「耕人館」のリノベーション工事を担っていただくのは、大工として50年近くの経歴をお持ちの三浦富雄さん。富雄さんは川の上地区で生まれ育ち、15歳で大工の世界に飛び込みました。見習い期間を経て22歳で独立。木造建築を専門にされており、石巻市内外で木造戸建て住宅を数多く手掛けています。
仕事のモットーは「誠心誠意」。『大工の仕事は目で見てわかるから楽しいんだよ』と話してくれましたが、実は宮城県は昔から大きな地震に備えて建築安全基準が全国的に見ても厳しいのだそうです。高い基準をクリアし、施主さんの要望にも応える腕の立つ職人さんです。
川の上地区の様々な役につく富雄さんは、『川の上地区の人たちと防災集団移転してくる人たちの接点はあまりないから、「耕人館」で交流が生まれるようつくりたい。それと、リノベーション工事に多くの人を呼んで、みんなで「建物の活かし方」を考えながら作り上げていったら面白いんじゃないか。』と語ってくださいました。
「耕人館」リノベーションと「たねもみ広場」工事期間中にワークショップを開催します。富雄さんと一緒に「川の上 百俵館」を作ってみたい!という方のご参加をお待ちしています!