皆さん、こんにちは。荒木珠里です。暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、僕たちは8月7日(日)に「KANAKA沖縄 SHRIMPY SUP教室」というイベントを開催しました。僕の家のすぐ近くの海で、親子4組が集まり、快晴という天気と綺麗な海に恵まれ、最高の SUP教室を開くことができました。
「KANAKA沖縄 SHRIMPY SUP教室」には、3年生から中学1年生の子まで、小学3年生の僕の妹の同級生など、5組の親子10名が集まり、SUPの乗り方や漕ぎ方について僕とお父さんが指導します。ほぼ全員がSUPに乗るのが初めてということで一から教える事になりましたが、みんな吸収が早く、とても教え甲斐がありました。最初、立って漕げるようになるまでが難しく、ボードの進め方やバランスをとるコツを掴むまで少し大変そうしたが、ボードの扱いに慣れてきたらどんどん自分で漕いでいくようになり、とても楽しんでくれました。
漕ぐことに慣れてきたら今度は少しハイレベルなことに挑戦。それは、ターンです。ターンというのは、急な方向転換をしたいときに行いますが、そのなかでもボードの後ろの方まで下がって一気にターンするという、バランスと技術が必要なターン。やはり最初は難しく、バランスを崩してこけてしまったり、ターンしたいのに「真っ直ぐ進んでしまう〜」という子もいました。それでもみんな熱心に練習を繰り返して、僕もひとりひとりにしっかりアドバイスしたら、最後はしっかりみんなそれぞれのやり方でターンをしっかり成功させていました。その時の達成感に満ちた顔がとても良かったです。そしてみんな一通り漕いでサップを漕ぐスピードもだいぶ上がってきたら、 少し小さめの波でサーフィンに挑戦しました。サーフィンは波が来るタイミングに合わせて自分で漕いで乗らないといけないので一気にレベルが上がります。お父さんと僕はほぼ全員に対してマンツーマンで指導しましたが、生まれて初めて自分が乗っているボードが波で進む感覚を楽しんでいました。サップを教えていてとても嬉しかったことは、みんなが笑顔で「楽しい!」と言ってくれたこと、そしてサーフィンできず悔しくても何度も諦めないでチャレンジする姿を見れたことでした。
なぜ今回、僕たち一家がこのよ うな教室を始めたかというと、これまで何度もお父さんは周り の知人からSUPの指導をお願いをされてきたそうですが、僕や妹の指導で精一杯でとても時間の余裕がなくて応えられなかったそうです。春から僕が通信制の高校を選択し、トレーニングと勉 強以外の時間を家族の手伝いができるようになったことで少し人手に余裕ができたことで念願 の教室を開校することができた一番の理由でした。
沖縄は、海に囲まれた島なのに実は海で遊ぶ家族がとても少ないです。だから親子で参加してもら うことをルールにしました。親子で海でサップ遊びが大好きになればそれが生活の一部になり、 沖縄の海がSUP遊びをする家族でいっぱいになる。そんな光景が当たり前になれば、沖縄の海の 大切さに気付かない人はいなくなります。そんな未来を作りたいなと僕とお父さんは願っていま す。実はこの教室は、僕の通信制高校の登校日の朝早くからの時間で計画されています。登校日は 僕のトレーニングが休みになる貴重なタイミングなのです。参加者の家族もSUP教室の前日早寝 早起きがの生活リズムも整うという、関係者全員にとても健康でポジティブな暮らしのリズムにつながると思います。
この教室を通して、ゆくゆくは沖縄からSUPでオリンピックに挑戦する子供たちが増えてほしい と願っています。沖縄から金メダリストがどんどん生まれていく、そんな未来にしていくために、これからもTeamKANAKA=家族力を合わせて教室を継続していきます。
keep paddling.荒木珠里
p.s. 教室の詳細や動画はKANAKA沖縄HPからご覧になれます。県外からの親子も少しは受け入れる枠がありますからもし良ろしければ親子で参加いかがでしょうか?