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「赤とんぼ」の作曲者・山田耕筰の知られざるピアノ作品を出版し、音源化したい!!

「赤とんぼ」や「この道」などの歌曲でも広く知られた国民的作曲家・山田耕筰に埋もれた傑作ピアノ作品が多数存在した ! 多数の未出版作品、未完の大作は補筆完成して出版し、音源化します。貴重な日本の文化遺産を100年の眠りから呼び覚まし、現代に蘇らせる歴史的プロジェクトに是非、ご参加ください。

現在の支援総額

466,500

23%

目標金額は2,000,000円

支援者数

52

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/06/13に募集を開始し、 52人の支援により 466,500円の資金を集め、 2022/08/31に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円から実施可能。 企画からリターン配送まで、すべてお任せのプランもあります!

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「赤とんぼ」の作曲者・山田耕筰の知られざるピアノ作品を出版し、音源化したい!!

現在の支援総額

466,500

23%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数52

このプロジェクトは、2022/06/13に募集を開始し、 52人の支援により 466,500円の資金を集め、 2022/08/31に募集を終了しました

「赤とんぼ」や「この道」などの歌曲でも広く知られた国民的作曲家・山田耕筰に埋もれた傑作ピアノ作品が多数存在した ! 多数の未出版作品、未完の大作は補筆完成して出版し、音源化します。貴重な日本の文化遺産を100年の眠りから呼び覚まし、現代に蘇らせる歴史的プロジェクトに是非、ご参加ください。

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~山田自身も愛奏した「幻のピアノ」スタインベルク・ベルリンのこの世ならざる幽玄な響きと、ヤマハが生み出した画期的新モデルC3 Xespressivoの圧倒的な輝きと深みによって、「知られざる山田耕筰ピアノ音楽」が今、蘇る~


この活動に賛同し、個人としても支援します。

共感した理由は大きくわけて二つあります。まずは一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)の目的と合致することです。ピティナは設立当初、日本人の音楽作品普及を目指す団体でした。その目的は今も持ち続けています。ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲には多くの日本人作品を入れていますし、ウェブサイトの「ピティナ・ピアノ曲事典」でもその情報を充実させています。

また、関係者の皆さんそれぞれが必要性に駆られて進めている今回の活動は、公益に適うと考えました。ポピュラーでない曲を演奏することは集客・販売面では不利ですし、未知の作品が必ず素晴らしいわけでもありません。しかし、クラシック音楽黎明期の日本を代表する山田耕筰の作品を探求することは、我々音楽従事者のルーツに立ち返ることでもあります。

このプロジェクトはピアノ音楽研究・文化振興に資するものと信じています。

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)専務理事 福田成康


日本人音楽家の偉大なる先人の音に耳をすます機会がこうして与えられたことに喜びを感じます。 彼が生きた時代の空気感を今に伝える大切な役割をすることでしょう。このプロジェクトの更なる発展に期待をしています。


山田耕筰のピアノ音楽やピアノとの関わりは今なお知られているとは言いがたい~中略~これらのCDと楽譜を通じて、山田耕筰のピアノ音楽に広がる豊饒な世界が、あらゆる聴き手と弾き手に開かれることを願ってやまない。(制作中CDブックレットより)

 髙久 暁 (音楽学・音楽評/日本大学 芸術学部 芸術教養課程 教授 )


●主催:Vacances Musicales ●企画:山中哲人 ●ピアノ演奏・楽譜校閲/校訂:杉浦菜々子(ピアニスト)   ●編曲:青木聡汰(作曲家)、平野真奈(作曲家)、永井みなみ(作曲家) ●補筆完成:榎 政則(作曲家) ●ライナーノート・解説:高久 暁(音楽学者) ●エンジニア:前田巳代三 ●配信:萩生哲郎 ●映像:孫 昌秀 ●協力:ミューズプレス、「湘南クラシック音楽を愛する会」藤本辰也、 スタジオムー 村田勝美 ●後援:㈱伊藤楽器


はじめに・ご挨拶

 はじめまして。本プロジェクト実行委員長であり、音楽レーベル「Vacances Musicales(バカンス・ミュジカル) 」のプロデューサーの山中哲人です。私はこれまでクラシック音楽の出版やコンサートの企画に精力的に関わってきましたが、10年ほど前から日本のクラシック音楽黎明期を代表する作曲家である山田耕筰に未発表のピアノ作品が多数存在することに気づき、調査、研究を続けてきました。そして、小品が多いをという山田のピアノ音楽の従来のイメージに反して、ソナタやシャコンヌといった古典的な様式による作品群や、山田が構想していた大曲の草稿が存在することがわかりました。それらが、山田のピアノ音楽のイメージを刷新するのみならず、日本のピアノ音楽の原点として大変貴重な文化遺産であると判断するに至り、この度、拙レーベルの目玉企画として、気鋭の若手作曲家榎 正則、青木聡汰 、平野真奈、永井みなみ、音楽学者の髙久 暁、音楽出版社ミューズ・プレスらの協力を得て、「山田耕筰ピアノ音楽プロジェクト~未出版初期作品、大作の補筆完成を中心に~」プロジェクトを立ち上げることを決意しました。


山田耕筰とは?

日本の明治期の作曲家。日本クラシック音楽の黎明期の代表的存在であり、「赤とんぼ」、「この道」などの国民的唱歌の作者。2020年度前期放送NHK「連続テレビ小説」 『エール』に登場する故・志村けん演ずる小山田耕三のモデル。


スタインベルク・ベルリンとは?

1908年にドイツ・ベルリンで創業したピアノメーカーで、ユダヤ人であった創業者レヴィーとシュレンジンガーの2人が、ナチス・ドイツによる迫害から逃れるためにイギリスに亡命。1940年になるとスタインベルク社の所有者も変わってしまい、そのまま歴史の中に消えた。日本に数台しかないと言われる文字通り幻の楽器。フルトヴェングラーら当時の楽壇から高く評価され、 山田耕筰自身も愛奏した。本プロジェクトでは、村田勝美氏が補修したピアノサロンMu所収の楽器を使用。


ヤマハC3Xespressivoとは?

2021年2月発売に発売されたヤマハの新モデル。これまでのヤマハピアノの安定した機能性を兼ね備えつつ、より燦爛たる響きを追求、実現した楽器。輝かしくも深みがあり、遠達性に秀でながら音の粒子が細かく、奏者を飽かすことがない。現在最も注目に値する画期的新モデル。本プロジェクトでは杉浦菜々子がその先進性と独創性に注目し、スタインベルク・ベルリンの幽玄な音色に対比させて両者の魅力を際立たせる意図で採用、本モデルの魅力を引き出している。

このプロジェクトで実現したいこと

 本プロジェクトは、以下の大きく三つに分類できる山田耕筰のピアノ作品の出版とCD制作、作品の普及をミッションとしています。


①知られざる山田耕筰の古典様式による初期作品

ガヴォット、ロンド、変奏曲といった未だかつて出版されたことのないベルリン時代の作品群の出版、及び、かつて旧第一法規からその一部が出版されたもののその後絶版状態となっているソナタ、シャコンヌといった古典様式の作品群の復刻。これらの作品は日本クラシック音楽黎明期の貴重な記録であり、日本人が最初にヨーロッパでクラシック音楽を本格的に学んだ際の瑞々しい喜びが反映された佳曲です。

メヌエット 変ホ長調 、2つのソナチネ 、ソナタ ホ長調、アレグロ・モデラート、ソナタト長調、ガヴォット ト長調 、マーチ ト長調 、A melody on an autumn day (秋の日のメロディ) 、無言歌、変奏曲 ト短調、変奏曲 イ長調 、シャコンヌ ハ短調 、シャコンヌ ハ長調 、オリムピック行進曲「輝く朝日」



②山田自身のピアノ編曲「からたちの花」を模範とした山田歌曲の現代作曲家によるピアノ編曲

山田耕筰の名を不朽にしているのは何といっても「赤とんぼ」や「この道」といった日本人なら誰でも知る名曲歌曲ですが、「からたちの花」については山田自身の編曲が存在し、現在でも演奏されています。その山田の例に倣い、若手作曲家の青木聡汰 、平野真奈、永井みなみが山田の名曲の数々をピアノ音楽に生まれ変わらせてくれました。

山田耕筰:からたちの花、平野真奈:赤とんぼ、あわて床屋、ペチカ 、永井みなみ:この道、青木聡汰:鐘が鳴ります、城ヶ島の雨、砂山、六騎



③未完の大作の補筆完成

山田が完成させることがなかった「ソナタ・エクスタジエ」「アンプロンプチュ」「神戸の想い出」「セレナード」といった大作は気鋭の作曲家榎 政則が補筆完成。いずれも現在知られている山田のピアノ作品にはない大規模な作品であり、スクリャービンやショパンの影響を受けつつ山田独自のピアニズムに昇華された日本ピアノ音楽黎明期の精華と言える充実した内容。



以上の出版と音源化による、日本のクラシック音楽黎明期における山田耕筰の存在意義が再認識を促すと共に、「山田耕筰のピアノ音楽」のマイナーなイメージを一新し、真価を世に問うことが本プロジェクトの目的です。


プロジェクトの動機

 山田耕筰は、日本のクラシック音楽の黎明期の代表的存在であり、「赤とんぼ」や「この道」などの歌曲でも広く知られた国民的作曲家ですが、その山田耕筰に比較的大規模なピアノ作品が多数存在することはこれまで知られてきませんでした。自伝や資料の多くから、未出版の作品が存在することに気づき、調査して資料を精査した結果、これらの作品が山田耕筰のピアノ音楽の価値を一変させるほどの質と量を持ち、黎明期の日本クラシック音楽を考える上でも世に問うに値すると判断しました。榎 正則による「ソナタ・エクスタジエ」や「アンプロンプチュ」などの大作の補筆完成も、山田の様式感やピアニズムを十分に反映し、音楽的にも充実した内容となっています。また、「赤とんぼ」や「この道」などの歌曲は国民に広く親しまれたポピュラーな作品ですが、山田のメロディーメイクの芸術的価値に新たな光を当て、クラシックのレパートリーとすべく、現代作曲家によるピアノ編曲も試みました。


これまでの活動

山中哲人

・左手ピアノによるオールバッハ演奏会

・左手のアーカイブの楽譜出版企画、支援(レーガー~西森編「左手のためのシャコンヌ」、「バッハ左手のための小前奏曲集」等)

・音楽レーベル「Vacances Musicales(バカンス・ミュジカル)」プロデューサー


杉浦菜々子

・『山田耕筰ピアノ作品集』(『レコード芸術』誌特選盤に選出)、演奏及び出版譜の詳細な校訂報告の両面で高い評価を得る。

・ピティナ公開録音コンサートで「日本人作品の夕べ」シリーズとし、数多くの日本人作品を演奏、録音。ピティナピアノ曲辞典に演奏動画と解説が多数掲載されている。

・出版社に協力し、日本人作品の資料収集、校訂、校閲を手がける。

・音楽レーベル「Vacances Musicales(バカンス・ミュジカル) 」代表


榎 政則

即興演奏家・作曲家

東京藝術大学音楽学部作曲科卒業のち、パリ国立高等音楽院音楽書法科修士課程および同ピアノ即興科修士課程修了。Jérôme-Seydoux Pathé財団・Cinémathèque françaiseの無声映画伴奏ピアニスト。

中世の音楽から現代音楽まで幅広いスタイルの即興演奏で、ソロ演奏のほか、演劇・朗読・ダンス・映像・講演など様々な分野とのコラボレーション活動をしている。舞台演出家の小原花とグループ「空箱」を結成し、定期的に公演を行っている。また、数学者の細野元気と定期的にMath-concertを開催し、数学の講義と音楽のコラボレーションを行い、好評を博している。


青木聡汰

札幌市出身。小学生の頃、ベルリオーズ、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキーらの作品に衝撃を受け、作曲を始める。

東京藝術大学作曲科在学中の2016年に、混声合唱とピアノのための「夜想曲」……中原中也による3つの《si》で第21回TIAA全日本作曲家コンクール合唱部門にて第1位を受賞。2021年第2回ウィトゲンシュタイン記念・左手のピアノ国際コンクール作曲部門3位入賞。また、第15回アジア文化社『文芸思潮』現代詩賞にて優秀賞を受賞するなど、近年は詩作活動にも励み、劇作家とのコラボレーションや、朗読、作詞の提供なども行っている。

https://soundcloud.com/sota-aoki


平野真奈

新潟県出身。5歳よりピアノを、20歳より作曲を始める。武蔵野音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。委嘱作品の作曲や編曲、映画音楽、ドラマ等の映像音楽や舞台音楽等の制作に携わっており、クラシック音楽を基盤としながらもジャンルにとらわれない音楽制作を行っている。また自作曲や自身が編曲を手掛けた編曲譜が多数刊行されている。第7回ドヴォルザーク国際作曲コンクール(チェコ)にて特別賞・ベスト宗教歌曲賞を受賞。

2021年にオリジナル・ピアノアルバム「For Your Birth」を発表、また音楽を担当したサウンドトラック等がリリースされている。


永井みなみ

作曲家・ピアニスト。大阪府立夕陽丘高校音楽科ピアノ専攻を経て、東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。

第8回東京国際歌曲作曲コンクール最高位受賞。

文化庁オペラ創作人材育成事業において作品が選出され、2019年,2020年に日本語オペラ『ヒメアザミ』(台本:中屋敷法仁)を昭和音楽大学にて一部初演。

ピアノやアンサンブル、声楽、邦楽、映像作品への提供など、さまざまなジャンルで作曲活動を行う。


資金の使い道

 支援頂きましたお金は、すべて今回採り上げた山田作品のコンサート等の普及に当てさせていただきます。CD制作、出版には大きな費用がかかっておりますが、日本人と西洋音楽の出会い、そして日本ピアノ音楽の原点を指し示す貴重な文化遺産を埋もれさせてはいけない、という使命感から本プロジェクトを立ち上げました。今回ご用意させて頂きました返礼品はすべて、市場価格よりも断然お得な設定でご用意させて頂きました。制作資金を確保するという観点からすれば、多くのご支援を頂いたとしても、すでにかさんでいる多額の制作費をカバーすることが難しいというリスクはありますが、敢えて、そのような設定でリターンをご用意させて頂きましたのは、ひとえに、一人でも多くの音楽を愛する皆様に本作品の存在を知り、また味わって頂きたいからです。そこには、西洋音楽に最初に接した際の日本人の瑞々しい喜びが、息づいているに違いありません。100年の歳月を経て日の目を見る、これらの作品をこれからも紹介し、普及活動を展開させていきたいと考えております。具体的には、本プロジェクトのリターンの他に以下の活動が決定しており、他にも様々な可能性を模索中です。

国会図書館に楽譜、CDを寄贈。現代の人々に広めるだけでなく次世代にも伝える。

・音源をより多くの方に聴いて頂くために、ピティナレーベルと拙レーベル、バカンス・ミュジカルのコラボ企画として、ナクソスミュージックライブラリーの他、各種音楽サブスクリプションサービスにおいて年明けころから配信を開始 


リターンについて

ご支援頂いた方には、以下のリターンをご用意させて頂きます(*は現在制作進行中)。

★CDが聴いてみたい方→Cコース(CD+配信チケット)がお勧めです。

★楽譜が欲しい方→Lコース(楽譜全三巻+CD+α)がお勧めです。

※リターンは以下の①~⑭の商品から構成されております。


①楽譜『山田耕筰 ピアノ曲拾遺第一集 古典様式による初期作品』(ミューズ・プレス) 5,500円相当 *

【収載曲】メヌエット 変ホ長調 、2つのソナチネ 、ソナタ ホ長調、アレグロ・モデラート、ソナタト長調、ガヴォット ト長調 、マーチ ト長調 、A melody on an autumn day (秋の日のメロディ) 、無言歌、変奏曲 ト短調、変奏曲 イ長調 、シャコンヌ ハ短調 、シャコンヌ ハ長調 、オリムピック行進曲「輝く朝日」


②楽譜『山田耕筰 ピアノ曲拾遺第二集 歌曲によるピアノ編曲』(ミューズ・プレス)3,300円相当 *

【収載曲】 山田耕筰:からたちの花、平野真奈:赤とんぼ、あわて床屋、ペチカ 、永井みなみ:この道、青木聡汰:鐘が鳴ります、城ヶ島の雨、砂山、六騎


③楽譜『山田耕筰 ピアノ曲拾遺第三集 未完作品の補筆完成』(ミューズ・プレス) 3,300円相当 *

【収載曲】ソナタ・エクスタジエ、アンプロンプチュ、神戸の想い出、セレナード、付録:源氏楽帖(杉浦菜々子による新たな校訂版)


④CD『杉浦菜々子 知られざる山田耕筰のピアノ音楽』(2枚組) 3,300円相当 *

【収録曲】①~③収載曲(※源氏楽帖を除く)


⑤CD『杉浦菜々子/知られざる山田耕筰のピアノ音楽』発売&『山田耕筰ピアノ曲拾遺全三巻』出版発売記念演奏会(10/29/13:30開演/於・南小岩バッハザール)配信チケット 1,500円相当
※CD収録曲を演奏予定 ※後日配信、1カ月間配信予定


⑥CD『杉浦菜々子/知られざる山田耕筰のピアノ音楽』発売&『山田耕筰ピアノ曲拾遺全三巻』出版発売記念演奏会(10/29/13:30開演/於・南小岩バッハザール)演奏会入場券  3,000円 相当


⓻楽譜に支援者様のお名前を掲載する権利 50,000円相当

以下の楽譜のうち1点をご提供すると共に、その楽譜の奥付に支援者様のお名前を掲載させて頂きます。
※支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください。

・『山田耕筰ピアノ曲拾遺第一集 古典様式による初期作品』 
・『山田耕筰ピアノ曲拾遺第二集 歌曲によるピアノ編曲』
・『山田耕筰ピアノ曲拾遺第三集 未完作品の補筆完成』


⑧山田自身も愛奏した幻の楽器「スタインベルグ・ベルリン」による杉浦菜々子プライヴェートコンサート 250,000円相当

山田自身も愛奏し、現在日本で3台しかないと言われている幻の楽器スタインベルク・ベルリンでのプライヴェートコンサート(限定10名、於ピアノサロンmu)にご招待いたします(ご支援1名様から開催、日程はご招待者様と調整の上開催、詳細は9月に直接ご連絡、ご相談させて頂きます)。この楽器でしか表現できない幻想的な響きを是非、間近にご堪能ください。


⑨山田耕筰特製ポストカード(10枚) 2,000円相当 *

※写真はイメージです。


⑩Vacance Musicalesボールペン


その他、ディスク クラシカ、Vacances Musicalesから発売中の杉浦菜々子の以下のCD

⑪CD『山田耕筰ピアノ作品集「子供と叔父さん(おったん)」』ピアノ:杉浦菜々子(2,750円相当、ディスク クラシカ  ★『レコード芸術』誌特選盤)

入手し得る限りの出版譜はもとより、自筆楽譜、初出版譜などを徹底的に校閲し検証。テンポや響き、表情など、洗いなおされて甦る山田耕筰の魅力。演奏と校訂の両面で高く評価された一枚です。

【収録曲】狐の踊り、秋の日のメロディ、子供と叔父さん(おったん)、聖福1、聖福2、源氏楽帖(桐壷、若紫、末摘花、紅葉賀、花宴、花散里、須磨)、日本風の影絵(おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみ)、牧神序曲、ピアノのための「からたちの花」、春夢、他

※毎日新聞の記事


⑫CD『近藤浩平&山田耕筰◆ピアノ作品集◆麦草峠のギター』ピアノ:杉浦菜々子 ギター:坂場圭介(¥2,750円相当、Vacances Musicales)

これまでにない不思議な時間感覚を体験できるイチオシの最新作です。麦草ヒュッテオーナー島立正広さんの美しい写真や、作曲者近藤浩平による観光案内など、現代音楽やクラシックの概念を超越して自然存在に昇華した仕上がり。徐々に近藤浩平と山田耕筰の境目が失われて行き、近藤の会心作〈三段峡と八幡高原〉の神々しいサウンドは時が止まったよう。ヤマハC3Xespressivo の響きも圧巻で録音も秀逸です。

【収録曲】 近藤浩平/麦草峠のギター Op.151 (山中哲人編両手のピアノ版)、アトリエの古い画帳 Op.89、山田耕筰へ捧ぐる曲 Op.201、三段峡と八幡高原(安芸の山々~西中国山地)左手のピアノの為の Op.206、コルドバへの道 ギターとピアノの為の Op.166a、週末は晴れの予報~《左手のピアノの為の2つの前奏曲 Op.153》より、山田耕筰:黎明の看経、スクリャービンに捧ぐる曲、ポエム 




⑬CD『J.S.バッハ&S.L.ヴァイス  リュート作品の鍵盤用トランスクリプション集』ピアノ:杉浦菜々子(¥2,500相当、Vacances Musicales ★『レコード芸術』誌準特選盤)

J.S.バッハとS.L.ヴァイスのリュート作品を完全な鍵盤作品として生まれかわらせたアルバム。静岡バッハハウスのベーゼンドルファーで収録。『レコード芸術』6月号より、「温もりと艶のある音色がリュートの持つ優雅で木質の響きを代弁している。」「ヴァイスの4作品は全て山中哲人の編曲によるもので、ピアノ書式からの積極的な表現方向が明瞭で、それぞれの曲のスタイルを十全に活かしている。」(草野次郎氏)「モダンのピアノにしては響きの混濁が少なく、しかも響きの作り方がリュートに近い。フーガの各声部の動きもよくわかる。」「当盤を機にこれらの曲をもっとピアノで弾く人が増えてくれればと願う。」(那須田務氏)

【収録曲】J.S.バッハ/プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調BWV998、組曲イ短調(原調ホ短調)BWV996、プレリュードハ短調BWV999、パルティータハ短調BWV997、S.L.ヴァイス~山中哲人編曲/ファンタジーハ短調、ロジー伯爵のトンボー(墓)、カプリッチョイ長調(原調ニ長調)、パッサカリアニ長調、他



⑭CD『休暇の日々~フランスバロックからセヴラック、タイユフェールまで』ピアノ:杉浦菜々子(2,500円相当、Vacances Musicales )

バロックとロマン派を組み合わせた「フランスもの」のアルバム。〈神秘のバリケード〉を原調の変ロ長調ではなく、ピアノの適正音域の変ロ長調に移調して演奏したり、ルイ・クープランの小節線のない前奏曲をピアノで演奏したり、ドビュッシーやラヴェルではなく敢えてセブラックとタイユフェールをバロックと組み合わせて時代を超えた生活感情にフォーカスする、、など実はこれまでにない試みを色々やってる挑戦的アルバムですが、家具のように生活に溶け込むようなとてもナチュラルな仕上がりです。

【収録曲】 ルイ・クープラン/プレリュード、トンボー、フランソワ・クープラン/神秘のバリケード、ドードー、ラモー/ミュゼット、ファンファリネット、バルバトル/ラ・マルシェルブ、ラ・モリッソウ、セヴラック/休暇の日々から第1集、タイユフェール/アンプロンプチュ、ロマンス、ワルツ・レント、他


実施スケジュール

・クラウドファンティング実施(2022年6月~2022年8月末)
・7月中旬CD、楽譜制作完了
・8月末日、クラウドファンティング終了
・9月下旬 リターン発送


最後に

 本プロジェクトに関して、本レーベル代表であり、ピアニストの杉浦菜々子はピアノ演奏のみならず、資料の収集、選曲、校正にも深くコミットしています。杉浦のデビューアルバム『山田耕筰作品集』は、「源氏楽帖」などのそれまで音源化されてこなかった作品を採り上げた貴重なアルバムですが、作品像を生き生きと活写する演奏技術、表現力はもとより、出版譜、自筆譜や異版を可能な限り精査し、それまでで最も精度の高い校訂報告を行ったライナーノーツも『レコード芸術』や新聞社はじめ、各メディアで高い評価を得ています。杉浦ならではの行き届いた配慮と情熱が、本プロジェクトを支えています。山田のピアノ音楽の真価を問うに値する「埋もれた傑作」を、杉浦が山田自身も愛奏していた幻の楽器、スタインベルグ・ベルリン、またヤマハの新モデルYAMAHA-C3X espressivoで演奏することも、本プロジェクトの目玉と言えるでしょう。現代のピアノにはない幽玄な音色と圧倒的な輝きと深みを兼ね備えた最先端の楽器によって、「知られざる山田耕筰ピアノ音楽」の魅力に迫ります。また、音楽学者の髙久 暁による解説や、音楽出版社ミューズ・プレスによる美しい浄書、製本なども本プロジェクトに一層の彩を添えています。 本プロジェクトにはすでに多くの経費がかかっており、赤字はもとより覚悟でCDの発売や出版は遂行致しますが、世に問うこれらの作品群がどこまで普及し、日本の音楽文化に貢献できるかはこの文章をここまでお読みいただいた皆様のお力とお心にかかっています。何卒、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

●主催:Vacances Musicales ●企画:山中哲人 ●ピアノ演奏・楽譜校閲/校訂:杉浦菜々子(ピアニスト)   ●編曲:青木聡汰(作曲家)、平野真奈(作曲家)、永井みなみ(作曲家) ●補筆完成:榎 政則(作曲家) ●ライナーノート・解説:高久 暁(音楽学者) ●エンジニア:前田巳代三 ●配信:萩生哲郎 ●映像:孫 昌秀 ●協力:ミューズプレス、「湘南クラシック音楽を愛する会」藤本辰也、 スタジオムー 村田勝美 ●後援:㈱伊藤楽器 


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • いよいよ、申し込み締め切りが近づいてきました! まだギリギリ間に合います! クラファン期間中が断然お得ですので、この機会に是非お申込みください! もっと見る

  •  こんにちは。山中哲人です。 大学講師の金子 元さんより、本プロジェクトについてメッセージを頂きましたのでご紹介させて頂きます。 金子さんは江戸時代から明治にかけての政治思想がご専門で、現在、秀明大学・順天堂大学非常勤講師、明治大学・法政大学兼任講師であり、東京女子大学丸山眞男記念比較思想研究センターで丸山眞男の遺稿類・旧蔵書の整理・公開作業、国立国会図書館憲政資料室で近現代の政治家・軍人等の史料整理作業に従事されています。近著に「箕作麟祥『泰西勧善訓蒙』続篇(国政論)にみる英米モラル・フィロソフィー受容の一考察」『秀明大学紀要』第18号(2021年3月)などがあり、日本の西洋思想需要に精通されている専門家です。私もこれまで、金子さんの読書会、市民講座などで勉強させて頂いたことがありまして、その御縁で本プロジェクトをご紹介させて頂きましたところ、貴重なメッセージを寄せてくださいました。  本プロジェクトの芸術的な意義はもとより、歴史的、文化的な意義について評価してくださり、大変うれしく思います。是非、ご一読ください。♪♪♪ このほど、山田耕筰の知られざるピアノ曲を楽譜とCDとして蘇らせるプロジェクトが展開中ということで、非常に喜ばしく、意義深い企画だと考えます。山田耕筰はいうまでもなく近代日本の音楽史に屹立する大物です。その山田耕筰にこれまで全く知られていなかった本格的なピアノ作品が存在するという事実には、芸術的な意義はもちろん、重大な歴史的意義があると言えるでしょう。この企画は貴重な資料を楽譜の形だけでなく、音源として一般の愛好家にも触れやすいものにしてくれるということで、研究・教育の面で大変有意義なものといえます。  このプロジェクトの柱のひとつに、山田の初期の作品、留学前後のピアノ曲の復元が掲げられています。早速、送って頂いたCDを拝聴させて頂きましたが、彼の膨大な作品群の中では、習作と位置付けられる作品とはいえ、日本人が本場西洋に学んで生み出した佳作であり、今も尚色あせない魅力に溢れています。西洋音楽に憧れた一青年がいかにしてそこに近づこうとしていていたかを示すものとして、日本の精神史を考える上でも大事な作品といえるでしょう。幕末明治以来、日本人は近代的な西洋文明に追いつくためにありとあらゆる面で西洋の事物を学んできました。そのような流れのなかで、必ずしも何かの役に立つというだけでなくて、純粋な憧れをもって西洋の文化に近づく人々も現れてきます。たとえば、永井荷風はフランス文学だけでなくオペラに傾倒したことが知られています。山田の場合はドイツ音楽で、しかも岩崎小彌太というスポンサーの後援を得て留学しており、「日本を背負って」という意識が強かったかもしれませんが、しかしドイツ語も当時そこまで堪能でないにもかかわらずひたむきに西洋の音楽を探求する姿勢が、初期作品からはうかがわれます。  山田耕筰は戦後、戦争責任の問題も問われており、戦争と文化人のかかわり方について、政治思想から見ても重大な問題を孕んでいる存在ですが、このような問題を考えるときにも、単純に戦争協力者として断罪するだけではなく、その生涯の全貌を明らかにしたうえで、時代との関わりの中で考える必要があるでしょう。そのためにも、山田の芸術の正当な評価と、歴史的な反省が共に求められており、本プロジェクトはそれに資するものであると評価できます。  このほか、現代作曲家による歌曲のピアノ編曲や未完作品の補筆完成など、いずれの試みも山田耕筰の作品世界に新たな光を照らすものとして大変重要な試みかと思います。このプロジェクトの成功を心より祈念いたします。   もっと見る

  • 「山田耕筰ピアノ音楽プロジェクト」が、本日(8月4日)の東京新聞夕刊に記事掲載されました。本プロジェクトの歴史的意義、芸術的価値が余すところなく紹介されています。首都圏にお住まいのかたは、駅の売店やコンビニなどで是非ご購入ください! もっと見る

コメント

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  1. 2022/06/17 11:40

    未完作品を完成させるという行為に未来に対する価値を感じました。

    1. 2022/06/17 13:45

      ありがとうございます!


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