【(動画メッセージ)代表理事の杉山まさるより皆さまへ】
子ども達にとって真に自由と権利が保障された学校、東京サドベリースクールを存続・発展させて、教育の選択肢を広げていきたい。
そんな想いで15年続けてきました。
ここで絶やしては、子どもがサドベリー教育を選べる選択肢がまた減ってしまいます。
学校の継続と発展 、子どもが自由に教育を選べる未来のために、ご協力・ご協賛を何卒よろしくお願い致します。
杉山まさる
わたしたちが実現したい未来
私たちは、子ども達に一度の人生を自分らしく自由に、他者と共に豊かに生きてほしいと願っています。
そして、そんな大人や子どもがたくさんいる世界をつくっていきたい。
そのために、従来の学問教育ではない学校をつくりました。
東京サドベリースクール(TSS)は、子ども時代から自分の人生について心の声を聴き、自ら考え、一歩を歩みだす経験ができる学校です。
同時に、社会の一員として主体的に生きていけるよう、生徒もあらゆる学校経営に1票を持てるようにしています。
自分の社会を、自ら他者とつくっていける人に育ち、よりよい社会を次の世代に引き継いでいける教育環境を整えています。
そして、そのような学校はどんな価値観でやっていくのかが大事です。そのためTSSで大切にし続けたい価値観も生徒と一緒につくりました。
私たち東京サドベリースクールは、自ら感じ考え行動し、他者と尊重し合って生きていく人が育つためにある。
私たちは子どものあるがまま、自然な成長、個人の自立を大切にし続ける。
また、より良い社会を形成するための機会から、1人1人の意識により安全な空間を生み出せることを忘れない。すべての人がより自立した人間に成長し、お互いに尊重し、応援し、感謝し合う場所を皆で創るチャレンジをし続けられることこそが、東京サドベリースクールの存在する意味である。
TSSは、生徒がひとりの人間として自立して自由に、また社会に生きる市民として豊かに生きるには、「自分を育て、社会を学ぶ」必要があると考えています。
そのため生徒とスタッフで共に作成した存在意義・価値観を大切に、市民教育と人格形成を柱とし、権利と責任を通じて、生徒が自分で自分を育てる全日制の学校(スクール)です。
本校では教育理念を大切にするために、以下の特徴を設けています。
①在り方・生き方/非認知能力/認知能力
TSSで大切にしていることが、どう生きるのかという「在り方・生き方」です。
また実践されやすいのが自分を知る内省力や、自ら活動を生み出す自発性、人と物事を進めるコミュニケーション力などの「非認知能力」です。
「認知能力」は知識やスキルといった面で、生徒がサドベリー生として関わる分野や、個人として特定の分野に興味関心を持ち、夢中(フローやゾーン状態)になった時に発揮され、驚くべきスピードと忍耐力で習得されます。
非認知能力と認知能力はあくまで“能力”であり、在り方生き方という使い方の“方向”次第で喜びも悲しみも生み出せてしまいます。そのため、在り方・生き方を特に重視しています。
②自分を育てる
私たちは「人は本当にやりたい、必要だと感じたときに一番よく学ぶ」という考え方を大切にしています。
生徒は1人ひとりが違う存在であり、当然のことながら関心のある分野も関心を持つタイミングも違います。
そのため、スクールにはあらかじめ決められた授業がなく、自分で自由に1日をデザインできる教育システムとなっています。
生徒たちは誰かの用意したカリキュラムや選択肢の中から選ぶのではなく、自分のことは自分で決める経験をしていきます。
③社会を学ぶ
生徒は、スタッフと共に自分たちの学校という社会に必要なシステムを、自分たちで作れる権利とその責任があります。
これを徹底しているのが他の教育にはないサドベリー教育の特徴です。つまり、自分の属する社会を自分の手でデザインできる機会が与えられ、実践を積むことができるのです。
ただ、なんでも子どものいう通りにするということではありません。実社会でもお互いを尊重し合う必要があるように、この学校でも生徒とスタッフがお互いを尊重し合う必要があります。
ミーティングと呼ばれる話し合いにおいても、学校経営や校則(ルール)づくり、スタッフの人選など、あらゆることに対して生徒もスタッフも自分の意見を伝えあい、平等に1票の権利と責任を行使できます。
皆のことは皆で決める経験。私たちは、それが社会で他人と生きるうえで必要なことだと考えています。
私たちTSSは、2023年度で開校15周年を迎えることができました!
これもひとえに、TSSの教育を認めてくださっている親子の皆様、そして応援してくださっている皆様のおかげです。本当にありがとうございます!
あっという間の15年、でもまだまだ15年でもあります。
若木は何十年とかけて大木となるように、真の教育の結果には時間がかかるもの。
まだまだ社会で働きだしている生徒はわずかです。TSSは5歳から入学できますが、これまで10代で入学された生徒もまだ20代がメインですので、これからより、自分のいる環境で自分らしく楽しく精一杯生きていってくれると信じています。
しかしこれまでTSSは困難な中での学校経営でした。
特に近年のコロナ禍は、「子ども人口が日本で最も多い東京で、子どものためにサドベリースクールの選択肢を」と続けてきた私たちを直撃。
それでも続けてこられたのは「この学校は絶対に子ども達に、社会に必要だ!」という強い想いでした。
コロナ禍で多くの生徒が、東京での生活や通学に不安を覚え、在籍できなくなりました。
またTSSも全ての学校と同じく万能ではなりません。合わない子もいて転校していくご家族もいらっしゃいます。
でももちろん、やりたいことを見つけて巣立つ生徒や、嬉しいのは「TSSに通ってよかった」と後からお手紙やメール、お茶に誘ってくれる同窓生や親御さんがいてくれること、そして遊びに来てくれることです。
同窓生の声はこちら
元保護者の声はこちら
いつでも同窓生が気軽に遊びに来たり、相談しに来られる場所として、いつまでも学校を続けていきたい。
そして、もっとたくさんの子ども達に、親御さんに「こんな教育もあるんだ!」とわくわくしたり、安心してもらいたい。
そのために、「TSSを続けよう!もっと良くしよう!」と生徒と一緒に中長期計画を作成しました。
本クラウドファンディングを通じて私たちが望むこと、それは皆様と一緒に、生徒達と共に、子どもが今も将来も生き生きと人生を生きること。そして望む社会を自分たちでつくっていくことです。
そしてそのための学校があることを、たくさんの方に知っていただきたく、本プロジェクトでは、応援ご寄付という形で、皆様のお力添えをいただいています。ぜひ周りの方にも本プロジェクトや、TSSの存在をシェアしていただければ嬉しいです。
生徒も議決権を持つ2023年3月の春期学校総会で、15年計画準備も含め2334万円を予算計上し承認されました。
もちろんすべてご寄付頼みではなく、生徒・スタッフで頑張って経営を行ってまいります。TSSで生徒仲間を増やす活動も、生徒とスタッフで協力して行い続けています。
例えば学校説明会では、生徒が校舎のご案内や、皆様からのご質問にお答えしています。
また、コロナ前には応援してくださった皆様と楽しむ、感謝パーティーも生徒とスタッフで企画運営していました。
こんにちは、杉山まさると申します。
私は2009年からスタッフ(※)として、以来15年にわたり生徒の学びをサポートさせていただいてまいりました。
また最年少ファウンダーとして、設立からずっと運営にも力を尽くしてまいりました。現在もさらに「より良い教育」「より良い学校」にしたく2つの大学で学んでおります。
私が大切にしていることは、私自身がどう生きるのかということです。なぜなら子どもたちは、身近にいる人間が「何を言う」か以上に、実際に「どう生きているか」をよく見ているからです。
大人が子どもに本を読みなさいと言っても、その大人が本を読んでいなければ説得力はありません。
そのため、TSSの教育の本質である、自立・自由・民主主義を生徒が実際に経験し、自己実現と他者貢献をしていける人間に育つために、私を含めスタッフがまずこれらを実践しようと奮闘しています。
これは言えば言うほど大変です。なぜなら自らのハードルを上げることになるから。でもそれを言い、実践するだけの価値が生徒にもスタッフ自身にもあります。
私はTSSは人生をすべて使うに値する価値のある学校だと思いますし、そのようにしていきたい。次の15年間も、生徒達そして多くの子ども達が選び続け、自分の人生と他者への貢献を経験し続けられる学校として、続けてまいりたいと考えています。
ぜひ、TSSを通じて多くの人が自分の人生を生き、他者と助けあう社会を一緒にをつくってまいりましょう。
代表理事
杉山まさる
※サドベリーでは先生ではなくスタッフと呼ばれます
本プロジェクトの始まりは、2020年のコロナショックにさかのぼります。
2020年からの3年、長引くコロナ禍から通えない生徒が増え、またコロナ罹患者の多い東京都内ということもあり、入学できる生徒も増えず、それまで貯めてきたスクール資金が減り続けてしまいました。
そこで、
「TSSに通い続けたい!」
「通わせ続けてあげたい!」
という生徒とスタッフの熱意から、本当にTSSの教育を必要としている生徒仲間が増えるための施策をたくさん行い、また昨年初めてクラウドファンディングを行わせていただきました。
その際に、たくさんの方から応援いただき、あたたかい心のこもったメッセージもいただきました。
そのおかげで2023年度も開校でき、無事15周年を迎えることができました!
本当に、ありがとうございます!!
2022年度のクラウドファンディング時には、私たちが続けてきたことをたくさんの方に認めていただき、おかげ様で生徒もスタッフも自信になり、2023年度も引き続き継続が難しいながらも
「前を向いていこう!」
と、継続することも大切にしながら、長い目でTSSをどうしていきたいのかを話し合いました。
これは、市民が「自分たちの町、国、世界の未来をどうしていきたいのか」話し合うことと同じです。
そこで、これからは、
「より良い未来を自分たちでつくっていこう!」
「その目標を叶えるための行動をしよう!」
となりました。
2023年6月現在も、継続危機を脱するための活動、生徒増と資金増のための活動を生徒と一緒に行っています。しかし、すぐに生徒と資金が増えるものでもありません。
そこで、今年度の生徒仲間を増やす活動と、TSSの足元である経営安定に向けて予算をつけていこうとなりました。
2023年度予算の内訳
施設費315万円
現在、校舎として一軒家をお借りしています。生徒も大好きな校舎ですが、多くの子どもが選択しやすく通いやすい東京23区内で頑張って続けているため、賃料が高額になりやすく大きな支出となっています。
TSSはあえて生徒に大人から与えないことで子どもが自ら学び育つ力を育む教育のため、「与えてもらえる方がより良い教育」という潮流と真逆です。そのため世界的にも多数派にはなりにくく、子どもが多い都市部では費用がかかるわりに続けることが難しい学校となっています。
人件費575万円
2名の現スタッフが安定して生活するための給与と、教育充実のため年度後半にスタッフを増やす予定です。学校は“人”が資本です。
そこで2020年のコロナ禍より資金難で42%の給与減としていましたが、23年度はスタッフの生活を鑑み30%減としています。また生徒とTSSのためにスタッフを増やし、スタッフの生活のために資金を回復させていく施策を行ってまいります。
外注費420万円
必要な親子に教育の選択肢を知っていただくためのマーケティング、広報、基金設立と運用のための準備を行います。
スタッフの業務過多を防ぎ、生徒の教育活動や本来業務に時間が使えるようにしていきます。プロの手を借りより良い学校をつくるため業務委託契約を中心としています。
基金設立500万円
2024年度に基金を設立予定です。
毎年基金を増やしつつ、3%~4%の運用益を目指します。例えば年3~4%で1億円を運用できれば毎年300~400万円の収入となります。原資を減らさずほぼ毎年奨学金が拡充されますし、また2大支出である賃料やスタッフ給与をまかなう助けになります。中長期的な奨学金充実と学校経営安定に役立てていく予定です。
※個人や法人からの寄付で基金を運用し収益を得ることを”エンダウメント”といいます。世界の、特にアメリカの大学はこの基金により多額を奨学金や経営に役立ててます。
その他(消耗品費、水道光熱費、法定福利費等)524万円
昨今の電気料金高騰により光熱費が上がっています。生徒スタッフで節電や省エネ家電への切り替えなど努力しています。
また税務や法定福利費、物価が上がっている消耗品、知っていただくための広告等、様々な支払いがあります。
2023年度も無事1年間生徒が学び育つ環境を継続し、2024年度以降の生徒の学校環境の発展のため、本クラウドファンディングの目標を500万円、300万円、100万円と、段階ごとに応援ご寄付を募らせていただいております。
皆様に新しい時代を生きる子どもたちと、より良い社会をつくる未来の教育のために、応援いただければ幸いです。
基本目標(ホップ目標)
本クラウドファンディングの応援ご寄付支援の基本目標(ホップ目標)を、500万円とさせていただいています。
こちらは何よりも大切な、現生徒が次年度も安心してTSSに通うためのスクール継続開校資金として、運営費に大切に使わせていただく予定です。
具体的には、生徒が毎日通う施設費用と、その他スクール運営に必要な水道光熱費や法定福利費等のサポート費用として大切に使わせていただきます。校舎がなくなってしまうと、生徒が通う場所がなくなってしまうため、第1目標とさせていただいております。
第2目標(ステップ目標)
第2目標(ステップ目標)を、800万円をとさせていただいております。
現在、スクール継続のためにスタッフ給与(2名とも)を30%減らしております。生徒のサポートとスクール運営の実務を行うスタッフが少しでも安心して生徒をサポートできるよう、スタッフの給与補填として大切に使わせていただきます。
第3目標(ジャンプ目標)
第3目標(ジャンプ目標)を、900万円とさせていただきます。
上記、消耗品費や水道光熱費などの運営費のさらなる補填として大切に使わせていただきます。
前述の2023年度予算2334万円のうち、基本目標外の1834万円を自分たちで何とかしていく予定です。具体的には、生徒仲間増のための見学体験増と、新入生・現生徒のご入学金と学費です。こちらは以前より生徒スタッフで協力し、2022年度は過去5年間で最も多くの方にご見学・説明会にお越しいただけました。
またクラウドファンディング以外での応援ご寄付も今後、ホームページ等で、個人の皆様・企業の皆様にお願いしてまいります。
そして、学費やご寄付以外にも、今後基金を設立してその運用益を得ていきます。
こちらは『エンダウメント』といい、アメリカの大学が力を入れている分野です。この基金により、国内学生のみならず世界中からの留学生に潤沢な奨学金を支給できている実績があります。
ただ、まだ現在の学費だけでは学校継続と発展には届かず、基金も運用益もないため、本年は皆様に本クラウドファンディングで15周年のお祝いと15年後に向けて頑張れ応援を頂ければ幸いです。
基本目標と共に、第2目標、第3目標に近づけますと、その分だけ次年度継続が近づきます。また子どもが教育を自由に選べる社会に近づきますし、とても生徒スタッフの心が軽くなります。
なお昨年クラウドファンディングをさせていただいた際は、普段私たちが情報をお届けさせていただいている皆様以外のたくさんの方にも知っていただける機会となりました。
クラウドファンディング実施は、資金的な応援と共に、たくさんの方に教育の選択肢があることを知っていただけます。たくさんのご家庭に、より豊かな子どもの教育の選択肢を持っていただければ嬉しいです。
ご寄付の応援と共に、シェアでの応援も頂ければ幸いです。
2023年6月:クラウドファンディング開始。
2023年8月:クラウドファンディング終了。リターン準備、発送等開始します。
2023年10月:クラウドファンディング支援金による実施開始。
秋期学校総会準備開始。生徒数状況、クラウドファンディング状況等により、
2024年度の開校、一時休校、閉校の検討を開始します。
2023年12月:臨時学校総会にて2024年度の開校、一時休校、閉校を決定します。
2024年3月:クラウドファンディング支援金による実施終了。
保護者の皆様からの応援メッセージ
元保護者で小説家の吉本ばななさんより、応援メッセージを頂きました!
元保護者でベストセラー作家の、本田健さんより動画応援メッセージを頂きました!
沿革
私たちTSSは、2009年に市民の手で開校し、今も公的機関ではなく市民の手で運営されています。その歩みをご紹介いたします。
2008年
「東京にもサドベリースクールを!」と一般市民8名により設立が起草されました。しかし誰ひとりとしてサドベリースクールで子ども時代を送ったことがなく、手探りで準備を進め、2009年4月開校を目指し、週3日からのプレオープンを開始しました。
2009年
開校!東京都世田谷区の一軒家の3部屋から、TSSはスタートしました。設立メンバー8名、スタッフ2名、生徒6名からのスタート。設立メンバーのうち、最年少は現代表理事でスタッフの杉山、当時29歳でした。
まだアメリカのサドベリー・バレー・スクール(SVS)に視察に行ったことのないスタッフが同校を訪れました。TSSでは全スタッフが1度はSVSに視察に行くことで、視野を広げることと原点回帰、最先端の情報を得ることができ、生徒とスクールにとってメリットがあると考えています。
全スタッフがSVSを訪問することのみならず、複数回訪れてスタッフ自身が学びを深めることは、「人が資本」と考えるTSSで大切にしている伝統の1つです。
2010年
ホームページもロゴも手作りしました。開校から10か月後、やっとホームページが完成。人手、資金のない中、手作りのホームページでした。
ロゴもデザイナーさんがボランティアで手伝ってくれ、生徒とスタッフで様々なアイデアを出してつくりました。
2011年
ドイツのサドベリースクール生徒とスタッフが来校してくれました。生徒同士一緒に遊んだり、会話を楽しみました。
2012年
一般財団法人東京サドベリースクールを設立しました。
それまで個人として運営してきたTSSが、より社会的な存在へと進化しました。どのような法人がTSSにふさわしいか、生徒・スタッフ・役員・保護者の皆で話し合って決めました。
そして自分たちだけでなく、未来の関係者のことも考えて決めたのです。生徒も議決権を持ち対等に話し合う文化を、TSSはずっと大切にしています。
雨の日に年少生徒達がお店屋さんごっこ。雨?それくらいじゃ楽しいことは止められません!
再びSVSを訪問。創設メンバーのおひとり、ダニエル・グリーンバーグさんに改めてサドベリースクールをつくってくれて、続けてきてくれたことへの感謝の言葉を伝えに渡米しました。
毎年恒例の講演会開催。生徒もスピーチし、感動してくださった参加者から「スラムダンク全巻」をプレゼントいただきました。頑張った結果が参加者さんの感動とスラムダンク全巻とは、とてもいいですね!
2013年
日頃のスタッフの様子を、応援してくださっている方が4コマ漫画で表現してくださいました。
地域のハロウィンに参加。どうせ楽しむなら本気で!
歌好きな生徒が日々レッスンをしていました。毎年スクールコンサートも開催し、その後歌手になりました。
2014年
開校以来、生徒・スタッフで一緒に、生徒仲間を増やす活動をしています。自分たちの仲間は自分たちで増やす。その経験も社会できっと活きてきます。
再びドイツのサドベリースクール生徒・スタッフを受け入れ、たこ焼きパーティーをして一緒に交流を楽しみました。
2015年
毎年、避難訓練や防災館に行っています。いざというとき、自分で動けることが大事です。
学びたいことがあるとき、本や動画などと共に、教えてもらうことも手段の1つ。自分にとって最適な方法を選ぶ力を養うことも、大切なことだと考えています。
現校舎には校庭がありません。でも、なければ工夫をすることも経験していきます。ちょっと移動すれば東京にも緑はたくさんあります。
独学で習得した大好きな料理でみんなをおもてなし。自分の好きなことで、周りの人が喜んでくれるというのは素晴らしいことです。
2016年
政治に興味を持つ生徒も多いTSS。ある生徒がTSS内と駅前で「投票に行きましょう!」と声かけ、ビラを配り、政治活動をしていました。「年齢的に自分に投票権がなくても、できることがある」と考え行動していました。
キャンプを企画し山梨県に。”してもらうこと”が当たり前になりがちな現代。TSSは、誰かにしてもらう・与えてもらうのではなく、自分でつくる経験がしやすい環境です。
興味があったら不安があってもやってみる、学ぶ環境も自らつくる。その本人にとっての一歩踏み出すことを大切にしています。
2017年
感謝パーティーを開催。この年は皆でチョコレートファウンテンを楽しみました!
スタッフが夏休み期間の1ヵ月をかけて、ドイツ、フランス、アメリカのサドベリースクールを訪問し、世界のサドベリースクールを視察・交流。
ギリシャではアリストテレスの学校など、サドベリー教育の源流と言われるアテネの教育と民主主義の原点も訪れました。
2018年
同窓生が自分のお店をオープン。事の大小ではなく、手探りでも挑戦し自分の道を進む、皆に喜んでもらうことを大切にしている生徒たちを誇りに思います。
SVSに訪問。翌年秋より新型コロナが流行し出し、ダニエル・グリーンバーグさんとお会いできたのはこの年が最後となってしまいました。
ダニエルさんはサドベリーの生みの親で、その人生を子どもたちと共に過ごした偉大な大先輩で友人です。きっと天国でも学校をつくって子どもたちと過ごしていることでしょう。いつかまたお会いできる時まで、ご冥福をお祈りいたします。
2019年
避難訓練も本格的。この防炎カバー付きヘルメットも、髪の長い生徒を守るために、生徒と一緒に調べてスクール資金とご寄付をもとに購入しました。
動画を観るだけなく、撮影する生徒もいます。頑張って登録者数を増やし、ヒカキンさんの事務所登録しユーチューバーになった生徒もいました。
できることは自分たちで。TSSの手作り看板をメンテナンス。
2020年
コロナが流行。オンライン開校するなど試行錯誤。その中でも感染に気を付けて、一緒に楽しい時間を過ごす工夫をしてきました。
次年度スタッフ雇用の話し合い。生徒の主権者教育の1つとして、自分たちの社会(学校)で働いてもらう人も、自分たちの責任と権利で決めています。
数学好きな生徒が、自分で問題を見つけ、自分で解いています。興味のジャンルはひとそれぞれ。学問だから良い悪いということはありません。
わからなければ自分で調べる、聞く。大事なことはわかる・わからないことではなく、自ら何とかしようとする力を育てることです。
2021年
校舎として10年以上お世話になった一軒家を、老朽化のため引っ越ししました。
また、たくさんの方のご協力のおかげで新しい校舎が見つかりました。10年間生徒たちを見守ってくれた校舎に感謝し、皆で最後に大掃除をしました。お世話になった大家さんとの交流は、今でも続いています。
新しい校舎の近くに公園があり、よく皆でスポーツをしたり筋トレをしたりと、楽しく有効活用しています。
コーヒー好きな生徒が自分で美味しい淹れ方を研究。豆も焙煎していました。好きなことは人は自然と研究者になります。
筋トレ愛好会が週3日で行われています。今も下半身、上半身前、上半身後ろと部位をわけて、それぞれに合わせた強度で楽しく運動しています。
2022年
長引くコロナ禍も落ち着いてきて、社会で様々な活動を行いやすくなってきました。
歌手になった同窓生は、オンラインライブからリアルライブを開始。同窓生たちも頑張っています。
都内の高尾山登山を生徒企画メンバーで実施したり、東京ドーム12個分の広い公園でのんびりしている生徒たち。”その気”があれば、東京都内は街も自然も堪能できる、素晴らしいポテンシャルがあります。
大切なのはその気を持つようになること。これは与えてもらうだけでは育ちにくいものです。
こちらは首都東京だからこそ。自分たちの学校を、まさに1票を持って運営している生徒達。そのため、司法・立法・行政である裁判所や国会に興味を持つ生徒たちもいます。
本好きな生徒が1人で読書。みんなとわいわい過ごすことも、1人でじっくり過ごすこともできるのがTSS流。
のんびりしたいときは、のんびりすればいい。
現代社会は忙しいだけになりがちですが、忙しくものんびりも、両方自分のペースやバランスを見つけていくことが大事です。
社会の変化には『現場、制度、意識』が必要です。
現場は、TSSのように実際に生徒が通う学校や学び育ちの手段があること。そしてそれらを選べるための制度をつくっていくことと、子どもが自由に教育を選べるよう人々の意識が変容していくために行ってきた活動をご紹介します。
代表理事杉山と文部科学省職員(当時)による『多様な教育機会確保法をつくる』勉強会をTSSで開催したり、大学等の講演イベントで生徒が登壇しました。杉山は共同設立発起人でした。
世田谷区長が来校されました。行政の方にも、もっと色々な教育があることを知っていただきたいと考えています。
世界にはいろいろな教育があることを知らない親子に知ってもらいたいと、コロナ前までTSS主催の講演会を毎年のように開催し、100~200名の方にご参加いただいていました。「おかげで一般的な教育以外の学校があることを知れました」とのご感想をよくいただいていました。
雑誌や新聞にも掲載いただき、たくさんの方に知っていただける機会をつくっています。
また人材育成にサドベリー教育の「任せるエッセンス」の企業向け教育研修を実施したり、TSSを視察されたい方向けに一般見学会を毎月開催しました。
2009年は日本の子ども達・親御さんにも、サドベリー教育の選択肢を肌で感じていただきたく、SVSの卒業生をお招きし、講演会を開催しました。また2011年には別の卒業生も来日され、お話し会を開催しました。
大学・大学院でサドベリー教育の講義も毎年何校も行わせていただきました。将来子どもに関わる学生の皆様に、様々な教育があることを知っていただき、視野を広げていただいています。その後TSSのボランティアスタッフになられ、今は小学校やインターナショナルスクールで教員をされている方もおられます。
また生徒自身が講義を行うこともあり、生徒・学生双方にとって学びとなっています。
一般的な学校教育や、様々な教育の仕事に就く大学生や社会人にも広い視野を持っていただければと「研修付きボランティアスタッフ」を受けいれています。また年に2度、現元ボランティアスタッフ同士が交流できる会も開催しています。
~ボランティアスタッフをされてみてのご感想~
<現小学校教師>
本当に出会えて良かったです。 自分の小さなひとつの勇気によって、広がっていった世界です。これからもこんな色々な素敵なものが詰まっている学校が広まって欲しい。応援していきます!
<現インターナショナルスクール教師>
ボランティアスタッフを経験して1番自分の力になっていることは、生徒の皆さんと一緒に時間を過ごした中で、人が必要を感じた時に自ら学ぶ力や、協力して何かを成し遂げる力を心から信じられるようになったことです。
<元中学校教師>
私もそうだが、1番難しいのが「待つ」ということ。どうしても、これやっといた方がいいよ、こうするんだよ、つい「すぐに」言いたくなっちゃう。その先に自分で出す何よりも尊い一歩があるはずなのに。それが最大限にできることこそ、サドベリーの魅力だと私は思う。
また教育系雑誌などにも寄稿しました。一般的な教育の先生方など教育関係者の皆様にも、子どもたちのために色々な教育があることを知っていただきたく活動しています。
元保護者さんのお声
サドベリーを巣立つ直前の面談の帰り道、息子はサドベリーに通って本当に良かった!と言っていました。本当におかげさまで、息子は健康も取り戻し、元気に楽しく通う事が出来ました。
スタッフさん達の温かい眼差しの中で、自信もついたと思います。そのような、素敵な大人達が一緒にいてくれる空間を共に出来た事も、安心感があったと思います。
今の時代、大人と子供が気軽に関わったり、大人が子供を気軽に注意したり教えてあげたりするという状況が少なくなっていますね。そんな中、サドベリースクールは昔の温かい社会が実現出来ている場所でもあると思います。
皆さまと過ごせた時間は何物にも代え難い宝物でした。本当に有難うございました。これからも、息子が迷ったりした時、どうか故郷の様な場所であって欲しいと願っております。
コロナの情勢に加えて、経営が大変な中、息子にとって故郷の様な存在のサドベリーが存続します様に、これからもベルギーより応援しております。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
よく大人は子どもに「夢はなに?」と聞きます。
そして子どもが「何々になりたい」と答えると、大人はちょっと安心したような、ほっとしたような表情をされることがあります。
では、大人が子どもに「夢はなに?」聞かれたら、なんと答えるでしょう。
すんなり答えられる方は、どのくらいいらっしゃるでしょう。
でも本来、子どもと大人を区別するのではなく、私たちは同じ人間として存在しています。
そして人は人と影響し合って生きるもの。
子どもに夢を聞く大人は、まずは自分の夢を持ちたいものです。
私たちは、生徒とスタッフという立場の違いがありますし、TSSの主役は生徒です。
と同時に人間同士として、一緒にTSSをもっと良くしていきたい想いがあり、生徒にもその権利があります。
そして権利があるその誇りと責任は、生徒がもっと広い社会に出た時に必ず役立ちます。
よろしければ、ご寄付者と生徒スタッフという立場の違いはありますが、同じ社会に生きる一員として、1人ひとりが自分らしく生き、また他者と尊重し合う素敵な社会を、一緒につくっていきませんか?
TSSはその一助になれる学校であると確信しています。
●本クラウドファンディングの写真は全て、公式ウェブサイト・公式SNSに掲載されているものです 。ウェブサイトやSNSにて、日々の生徒の活動や、スクール情報などお伝えしております。ぜひご覧ください。
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●お問い合わせ
お問い合わせ専用ページ
●住所
一般財団法人 東京サドベリースクール
〒157-0061 東京都世田谷区北烏山1-34-4
※一般財団法人東京サドベリースクールは非営利法人ですが、このクラウドファンディングをご支援することで、支援者様が税制優遇を受けることはできません。ご了承ください。
最新の活動報告
もっと見る【感謝!】クラウドファンディング終了させていただきました!ありがとうございました!!
2023/08/11 00:19ただ今、2023年度クラウドファンディングを終了させていただきました!100名もの皆様に、2,391,250円ものご支援をいただきました。ありがとうございました!!目標金額までは届きませんでしたが、たくさんの方に、たくさんのお気持ちをお寄せいただき、有難い気持ちが心からあふれてきました。 「ありがとうございます!」の気持ちでいっぱいです。今後、ご支援いただいた皆様には、お1人おひとりずつ、お礼のメッセージやリターンをお送りさせていただきます。できるだけ早くお礼をお送りさせていただきたいと思いますが、100名もの皆様にお1人ずつお送りさせていただきますので、少々お待ちいただければ幸いです。次年度開校の条件として、資金500万円と、生徒数増が必須です。現在、資金的に厳しい状況ですが、なんとか乗り越えていきたいと思っています。そしてこの度のクラウドファンディングも、生徒にとって学びと経験になれたら、スタッフとしても頑張ったかいがあります。ぜひ今後もウェブサイトやSNSなどフォローいただき、生徒・スクールの活動をご覧いただければ幸いです。☞東京サドベリースクール公式ウェブサイトはこちらhttps://tokyosudbury.com/☞ツイッターページはこちらhttps://twitter.com/home☞フェイスブックページはこちらhttps://www.facebook.com/tokyosudbury☞インスタグラムページはこちらhttps://www.instagram.com/またクラウドファンディングが終わったばかりで恐縮ですが、スクール継続と発展、生徒環境充実のために、今後とも応援ご支援をお願いできれば幸いです。長い目で生徒たちを応援いただけるととても嬉しいです。☞東京サドベリースクールを「みんなが通い続けられる学校」に(都度・毎月))https://tokyosudbury.com/support/今後もスクールを続けていくために、様々な活動を行ってまいります。ぜひ、皆様には生徒達と、東京サドベリースクールを応援いただければ幸いです。本当にこの度は、ご支援いただき、応援していただき、広めていただきまして、ありがとうございました!!ぜひ今後のスクールイベントなどの際に直接お会いできますこと、楽しみにしております!!東京サドベリースクール代表理事 杉山まさる もっと見る
【最後の投稿です】あと3時間!『自立する人と社会が育つ学校』の存続のために
2023/08/10 21:05クラウドファンディングももうすぐ終了します。最後に改めて、東京サドベリースクール(TSS)の根本をお話します。TSSは『自立する人と社会が育つ学校』を存在意義と定めています(これも生徒と一緒に作りました)。サドベリーというと”自由”が象徴的なワードです。でも本当に大切にしているのは”自立”です。自立した人だから、権利である自由を適切に扱えます。自分の自由も相手の自由も大切にできます。自由は権利であり、特権ではありません。自立した人だから、自分たちの社会に主体的に関わります。自分だけよければいいと思いません。だからこそ生徒にも様々な1票が与えられて主権者の経験ができます。自立した人だから、自分の感情に責任を持てます。他責をしません。だからこそ信頼関係でお互いに過ごせるのです。 自立した人だから、自分を育て、他者も助けます。そういう社会こそ平和な社会です。確かにTSSは自由です。でも自立した人として最低限のラインがあり、さらに自分の人生をつくっていく人だからお互いに自由に豊かに自分を育て、他者と喜び合えるのです。そういう人が増えたら、そういう社会になったら素敵だと思いませんか?そのために自由に自分の興味を見つけたり、探求できる。自分たちの社会をつくり、運営する。お互いに自立し合いながら、他者にも貢献する(仕事はまさに仕える事=他者貢献)。子どもが自分で気づいて自分で考え、自分で行動して自分で折り合いをつけていく。何も考えず地元の公立学校に入り(私のように)、与えられることに慣れてしまい、そういう力がつくのでしょうか(自分で選んだのであればもちろんいいのですが)。そういう大人に育てたいのか。そしてTSSでは、スクールの中でも自分を育て、他者に貢献し、自分たちの社会をつくっていく経験がたんまりできます。自分のペースで生きること、その自分のペースがどれくらいなのかも試せる。そういう、大人が社会でしていることを、子ども時代からできるのがTSSなのです。本当に私が子どもなら入りたかったです。でも、もう子どもではないので、次の子ども達のためにTSSをつくりました。そんな『自立する人と社会が育つ学校』 を存続させていくのは、自分たちの学校だから以上に、次の時代の教育の1つとして、とても重要だと考えています。本日でクラウドファンディングも終了しますが、本日も明日以降もぜひ、TSSと生徒達にお力添えを頂ければ幸いです。子どもが教育を選べる社会のためにも。代表理事杉山まさる【 開校15周年!30周年までにサドベリー教育を子どもが自由に選べる未来をつくる!!】https://camp-fire.jp/projects/view/592852?list=goodmorning_silver_egg自立する人と社会が育つ学校一般財団法人 東京サドベリースクールhttps://tokyosudbury.com/ もっと見る
【残り4時間】現保護者の山口洋介さんより、応援メッセージを頂きました!
2023/08/10 19:21現在、東京サドベリースクール(TSS)に通っている生徒の保護者です。引き続きTSSに通わせたいと考えており、是非ご支援をお願いいたします。多様性が求められる今の時世において、教育の選択肢の多様化も重要となると考えます。しかし、ただやみくもに選択肢を増やせば良いわけではなく、社会に貢献できる人材を育成できることは最低条件となります。TSSはいわゆる通常の学校教育とは方針が大きく異なり、社会に多様性をもたらすという点についてほぼ疑念はないと思います。また、卒業生の活躍を考えると社会貢献が可能な人材を輩出している実績も有しております。さらに、TSSが現状の懸念となっている経済面での憂いを払拭することで、目指す方針をよりシャープに志向することが可能となり、社会的により価値を増すのではないかと感じております。改めまして、是非ご支援をお願いいたします。生徒父:山口洋介☆*:・゜☆・゜☆゜:*:・゜☆.:*:*:・゜☆。.:*:・゜☆・゜☆゜:*:・゜☆.:*:*: 現保護者の山口洋介さんより、応援のメッセージをいただきました。山口さんは先日応援メッセージをお寄せいただいた山口有里さんの旦那様。ご夫婦で応援のメッセージをお書きくださいました。お忙しい中、本当にありがとうございます!山口さんもお書きいただいているように、教育界には多様性がありません。そもそも憲法では、自分をどう育てるのかは、本来「第十一条:基本的人権」として扱われる内容のはずです。「第十二条:自由及び権利」としても自由に教育を選べる権利がありませんし、「第十三条:個人として尊重」されていない。「第二十三条:学問の自由」も好きなものを好きな時に学ぶようにできていません。小中高校はあの10教科前後以外は学びだと考えいないのです。これはもうスポーツ庁が野球しかスポーツとして認めていないことと同じです。なにか矛盾を感じます。「教育委員会」も「あの教育だけの委員会」にした方がいい(野球は素晴らしいスポーツです。1つしか認めていないのがおかしいのであって)。「第二十六条:その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利」もそれぞれに応じて教育を受けられるようになっていないのです(サドベリーがその子の能力に合っているならサドベリーを選べる権利があるはず)。「第二十六条②普通教育を受けさせる義務」もたった1つを「普通」と言い、それに当てはまらない子を”不登校”や”特例校”"受け皿"そして”居場所”にあてはめています。また保護者が子の学び育つ権利を大切にするのであって、教育は本来義務はありません、子どもの権利のはずです。そもそも1つの教育以外はすべて公共の福祉に反するのでしょうか。もちろん、頑張っている一般の教育の先生や、教育委員会、文科省の方々はいっぱいいらっしゃいます。だからこそ、それぞれの教育は大事にしながらも、本当に子どもが教育を選べる社会を一緒に作っていきたいと考えています。もちろん教育や学校も何でもいいわけではなく、人権が大切にされている必要があります。教育を選べるようになるには、子ども自身も与えてもらう前提でなく、自らを育てる気持ちと行動が必要です。親御さんも根本から教育とは何か、子が育つことを自分はどう考えて行動していくのかを考える必要がある。正直めんどくさいかもしれません。でも、それが本来子どもが育つことであり、教育や学校を選ぶことなのだと思います。TSSの生徒、親御さんはそれらに向き合い、自身の学びを自らつくることを選んで来られています。それがまだご入学ステップとして難しい際(ニーズの違いや心を休める時期など)は、本人の貴重な子ども時代の時間のためにお断りすることもあります。スクール経営としては、誰でもOKにした方がいいかもしれません。でも本当に子ども本人のことを考えたら、今はまだストップをかけられるのも大人や他者の大切な役目だと考えています。保護者さんとしては、サドベリーを選ぶことに勇気の必要な方もおられます。でも子どもと学校を信じてくださってTSSを選んでくださいました。これからも、TSSで育ち、学び、楽しんでいきたい生徒、保護者さんに出会えるのを楽しみにしています。山口さん、ありがとうございます!杉山【 開校15周年!30周年までにサドベリー教育を子どもが自由に選べる未来をつくる!!】https://camp-fire.jp/projects/view/592852?list=goodmorning_silver_egg自立する人と社会が育つ学校一般財団法人 東京サドベリースクールhttps://tokyosudbury.com/ もっと見る
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