屋久島ヴィータキッチン 小林恵です。
たくさんのご支援をいただきありがとうございます。
深く深く感謝申し上げます。
活動報告を少し記録させていただきます。
「誰かの困った!!が、だれかのありがとう!に変わる瞬間」
商品開発の裏側をお見せします。
私たちが新商品を作りリリースするまでいつもは、水面下で行います。
しかし、今回ヴィータの初めての試みであるクラウドファンディングは、リリースするまでの工程を知っていただき、「なるほどこうやってできるのね!」「こんなお仕事もあるのね!」
「こんな思いが錯綜しているんだ!」
そんな様子を知ることで、参加者の一人になっているような、これからどうなるのか気になると、見守っていただくことで、愛情を投入していただきたくて始めました。
いつも通りがかる道にあった、さら地に、建築予定の立て札が立ち、土台ができ、足場が組まれ少しずつ建物ができると、「いつ完成かな?」「何ができるのかな?」「お店だったら行ってみたい!」きっとそう思って完成を心待ちにし、OPEN初日は訪れてみたくなりませんか?いいお店だったら、自分のお店のように友達にすすめたりなんかして。。。
そんなふうに、モノづくりに関わる方も、いつもは消費者側のかたも裏側を覗いてみてください。いつもは絶対にお教えしないところまでお見せ出来れば、そして記録として書かせていただきます。
裏側その①~~~「冷凍庫が満杯で困ってるんです(-_-;)」
鹿肉屋さんの叫びからはじまりました。
屋久鹿のサイズは25kg~30kgくらい、日本の鹿の中では小型です。
皆さんがよくご存じのモモ、ロース、ヒレの部位はほんのわずか、レストランでも人気の部位です。30kgからとれるのはほんの5kg程度。その人気の部位が売れれば売れるほど
それ以外のスペアリブ、レバー、すね肉など売れにくい部分がどんどん冷凍倉庫に蓄積していきます。コロナが始まり益々困ってしまった鹿肉屋さんの悲鳴を聞き、「鹿肉ってワンちゃんの体にいいんじゃない?」と思いつきました。
そして、ドッグトレーナーさんに相談しました。
「スープはできませんか?」
「作ってみましょう」
「玉ねぎは犬に良くないから、酵素はパパイヤにしてみよう。屋久島には青パパイヤが沢山あるね」
「栄養価を高めるには、お芋はどう?」
「カロリー低めにしたい」
「屋久島で豆腐作っているから、おからはヘルシーだし、たくさんありそう!」
「お塩は使いたくないから、ミネラル豊富な温泉水にしてみよう」
こうやって、何もないところから鹿肉のスープ出来上がりました。(続く)