希望の星学園は、奄美大島奄美市にあるコンベンツアル聖フランシスコ修道会のゼローム神父に、障害児の親御さんから相談があり、1966年、障害者施設として設立しました。場所は、奄美大島龍郷町、隕石が落下してできたといわれている奄美クレーター(赤尾木湾)近くです。2016年、敷地内に、障害者施設星窪きらりが設立。2021年には、隣接地に、浜畑Twinsが通所している生活介護施設オリーブの丘が、開所しました。
障がい児をもつ親御さんの願いは、いつの時代も同じ。子供達が、社会に受け入れられ、明るく元気で、豊かに、安心して過ごせる場所と、信頼できる人達に見守られて生活できることです。希望の星学園設立から50年以上の月日が流れ、障がいがあっても、Twinsが「表現したい!」「繋がりたい!」「伝えたい!」と協力を得ながら自ら発信、活動できる時代に変化しています。50年前には、想像出来なかったことだと思われ、それだけ、人の意識が変化し、成熟してきた現れです。
コロナ禍になり、健常者であっても、先の見えないことを、不安に思う気持ちは、みな同じです。お互いの違いではなく、ポジティブに共通している部分に焦点を当てれば、理解も深まり、Twins Ryoutaの提唱する、判断や優劣のない、ココロノバリアフリーで、交流できる社会の実現は、すぐ近くにあるように感じます。
オリーブの丘へ、今日も行ってきます!毎朝エンジンのかからないRyoutaは、行き渋り、送迎のスタッフさんを困らせますが、ヘルパーさん達の気持ちのよい声かけで、送り出されます。
昨日(9月8日)は、Ryoutaが、オリーブの丘に到着したら、美しい3人のオリーブ・エンジェルズ(施設スタッフ)が、優しく出迎えてくれた。と鼻の下を伸ばしながら嬉しそうに報告してくれました。そして、いつも、自分は、オリーブの丘を辞めたい!(入所になるのが嫌で)といっているのに、いつも優しく協力してもらえているんだ。と感じ、ありがたい。と思ったそうです。
ハッピーハウスRiyomiさんの長男(Yuuki)が、通所する就労支援B型事業所星窪きらり。野菜作りや、ランドリーサービスの作業をしています。収穫して出来た、ローゼルティとジャムは、大人気の商品です。
ショートステイや、延長支援の時は、星窪きらりの施設で過ごします。行き渋っても、滞在して帰るときには、笑顔で戻ってくるTwinsです。
私(sawawa)が生きてきた、昭和の高度経済成長、バブル期と、サバイバル・競争を経て、ITが導入、アナログからデジタルへと移行し、働き方も、ロボットのようにスピードと正確さを要求されるようになりました。便利さと同時に人の暮らしも忙しく、膨大な雑務に追われるようになり、心身共に疲労困憊した平成の時代を過ごしました。
Z世代のTwins、Yuuki 達と一緒に体験している今、令和は、人と自然と調和しながら、自他共に、心身を労わり、尊重する「ココロの自立・成熟」の時代にシフトしているように感じます。Twins Ryouta は、それを「安らぎのパラダイムシフト」といいます。