6月に入り、おぎおん太鼓塾も活動が活発になってまいりました。今回開催したのは、霧丘市民センター。28名の子どもたちや、その保護者のかたに参加していただきました。今回の太鼓塾は、興味を持ってもらった子どもたちや家族が、実際に祭りに参加していただけることを目標としていますので、小学校の授業からの「学び」の延長を意識して企画されています。そのため、先日の小学校の授業を体験したあとで、今回申し込んでくださった4年生の子どもたちが、なんと9名も参加してくれました。まずは、いつものように座学から。さすが4年生は、一度聞いてくれているからか、質問にハキハキと答えてくれました。小倉祇園太ならではの正しいバチの握り方もあるんですよ。一生懸命な子どもたちに、指南役も太鼓の指導に熱が入ります。ずっとウズウズとされていたお母さまにも体験していただきました。初めて叩いたとは思えぬ、素晴らしいバチさばきでした。霧丘市民センターの太鼓塾は全2回の構成になっており、次回を皆楽しみにしてくれていました。子どもたちの楽しそうな様子を間近に見ることができるのは太鼓塾ならでは、です。
小学校の太鼓塾も再開後2回目となりました。霧丘小学校の4年生約80名を対象に実施しました。お祭りが開催されるのは子どもたちが1年生の時以来で、また小倉祇園太鼓保存振興会に所属する団体が霧丘小学校校区にはないこともあり、お祭りを実際に見たことがない子も多く、初めて太鼓に触れる子がほとんどな状況です。今日は太鼓の実演から披露し、子どもたちの興味を誘います。そして、小倉祇園太鼓の歴史や特徴、まちの歴史についても触れていきます。子どもたちの反応もとても良く、質問にもたくさん答えてくれました。意外に思ったのは、子どもたちが日本の近代史についてほとんど知らなかったこと。こうした活動を通して、お祭りのことに限らず、子どもたちにとってのさまざまな学びの場となれたら、と改めて気付かされました。いよいよ太鼓体験の時間。子どもたちは、太鼓を叩いていないときも、素振りをしながら順番を待っていました。「早く叩けるようになりたい。」そんな意気込みがひしひしと伝わってきます。担任の先生にもいっしょに体験していただきました。最後に「また太鼓を叩いてみたい人?」という質問には、ほとんど全員の子どもたちが手を挙げてくれました。太鼓塾を通して、小倉祇園太鼓に興味を持ってもらい、そしてお祭りに実際に参加する子どもたちがひとりでも多く増えることが私たちの願いです。
コロナウイルスの感染拡大により長らく休止を余儀なくされていた「おぎおん太鼓塾」を2020年2月以来、2年4カ月ぶりに再開しました。会場は日明小学校(北九州市小倉北区)で、3年生約70名を対象に実施しました。まずは座学で、小倉祇園太鼓の歴史や特徴を紹介。続いて、太鼓指南役による模範打ちを披露。子どもたちの目の色が一瞬にして変わり、歓声が沸きました。いよいよ子どもたちの太鼓体験が始まります。Withコロナの対策で、体験の前には小まめに手指の消毒をしてもらいます。まずは小倉祇園太鼓の特徴である、両面打ちと側面打ちを体験。初めてバチを握る子どもたちも多く、最初は緊張気味で、少し恥ずかしそうな様子で、バチさばきもやや小ぶりでした。少し慣れてくると、歩行打ちも体験。子どもたちも段々とバチさばきもスムーズになり、様(さま)になってきました。約1時間の体験でしたが、最後に子どもたちに質問をすると、「もう少し叩きたい」「またやりたい」というお声をたくさんいただきました。これから本祭りに向けて、「おぎおん太鼓塾」も数回にわたり、実施してまいります。ぜひご支援・ご協力も賜りますようお願い申し上げます。