公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。
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鳥井由美子(わが街の小劇場 劇場主/「Light house」出演・制作、「cocoon」制作)
2022年の『cocoon』のなかで、『Light house』でも登場した言葉がいくつか台詞として在るのを観て、「『Light house』をやって良かった。」と感じました。『cocoon』に繋ぐことで『Light house』がひとまず着地したかのような不思議な気持ちになりました。
戦争の、戦争のみならず体験や話は、どれもが誰かの持ちもので、それらは別の誰かが自分のものに出来ることでは無いと思います。だったら、その記憶を持ってることやその事実に、共に寄り添おうとする術をささやかに磨き続けることは出来るのではないでしょうか。沖縄戦も、沖縄という土地も知りたくて、その立ち位置や姿勢をマームとジプシーはやめずに探り続けているように見えます。それが何故だかは私にはわからないけど、『Light house』もその行動のひとつだと思って、私は一緒に作品に取り組みました。
記録され再生することができる『cocoon』は様々あるような気がして、面白いなあと思っています。このDVD がそうであるし、書籍『cocoon on stage』も、あの日あの年に会場で配られたお手製の当日パンフレットもそうであるかもしれません。
記録された『cocoon』が、いつどこで誰のために、どういう状況で再生されるのでしょうか。いつまでも「再生したい(思い出したい)」と思ってもらえる作品であったらなと思います。
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鳥井由美子さんには、「Light house」へのご出演、そして「cocoon」の沖縄公演の際の制作として関わっていただきました。普段は那覇にある「わが街の小劇場」の劇場主をされています。
「チラシはこの施設やこのイベントに置いてもらったらいいと思うよ」
「この店を訪れる人は、マームとジプシーのこともきっと興味を持ってくれると思うから、チラシ貼ってもらおう」
鳥井さんにご紹介いただく沖縄のコミュニティやお店との繋がりは、ご自身が沖縄に住んで築き上げてこられたもので、その実感があるからこそ沖縄に向けた公演の準備を信頼していつもお任せしています。
公演時以外にも、沖縄を訪れる際は鳥井さんにお会いしていて、沖縄の様子を楽しそうに次々説明してくれる鳥井さんご本人の人柄に惹かれた藤田が、出演という形で今回の「Light house」への参加を依頼させていただくことになりました。
「Light house」では、様々な種類のレイヤーが作品の要素となっています。
鳥井さんや平岡あみさんのように別の場所で生まれ育ち、今現在沖縄で生活をしていている方の沖縄の見つめ方もそれぞれです。その上で、鳥井さんの視点も、作品をつくる一つのレイヤーとなって舞台上に存在しています。
※こちらもぜひご覧ください。
『Light house』関係者鼎談 vol.2
平岡あみ(那覇文化芸術劇場なはーと 企画制作)×鳥井由美子(出演者・制作)×藤田貴大