今年(2022年)5月に、ハッピーハウスのRiyomi&Yuukiの島内旅サポで、奄美大島北東部の貸別荘に、私(sawawa)も一緒に1泊しました。Riyomiさんの自宅は、昔ながらの奄美の古民家のため、自閉症のyouukiは、新しい空間を好み、時折、ベッドとソファーのある新しい場所を探して、両親にリクエストします。
この日、私は、Riyomiさんに、「感謝と慰労も兼ね優雅なアロマの足浴をしよう!」と思っていたので、「この雰囲気を私の友人のお母様(和美さん)にも体験してもらいたい!」と感じ、Riyomiさんに承諾と協力を得て、和美さんのアロマの足浴も行いました。
和美さんは60代。長年働いて家族を支えてきた、品のある笑顔がとてもステキな方です。これまで、エステや足浴などは、経験したことがなかったそうで、足をだすときも、少々、はにかみながら、新しい体験を楽しんでおられました。ちょうど、さをり織りの紫のあるがままストールも織り上がったときで、和美さんに纏っていただき、ゆっくりお茶をのみ、優雅な空間が生まれました。
私が、「和美さんに足浴を!」と浮かんだのは、昨年亡くなった母を、非日常を体験できるステキな場所に連れて行きたかった…という思いが残っていた為で、母にしてあげたかったことを代わりに昇華させてもらいました。
私の母は80代で亡くなり、生前、自宅で足浴やマッサージは、私が日常的に行っていましたが、歳を重ねるに連れ、新しい事を固辞する傾向が強まり、出掛けるのも経済的なことや、他人の目を気にして実現しませんでした。亡くなってから思ったのは、健康で、頭も、足腰も丈夫な早い年代のうちから、連れ出してやっておけば良かった。という思いでした。
同時に、奄美から出る事なく生涯を終えた私の母の古い価値観(自分は2の次、家族や親族、他者に奉仕することが当たり前)では、どうしても自分を労わることや、やったことのない楽しみを自分に与える事を、母が、自分自身に許すのは本当にハードルが高く難しいものがありました。それはまた、介護現場の、介護人や、施設関係者の方々も、日々の業務に追われ、リラックスする時間を自分に与えるのが、難しいのと同じ事のように感じます。
この日のアロマの足浴の為に、Riyomiさんのご主人Sueyoshiさんが、龍郷秘密基地(遊び場)から、色とりどりの鮮やかな、お花を採取して届けてくれました。この日は雨模様で、「愛する妻を雨で濡らさない様に自分が採ってきました。」と笑いながら言いました。その言葉通り、とてもゴージャスな愛に溢れたお花のアレンジでした。
今回のクラファン・リターン商品の「奄美の森のおくりもの」月桃化粧石鹸が、自分のココロと身体を労わる啓蒙ツールとなり、夫婦間でも互いに尊重しあう、ココロノバリアフリーの在り方が浸透し、拡がっていくことを願っています。