山に捨てられていた子犬たち
ハッピー・アニマル・クラブの元保護犬「さくら」の里親さんから1ヶ月経過のご報告をいただきました。
さくらは山に捨てられていた子犬6兄妹の中の1匹です。
岩手には野犬と呼ばれる野良犬はいないので、確実に人に捨てられた子たちなのですが、全然人馴れしていませんでした。
さらに「俺がエサをやっているんだから連れて行くな」とかいう身勝手やエサやりじーさんの妨害にもあったりして、発見から保護まで約1ヶ月かかりました。
保護できて本当に良かった。
しかし山で子犬たちだけで1ヶ月くらい暮らしていたので(よく生き延びたと思います)、大量のダニがいて、大量の寄生虫がお腹にいました。
ダニや寄生虫には慣れていますが、この子たちに寄生していた量は半端ではなく、シャンプーとフロントラインの次の日にはケージの周りが真っ黒になるくらいの大量のダニ・ノミが落ちてきました。
また回虫や瓜実条虫がお腹にわんさかいて、毎回、ウンチのたびに寄生虫がうねうねとくっついてくるという状態でした(3回の駆虫の後、駆除できました)
人間が怖い子犬たちでしたが特に怖いのが大人の人間。
子供やほかの犬や猫に対しては比較的フレンドリーに接することができ、うちの保護犬や保護猫とはすぐに仲良しに。
多分、この子たちを捨てた飼い主は全くこの子たちに興味を持っておらず、人との関わりが少なく育ったのでしょう。
さらに、人間の大人に怖い目に遭わされたのかもしれません…。
6匹の子犬たちは預かりボラさん達の協力を得て、家庭犬修行をしたのちに、全員、里親さんのもとに行きました。
さくら・3人姉妹になる
この兄妹達はみんな怖がりなのですが、さくらはその中では一番フレンドリーな子でした。
そうは言っても、やはり知らない場所に慣れるのに時間がかかるし、人間は怖い。
慣れるのに少し時間がかかりましたし、1ヶ月たった現在でも少し怯える様子も見られるようです。
しかし、1ヶ月の間位にだいぶ進歩して、人間の姉妹たちと仲良しになり、さくら、3人姉妹になりました(*^-^*)
かわいいです!
人間の子供と犬の仲良し写真、最強。
里親さん(お母さん)の足の間に挟まって寝たりすることもできるようになったそう。
すごーい!!
これからもずっと幸せに暮らしてほしいです。
こういう姿を見ると苦労が報われるし、保護活動には価値があると思えます。