ご支援者の皆さまへ
おはようございます。東京は梅雨らしく降ったりやんだりの日が続いています。だんだん蒸し暑くなってきましたが、昨日ちょっとした撮影があり、公園へ出かけたら緑が濃く、鳥たちの囀りや鳴き声も聞こえてきて、慈雨という言葉を思い出しました。
さて本日は、映画監督の西川文恵さん、Bird Womanにblack Bird役で出演、劇中歌を作られたいわさききょうこさんから、試写を見てのコメントが届きましたのでご紹介いたします。
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西川文恵氏(映画監督)
映画界の性暴力やセクハラ問題の噴出に失望していたころに、映画『Bird Woman』と出会いました。
家庭でも社会でも、そして映画制作の現場においても、男女の相違に悩まされますが、大原とき緒監督は新しい地平を切り開いて見せてくれました。
いわゆる男性の脅威として描かれる主人公:Bird Womanに寄り添う男性キャラクターも作りたかった…という監督の寛容さ、ポジティブさは、性差を超えて私たちに希望を抱かせます。
〝CHIKAN(痴漢)〟が世界で通用する言葉なんて知りませんでした。
この問題を女性の目線で真っ向から取り上げた映画は他にありません。ぜひ応援してください。
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Bird Womanは起爆剤
いわさききょうこ氏
(Black Bird役/東京下町生まれの旅人シンガーソングライター)
Bird Womanは、混沌とした現状を走り抜けていく存在。挿入歌『青空でなくてかまわない』では、光に向かって妨げを突き抜けて飛んでいくBird Womanへの共感を歌いました。
Bird Womanは、息苦しい思いをしながら堪えていた女性たちの起爆剤であり、この映画そのものも現実社会に対する起爆剤になると思います。Black Birdを演じた私にとっても起爆剤になりました。凝縮された瞬発的な変革のパワーを、情熱ではなく、コミカルなベールで包んで人に感じさせるのがおもしろいですよね。Bird Womanが自室で過ごしているシーンは、日常的でありながら、セットや音響がどこかファンタスティックな異世界を感じます。
エンドロールの新月灯花さんのライブシーンも、特に好きなカットの一つです。ぜひ歌詞をよく聞いてください。誰しもが、抑圧されているものから開放されて走り出すような思いになるのではないでしょうか。
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おふたりともありがとうございます。
トップ画面の写真は、東京都目黒区の大鳥神社で撮りました。
大鳥神社にまつられているのは、死後、白い鳥になって故郷へ帰ったという伝説がある、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)なんですね! 社名に惹かれて立ち寄りましたが、思いがけなく「鳥になる」キーワードが出てきて驚きました。
六月の神社といえば、末日には「夏越の祓(なごしのはらえ)」がやってきます。厳しい日本の夏を健康に過ごせますようにという祈りの儀式です。大鳥神社から、皆さまのご健康とBird Womanの飛翔をお祈りしてきました。どうぞ皆さまがお元気にお過ごしになれますように。
今回も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました!