2023/08/17 09:29

最初の驚き:南国原産のハーブ
インド原産でインドネシアやスリランカなどで育つアーユルヴェーダ の薬草として知られるハーブなのに雪も降る里山の星野村に根付いた。その意味を10年に渡り情報収集と研究、研鑽しながら必要な方々へご提供してきた結果、土の流出を止め、自然災害を繰り返さず水の循環を保全するグリーンテクノロジーとしても知られるようになってきた。


2番目の驚き:ハーブティのテロワール

この広瀬地区は昔から里芋やジャガイモ、さつま芋の根ものの美味しさが際立つ場所、その土地の山水で育つハーブティは酷暑を乗り切るアイテムとして不要な熱や膿を身体から排出し、浄血すると云われるお釈迦様の経典にも記載される幸福の香りのハーブ。
断食後の回復食の際に飲用、消化器官の負担を軽減し、エネルギー補給になり、リバウンドを防止するとともに、デトックス効果の持続が期待できます。



3番目の驚き:ベチバーは重金属浄化するファイとレメディエーションとして有用が証明された論文

国連でも研究されていたフローティングによる根の浄化作用を実証したもの。海外では土留としても重金属のヒ素などを吸い上げ排水処理、水の浄化に役立つグリーンテクノロジーとして認証されている。今後地球環境を守り、社会課題の解決に多いに役立つものとされる。

植物療法学校トトラボ 代表村上志緒先生により、ネイチャーに掲載された論文解析と共にコラボ講座を開催したものが有料講座としてアーガイブされている。
ご興味ある方には詳しくはこちらになります。ベチバーで出来ること 録画視聴講座

参考)ファイトレメディエーション phytoremediation,植物による環境修復




4番目の驚き:CBDとの同等の作用を確認:バイオレゾナンスでの数値化

グラウディング力が高いハーブとして知られるベチバー。有限会社フローラ美工と薫風(株)では高木農園と提携し、自然栽培とバイオダイナミック農法で育成から製品化まで一貫して管理。そのハーブウォーターのフィトケミカルを作用を最大限活かして製品開発している。その作用を東京表参道のクリニックのオーナーの東谷さんとWELLCの森嶌医院長が研究対象とされ、星野村のベチバー畑や作業前、作業後をバイオレゾナンスで測定して下さった結果ストレスマネジメントとして有効と認証され、OEM商品を共同開発、必要な方へお届けしている。特にピロー スプレーの「八女の優」のオキシトシンの促進。マウスウォッシュの「ナチュハートプラス 」のマクロファージの活性化、精油のグラウディング力の高さは10段階の最高値が計測された。肌の活性化、細胞再生力の高いフローラルウォーターは化粧品基材としてメーカーさんに使用されていたのがより深く納得し、自信を持ってご提供出来る結果となる。薬事法の関係で商品と共にご紹介出来ないのが残念だが、講座や星野村『野の風』の嗅覚反応分析と合わせたベチバーケアはその結果を元に構成しています。そのままスプレーするだけで心身を調える助けになることが確認された。

分析や実験では認識されなかったハーブウォーター の作用がここで数値化し見える化出来たことは今後多くの方の不調をトトノエル逸品となるだろう。
眠れない辛さや免疫調整、肌のトラブルケアなどで未病予防として役に立つアイテムが揃っていることが証明され、これまで振り返らず、前だけ見て走り続けてきた苦労が一気に解明されてきたような感動の瞬間だった。
OEM商品セイクレッドハーブローション:CBDとの比較 データ 
WELLCのオーナーの『星野村応援プロジェクト』
これにより無理のないリ・ボーン『人が本質に戻るためのストレスマネジメント』に役立つベチバーケアが体系化され、星野村で過ごすリトリートがリボーンに繋がるということに拍車をかけていくことになっている。
                      

5番目の驚き:ベチバー 葺きの屋根

この星野村のシンボルともいうようになぜか『さかなクン』が鶴瓶さんの家族に乾杯で来てくれたり、花丸大吉さんが『なんばしよーと』の番組の300回記念で東野さん突然訪れたり、前川清さんも突然に吸い込まれるように入って見える古民家。この270年間の営みは一言では語れませんがそれだけ人を魅了する場所になっているのだと思います。

バワースポットのような居心地の良さ、柔らかな川風が吹き抜け、朝どれの旬の野菜料理を食し活力に溢れ、皆と語らうその場は決して人工的に作り出せるものではない神聖な印象を受けます。最近、他にはない希少なこの古民家を未来に繋げるためにベチバーが根付いたとしか思えなくなってきました。
その理由は『仏教医学書』の住宅の章に記載されている屋根についての記載です。
この医学書は京都の三井寺で修行された山伏でもある星野村福楽寺のご住職の石橋弘勝さんに教えて頂いたことで、ベチバーの根を別名:ウシーラと言うんです。と偶々古民家でお話ししたのがキッカケでその記載を見つけて下さったのでした。
ウシラ=ベチバーということは薬剤師の玉峰寺のご住職の太瑞知見さんに同定の根拠となる九州大学在学時の卒論からの引用などを拝見しながらレクチャーを受けたことに始まります。
そして、その実践の実験を繰り返してるうちに素晴らしい屋根職人さんとお会いしました。日田の古民家にお住まいの上村組さん達。この方々はベチバーを今試しながら実際に茅の代わりに葺き、その上に茅を重ね、杉皮を葺くというプランを出して、崩壊しかけた屋根を一緒に見守ってくれている仲間です。その中の女性の屋根職人である野田明子さんから応援メッセージを頂いたのでご紹介させてください。



杉皮葺にベチバーを

   上村組 野田明子

杉皮葺は、軒を作る際、茅や稲藁か麦藁、杉皮を使います。

 その後、屋根面を葺上げて行く場合には茅と杉皮を使っていくのですが、今回は、この軒の部分にだけ、稲藁や麦藁の代わりにベチバーを使う予定です。

 心と身体を癒してくれるベチバーを育てている高木さん、恵里さんたちだからこそ、身近なものとしてベチバーをつかうことができたと言えます。

 我々上村組の事務所や作業場も杉皮葺で、これから、手入れしないといけない時期に来ているのですが、恵里さんの弟さんにサンプルでいただいたベチバーを試しに一部使ってみた際、葺く時になんとも言えないいい香りがしてきたので、ベチバーの下で暮らす家の方はもちろん、ベチバーを使って葺く職人にもいい影響を与えてくれると期待しています。

 今後、ベチバーの栽培が更に進み、広く使えるようになっていくことが、更なる杉皮葺、茅葺の強みとなってくると思われます。

 高木さんのお宅のような、誰もがほっとする、心の故郷のような杉皮葺、茅葺のお宅を後世に残していけるよう、皆様方のお力添えをよろしくお願い致します。


         
最後に片山よりお伝えしたいこと

子供達の健全な希望ある未来にはその素養を潰さない寛大さと愛溢れる活力ある大人のコミュニティーが必須です。大人が本質で生きる:それぞれの才能を最大限に活用しながら尊重しあい、相乗効果を生み出して活きることがそのまま暮らしとなる。そんな次元へのシフトです。

その実現へ向けてリ・ボーンプログラムを完成させました。この場所で共鳴する仲間と共に作り上げています。あとは施設を改修するのみとなりました。皆様のご賛同を心よりお待ち申し上げております。
プログラムの内容は次回の活動報告に綴ります。

                       文責:薫風株式会社 代表 片山恵理