2023/02/27 23:18

昨年の12月より実施してきたクラウドファンディングが昨日終了いたしました。

最終的に、ネクストゴールで目指していた1000万円を大きく超え、12,687,150円、812名のみなさまにご支援をいただきました。達成率は253%です。


ご支援いただいたみなさま、見守ってくださったみなさま、情報を広めてくださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

各リターンに関しましては、急ピッチで準備を進めております。また活動報告にて、報告をさせていただきますので、お待ちいただけましたら幸いです。


改めてこの数字を見て、予想もできなかった結果に驚き、その凄さを実感しています。

スタートする前は、大変なことに挑んでいくのだという覚悟を決めていましたが、始まってみるとみなさまの温かなご声援が届く度に、励まされ、それを楽しみにする毎日でした。


今までは劇場という場所でしか確認するすべがなかった応援してくださる方々に、様々な境界を超えてお会いできたような気がしています。

そして、初めて出会うみなさま、わたしたちの活動に大事なご支援を投じてくださりありがとうございます。この作品を手元にお渡しできることができて嬉しいです。


以前も紹介させていただきましたが、「cocoon」の音楽を担当してくださった原田郁子さんが、“音は空気が鳴って伝わってくるものだ”とインタビューでおっしゃっていたことが、とても印象的でした。

『今を鳴らすっていうことは、「これまで」を吸って、吐く。 はぁーって、息を吐いて、吸って、呼吸する。溜息をついたり、声にして誰かに伝えたり、歌を歌うことも、その循環は「これから」に向かっていて。すごく先のことはあまりにもわからないから、ほんのすぐそばの未来、まずは半径2メートルぐらいの世界で、息を吸って、吐いて、継いでいく。今日も無事ですようにって』


戦争という経験を経て、それでも生きることを決意して、現在までの時間を継いでくださった方々がいたから、私たちは声にならなかった声、今を営む人々の声にこうして触れて、「Light house」と「cocoon」を作ることができたのだと思いました。

ここまでに、いくつの言葉があり、呼吸が積み重なってきたのだろうかと想像します。

そして、舞台上で言葉を発し、息をすること、これも客席にいる方々と対話をして、その時間を継いでいくことだと思います。


まだまだ直接的な会話は憚られる今、インターネットやSNSで情報の速度は加速し、言葉は誰でもより簡単により遠くまで届けることができるようになりました。

言葉で誰かに直接働きかけることもでき、容易に傷つけてしまうこともできる時代。

しかし、この場に集まってくださったみなさまの応援と言葉すべてに温度を感じ、また違う形で対話ができていることを実感しました。


もしかすると、みなさんにとっては、画面越しの半径2メートルくらいの世界で呼吸をしてくださっていただけなのかもしれません。しかし、私たちにとっては確実に大きな成果であり、やはりこの先の時間へ継いでいかれる、届くことができるスタートなのだと信じています。
これから、より多くの方が、これらの映像に出会ってくださることがとても楽しみです。



改めまして、みなさま、本当にありがとうございました。
また劇場でお会いできたら嬉しいです。

どうかみなさまが、健やかで穏やかな日々を過ごされますよう、お祈りしています。