「グッドー。、すばらしいね。良い子だねー」。毎朝、候補犬たちを褒める声が協会中に響きわたってます。
日本聴導犬介助犬訓練士学院 第14期生さんたちが、次の世代の後輩犬ひさちゃん、こうちゃん、Q太郎君、りょうちゃん、ききちゃん、のりちゃんの訓練を毎日つづけてます。訓練の基礎は「笑顔」と「褒める」ことです。
人と同じようにワンズたちも、褒められるとやる気が出ます。訓練する人の笑顔で、ワンズは自分の行動に自信がもてるようになります。日本聴導犬協会では、できたら褒める。できるまで待ってあげるが、訓練のモットーです。
ユーザーさんの心と生活を支える聴導犬&介助犬を育てるために、ワンズの気持ちがわかり、ユーザーさんに対して尊敬と理解ができる後進養成が不可欠です。そのために、2009年2月に創設した日本聴導犬介助犬訓練士学院には、現在、第14期生3名さんが通学しています。
毎日行っているのは、聴導犬になるための音を教える訓練。介助犬になるための物を拾ったりドアを開けたりする訓練。そのほかに、バスに候補犬と一緒に乗ったり、スーパーに買い物に入る訓練など、高度な社会化を兼ねた訓練を行なっています。
どの場面でも、ユーザーさんの障がいを常に念頭におきながら、ワンズの気持ちになって「笑顔」と「褒める」を継続することが、聴導犬&介助犬育てを成功させる近道なんです。