小学校や中学校の頃の出来事を思い出すことが時々あります。楽しいこと、つらいこと、刺激的なこと、恥ずかしいこと・・・子どもなりに悩み、考えながら必死に生きていた気がします。その時の原体験は、私にとって多くの学びの機会を与えてくれました。そんな学びの原点に回帰でき、未来に向けて生きる力を育む場所を今、石巻・川の上地区に創ろうとしています。
「地域の学び舎」については、すでに地元の高校生や住民による話し合いやアンケート調査が実施されています。広場に設置するベンチづくりなども地域住民と専門家が一緒になって進めています。
【写真】地元の高校生や住民が「地域の学び舎」について語り合う。
【写真】「地域の学び舎」をどんな場所にしたいかボードを活用しアンケート調査を実施。
私はこのプロセスそのものがすでに「地域の学び舎」の種になっていることに気づきました。世代や立場を越えて共に語らい、共に手を動かし、地域に想いをはせる。「地域の学び舎」が、住民にとって地域を学び、地域を愛でる場として花開くことを願っています。
私も運営サポーターの一人として本プロジェクトに関わり続けます。
一般社団法人Granny Rideto代表理事
桃生和成