公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。
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岡本尚文(写真家/「Light house」宣伝・記録写真・「cocoon」記録写真)
2021年に上演された「Lighthouse」と今年巡演された「cocoon」は、ともに沖縄を題材にした演劇でした。
僕とマームとジプシーとの出会いは2021年の半ば、「Lighthouse」を構想中の藤田さんから声がかかり、メインビジュアルや公演写真などを担当しました。
少し風が吹いていて、太陽の光りが波間にキラキラと輝いている写真の海は、今も新たな米軍基地建設のために埋め立てが進んでいる、大浦湾・辺野古の海です。
僕も藤田さんも沖縄で生まれ育ったわけではない、いわゆる内地の人間です。
僕はと言えば、40数年前の或る日、不意に沖縄と出会い、それから、途切れたり休んだりしながらも、沖縄に向き合ってきました。
「Light house」と「cocoon」、そこにあるのは、大きな物語ではなくて、ひとりひとりの人間が沖縄の地で生き、暮らした記憶をたどる小さな物語です。小さな物語が集まって、このふたつの作品は出来ています。
その公演がDVDになると聞きました。
演劇はその場に集うことでしか成り立たない。
2021年の「Light house」と2022年の「cocoon」はもう私たちの前から消えて無くなってしまいました。
消えて無くなってしまいましたが、映像が残されたようです。
映像になった「Light house」と「cocoon」からは、きっと新しい沖縄の物語と新たな出会いが生まれてくることでしょう。
出会ってしまったものたちは、そうやってなんども沖縄と向き合い、物語を紡いでいくのです
ね。
新たな物語(DVD)が出来上がるのを楽しみにしています。
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岡本尚文さんには、「Light house」のビジュアル写真、そして「Light house」「cocoon」の記録写真を撮影いただきました。
沖縄の知人宅で岡本さんの写真集が目にとまった藤田が、すぐに開催中の展覧会へ行き何冊も大きな写真集を購入して帰ってきました。「Light house」の作業中だった私たちは、岡本さんが撮影を続けてこられた沖縄の写真、そのまなざしと距離感に、とてもシンパシーを感じました。
その後きちんとお話をしたのが、渋谷の喫茶店でチラシの写真をお願いする際でした。とても真摯に私たちの話を聞いてくださったこと、そしてご自身の話、沖縄の話をしてくださったことが印象に残っています。
稽古場、劇場とずっとファインダーを覗きながら、私たちの描く沖縄を見つめていただいたことで、こうしてその時の時間を皆さんにもお届けすることができています。
※こちらもぜひご覧ください。