今日で10日目 ¥1,268,000 72人のお支援をいただきました!
ほんとうに皆さんのおかげです! 感激です。!!
先日、ご支援をいただいた歯科医の先生からご質問がありました。 「プロジェクトでお話しされてる富田さんのお父さんは、意欲があったからあそこまで変わられたんですよね?」
富田さんの許可を得ているので、福辺流に出会うまでの富田さんのお父さんの介護記録をご覧ください。
2020年7月10日 着替えを持って行ったときに看護師さんが「親父の今の状態はご飯を食べるときと歯を磨くとき以外はテレビも見ずにただ寝ているだけ。おしっこもうんちも教えないしおむつをしている状態。今のままで退院したら介護が大変だよ。徳洲会病院に転院させてもう少しリハビリをしてから家に帰るという方法もあるよ」といってくれた。しかし、親父の状況を考えると一日でも早く家に連れ帰らないと回復しない気がするので、13日の医者との面談時には、一日も早い退院を要請しようと思う。
2020年7月19日 10時に介護タクシーを使ってストレッチャーにて無事退院。家ではストレッチャーから下ろすのを剛にも手伝ってもらって無事完了。
2020年7月26日 親父は相変わらず、ちょっと触っただけ、位置を変えただけで痛い痛いを連発。すべてやってもらうのが当たり前になっており、やる気はほぼゼロ。それでも食欲だけは落ちないようでなんとも複雑な気分。
2020年8月2日 昼食時に親父のベッドを起こすといつものようにアーアー、痛い痛いの連発。端から見たらまるで拷問か虐待しているかのよう・・・。挙げ句の果てにまだ少ししか起こしていない状態で痛いからもういいと言い出す始末。さすがに堪忍袋の緒が切れて、寝ながら食うことはできないから昼飯抜きと、親父の蕎麦を池に捨てた。1時半頃になって、腹が減ったからご飯を食べさせてくださいと嘆願された。 冷やし中華をつくり、親父に持っていってベッドを起こしたら、うめきながらもちゃんと起きた。不思議なのは起こすまで、まるで死ぬんじゃないかと思うぐらいのうめき声をあげ続けるのに、ご飯を食べているときは痛みなど端から無かったかのように静かに無心に食べるのだ。少し、ボケが入ってきてるのかもしれない・・・。
いかかでしょうか。
入院中、尿意も便意も訴えずにただ寝ているだけだったお父さんを
富田さんが少しでも早く家に連れて帰らなければ
富田さんが諦めずに、「この介助ではいけない、もっと違う介助があるはずだ」と探さなければ
富田さんが福辺流介助と出会わなければ
今ごろ、お父さんは老人保健施設か特別養護老人ホームに入所されていて、認知症や寝たきりになっておられたかもしれません。
周りが、お年寄りや障がいを持った方をどのような存在として見るかによって、その方の行く末は大きく変わります。
その可能性を信じて、多くの方がご支援くださったのだと思っています。
写真は今年の2月雪の山形に富田さん親子をお訪ねした時、私に予科練のお話をしてくださっている久三郎さんです。