞いを申し上げます。
僕自身、連日の報道や知人からの情報を得る中で、5年前に体験した記憶を鮮明に思い出し、4月20日からの本募集開始をどうするかを悩んでもおりました。先ずしなければならないこととはなんだろう、と。
しかし同時に、5年前、自分自身が瓦礫の上に立っていた時に感じていたことも思い出しました。
「やめてくれよ、俺たちのために、自粛なんてさ。なんともねぇ人たちまで暗い顔してたら、俺らも笑いづらいぜ。多くの物資なんかより、手ぶらでもいい、実際に来てくれるだけでいい。みんなが思うほど俺たち落ち込んじゃいないぜ。状況はタフだけど、それ以上に、このまちのみんなはタフだ。」
実際、「思ったより元気そうだね」と安心してくれる友人の顔を見ることで僕自身も安心できた節があり、なるべくならそれぞれの日常をそれぞれのままでいて欲しいという思いが当時ありました。それを自分で覆してどうする。だから、やる。トべるトコまでトぶ。そのような考えから、今回は予定通りプロジェクトを開始させていただく運びとなりました。
もちろん、熊本・大分をはじめとした九州の皆さんには、別の形で僕たちなりのアンサーをさせていただくつもりです。実はその準備がようやくひと段落し、今回活動報告という形で皆様にお知らせさせていただくようにいたしました。こちらは今後facebookを中心に情報を開示していく予定です。
そして前述のような状況の中、始まったプロジェクトにかなり早い段階からご支持、ご支援いただいた皆様に、お礼を申し上げさせていただきます。ありがとうございます。
まだまだ50日以上あります。やるって言ったらやります。徐々に準備していた仕掛けが形になりつつもあるので、追ってご報告できたらな、と思います。
僕たちにできることは前を見ることだけです。進む方向が前だと信じて。
それでは、今回はこの辺で。
楽団ひとり