
絵本 もりのじかん に寄せて
私は今、還暦を過ぎ、日々屋外で環境保全や子育てに関する活動をしています。蛍が自然繁殖している谷津田で放棄された田んぼを整備したり、荒れ放題だった竹林の整備をしたり、プレーパークでこどもたちと遊んだりしています。もりのじかんへの参加も、その活動の一つです。
そんな私ですが、20年前は、毎日を夫婦二人で一緒に楽しく暮らせれば良いと、思っていました。今のようになったきっかけは、こどもが産まれてきてくれたことでした。それから、子育て支援の団体に入り、今一緒に活動している仲間たちと出会いました。

もりのじかんは、時間を忘れて過ごせる素敵なときです。いろんな事に没頭したり、ぼーっとしたり、何かに囚われず自分のじかんを楽しむことが出来ます。小さな人たちは、探検したりいろんな発見をし、疑問に思うことを、大きな人たちに投げかけます。大きな人たちは、それに対して、ハッとさせられたり、再確認したり、自分でも疑問に思ったりして、いろいろ考えます。大きな人たちは、また、小さな人たちを見守ったり、のんびり森を眺めながら、自然を感じて過ごします。もりのじかんが終わった後には、親子とも満足げに、森をあとに帰って行きます。
この絵本 もりのじかん が、一人でも二人でも出来れば多くの人たちに、親子で森へ自然へと足を向けてもらえるきっかけになれば、とても嬉しいです。
ではみなさま、森で会いましょう。
印旛沼探検隊
宇田川清一(うーちゃん)






