八尾家のプロジェクト終了を迎えるにあたってのご挨拶

石川県白山市でお好み焼き店「八尾家」を営む岡本幸治と申します。
この度初めてのクラウドファンディングの取組に、自分なりにワクワクの反面に不安もありましたが、プロジェクト開始後1週間で目標金額に達成させていただく事が出来ました。
また更にNEXTゴールにも達成させていただきました。
本当にありがとうございます！
本日12月15日(木) 夜に八尾家のプロジェクトは終了となりますが、結果的に予想を遥かに上回る支援者様に支えて頂きました事を、心より感謝と御礼を申し上げます。
プロジェクト終了までの残り僅かとなりましたが、最後の最後まで引続きどうぞ宜しくお願いいたします！

〈改めまして皆さんこんにちは！〉
大阪で生まれ育ち、大学進学に伴い石川県金沢市に移りそのまま石川県に生活の拠点を置くことに。
学生時代当時は空前のスキーブーム真只中でありながら、スノーボードに没頭する大学時代を過ごし、そのまま雪降る石川県に生活の拠点を置く事になりました。
学生時代に夢中になったスノーボードは現在も続けており、時には木材を製材をするところから始めて完全オリジナルのスノーボードを制作するまでになり、八尾家を開業するまでの私は、仲間の間では変態扱いされるほどのスノーボードにドップリ生活でした。
もちろん今も時間がある限り、近くの雪山でスノーボードを楽しませていただいております。
こんな私が、八尾家を切盛りしている店主です。

商品・お店が作られた背景

私が生まれ育った大阪で10人に「あなたの行きつけやお勧めのお好み焼き店は？」と尋ねると、まさに十人十色の言葉通りあらゆるお好み焼き屋さんの店名が挙げられます。しかし石川県で10人に同じ質問を尋ねると、「石川でお好み焼き屋と言えば〇〇ですね！」と言ったような流れで、皆さん同じ店名をあげる回答が多く見受けられます。
「1ヶ月に何回お好み焼きを食べますか？」と質問すると、「え？1ヶ月にですか？」と聞き返される反応から分かるように、石川県での粉もん文化の薄さが伺える状況が現実でした。

1995年から石川県金沢市で飲食とは全く結び付かない物販業に携わりながら、『石川県でも美味しい大阪のお好み焼きを食べる事の出来る店を作りたい』そんな思いが月日を重ねる毎に強くなり、多くの反対意見を受けながらの2012年、八尾家開業に向けての物件探しがスタートしました。2012年 春、本格的に物件探しがはじまりました当時は誰もが2015年の北陸新幹線開通を機に到来するであろう、観光客・インバウンドバブルを狙っての飲食店開業かと思われ、あらゆる不動産会社から紹介される物件の全ては金沢駅周辺や金沢の中心地ばかりでした。

2015年3月 北陸新幹線開通当時の金沢駅構内
本当に多くの観光客が金沢に押し寄せました私自身は『観光客の方々にお好み焼きを食べて頂きたい』そのような思いは正直無く、純粋に粉もん文化の薄い北陸の地で、先ずは地元の皆さんに本場大阪のお好み焼きを食べて頂きたい‥
そんな思いを持ち、八尾家開業に向けて歩み始めました。
自分が食べて美味しいと確信できるお好み焼きを提供できるお店であれば、どのような立地であってもお客様は足を運んでいただけると信じ、フラっと立ち寄れるお店ではなく、わざわざ食べに行きたくなるお好み焼き店を誕生させたいと決意しました。

2012年・11月

そして2012年初夏、私自身縁もゆかりも無い白山市鶴来という街で、これまた奥まった細い道の突き当りの正に｢ドン突き｣に、草木に囲まれてポツンとあった古民家と出会い、この地で念願のお好み焼き店開業を決意しました。
しかし多くの方から「無謀」だとか、「こんな所で飲食店が成り立つ訳がない」との意見がほとんどでした。

しかしもう後戻りも出来ず、2013年1月から築50年ほどの古い空き家の改修工事が始まりました。
こうして2013年6月8日 土曜日、大阪のお好み焼き専門店「八尾家」が歩み始めました。

私たちの商品・お店のこだわり

私たち八尾家が作り出すお好み焼きは生地に拘り、大阪ではメジャーな混ぜ焼きと呼ばれるお好み焼きを焼かせていただいております。

そしてお好み焼きと共に、大阪の粉もんを代表する一つでもある｢いか焼き｣も焼かせていただいております。

大阪では誰もが知っているいか焼きではありますが、石川県ではまだまだ無名な粉もん料理。
お好み焼きやたこ焼きと比べると、シンプルな食材を専用の調理器具で1分以内で焼き上がるいか焼きは、正に大阪が生んだファストフード。

そんな北陸ではまだまだマイナーないか焼きではありますが、石川県金沢市で毎年秋に開催されているイベント『クラフトビア金沢』や、2019年の5月に金沢しいのき迎賓館で開催された『スパイスと泡』では、イベント当日に1300枚以上の販売実績があり、今では八尾家を代表する大阪のソウルフードでもあります。

《八尾家の生地》

最近では水を混ぜるだけで簡単に出汁の風味が感じらられる様々なお好み焼き粉が多く存在していますが、もちろん八尾家は業務用の粉は一切使用せず、真に美味しい生地を作るために先ずは昆布、そして6種の削り節などを主とした出汁作りから始まります。

いつの頃からかグルテンフリーが注目されるようになり、小麦粉を使わないお好み焼きも見かけるようになりましたが、お好み焼きはやはり小麦粉との相性が強く、切っても切れない材料。
ならば生地を作る工程の中で少し手を加える事で、小麦粉が生み出すグルテンを軽減させることに成功しました。

「お好み焼きの命はソース」と仰る方も少なくありませんが、八尾家はやはりお好み焼きは先ずは生地が大事だと考えております。
勿論ソースも大切、八尾家では複数のソースメーカーより直送される複数種のソースをオリジナルブレンドし、お好み焼きと相性抜群のソースもご用意。

古民家をリノベーションして作られた八尾家ですが、当初は若いお客様がSNSに投稿したくなるような映え重視のお店作りを提案されましたが、人気店を数多く作り出してきた設計士のお洒落なプランは却下させていただき、八尾家が建つ立地に浮く事のないごくごく普通で誰もが落ち着く店づくりに決定。
老若男女問わず、なんとなく田舎のおばあちゃんの家っぽい店づくりが特徴です。

また、八尾家の窓から見える景色は国内の数あるお好み焼き店の中でも、指折りのロケーションだと自負しております。

決して際立ってお洒落なお店‥とは無縁な八尾家ですが、私どもが焼き上げるお好み焼きは石川県にありながら、本場大阪のお好み焼きに引けを取らない1枚に焼き上げさせていただいております。

お客様の声

▪西川開人さま  remref オーナーシェフ（40代）
大袈裟な言い方に思われるかもしれませんが、八尾家さんのお好み焼が本物である（店主岡本さんの言うところのほんまもん）事は紛れもない事実です。
岡本さんのこだわりを目の当たりにするたびに、自分はここまで自分が作るものと真摯に向き合っているのかと背筋が伸びる思いです。
職人としてその徹底した仕事ぶりにいつも尊敬しております。
僕は岡本さんが毎晩営業後ピカピカになるまで磨いている特注の厚い鉄板で焼くお好み焼も焼きそばも豚平焼きもあれもこれも、１日でも長く食べ続けたい。少しでも長くお店を続けてもらいたいのでこの度の挑戦も応援しております。 

▪辻さま 会社員（50代 ）
「粉もん」は好きでいろいろ食べてきましたが、八尾家のお好み焼きを食べて驚きました。
お好み焼きにしては端正な形。騙されないぞとひと口食べて、すぐさまふた口…今まで食べたものとは全く違う。確信しました。これは「粉もん」と呼んではいけないと。
丁寧に取ったであろう出汁、産地を選び切る大きさも計算ずくのキャベツ、一切の臭みのない豚肉、大ぶりのエビやホタテ…素材の味を出汁でつないだ粉の存在をあえて感じさせない八尾家の「お好み焼き」。
火入れの加減、ソースやマヨネーズにも徹底したこだわりがありながら、店主にとってそれは当たり前のことなのです。
強くオススメします。 

▪舘さま 会社員（40代）
石川で大阪の味がいただける稀少なお店。
いつも美味しくいただいています。
 店主岡本さんのこだわりはすごく、素材に合わせて生地やソース、マヨネーズまで作り分けています。 
それを巧みな手捌きで焼くお好み焼きは絶品です。 
全国の皆さんにも食べていただきたいお好み焼きです。
 応援しています。 

リターンのご紹介

■4,000円
おまかせコースお一人様分（ドリンク1杯付き） 
■4,000円
CAMPFIRE クラウドファンディング チャレンジ記念Tシャツ 

■5,000円
お好み焼き2枚・いか焼き2枚 冷凍真空パックセットをお届けいたします

■6,000円
おまかせコース2名様分 チケット（ドリンク無し） 

■10,000円
お好み焼き4枚・いか焼き5枚 冷凍真空パックをお届けします 

■10,000円
おまかせコース 3名様分・ドリンク1名様1杯付きチケット 

■15,000円
お好み焼き4枚・特別なお好み焼き2枚 計6枚・いか焼き6枚 冷凍真空パックをお届けします 
■15,000円
おまかせコース 4名様分・ドリンク1名様1杯付きチケット 

■20,000円
季節のお好み焼きを含むお好み焼きといか焼きを年2回発送 
■20,000円
おまかせコース 5名様分＋鉄板焼き料理1品・ドリンク1名様1杯付き チケット

■30,000円
特別なおまかせコース5名様分・お飲物お一人様2杯付きチケット 

■50,000円
貸切 特別なおまかせコース 8名様分・ドリンクお一人様2杯付きチケット 

■500,000円
お好み焼き店を既に営まれておられる方限定(石川県・福井県・富山県を除く)
2016・2021 ミシュランガイド北陸版お好み焼き部門にて、ビブグルマンを獲得した｢八尾家｣のレシピを完全伝授・ご指導させていただきます。

■700,000円
お好み焼き店開業を本気でご予定の方限定(石川県・福井県・富山県を除く)
2016・2021 ミシュランガイド北陸版お好み焼き部門にて、ビブグルマンを獲得した｢八尾家｣のレシピを完全伝授・ご指導させていただき、｢八尾家｣の名称をご利用いただけます。
(※2年に渡り年に一度、監修指導をさせていただきます)

プロジェクトで実現したいこと

古民家を改修した当店は、建物の構造上の関係等で厨房の広さに余裕が取れず、また当時の建築予算を考慮して飲食店では不可欠な食器洗浄機を設ける事が出来ませんでした。
使用された食器はスタッフによる手洗いで洗浄しておりますが、狭い厨房内で洗浄した食器をすすぐ際に立ち込める湯気による熱気によって、洗い場を担当する女性スタッフは汗でシャツを濡らすほどの辛い状況です。
食器洗浄機を導入する事によって彼女たちの仕事の負担を軽減し、環境改善と時間の効率化、そして新型コロナウィルス感染防止の向上を実現したいと思います。そしてなにより、このプロジェクトで『ホンマに美味しいお好み焼きを全国の人に知っていただきたい』と思い、併せて八尾家が築いてきた味の継承を実現化にしたく思います。

資金の使い道・スケジュール

　資金の使い方に関しましては下記の通りとなります。
・食器洗浄機設置に伴い必要となる什器・シンク等の新設工事・ボイラー新設工事・電気工事費用　1,245,000円
・ノベルティー制作費用　198,000円
・CAMPFIREに支払う手数料　約255,000円

　リターンに伴うスケジュールは下記の通りとなります。
食洗器新設工事に関しましては、今回のプロジェクトで新設する食器洗浄機の在庫の確保は既にさせていただいております。
プロジェクト開始に併せ施工業者の工事スケジュールを確認し、速やかに食器洗浄機新設工事に掛かりたいと思います。

冷凍真空パックのお好み焼き等の発送は、プロジェクト終了後にご支援いただいた順番に、随時発送したく思います。

実店舗でのお食事チケットは、プロジェクト終了後にチケットを作成し、速やかにお届けさせていただきたく思います。
お好み焼き店開業支援や現在実際にお好み焼き店を営んでおられる方々への八尾家継承プログラムは、ご支援いただいた方と連絡を取り合い、実際にお会いさせていただきしっかり八尾家のメニューの中身すべてをお伝えさせていただきたく思います。

最後に‥
ここまで私どものプロジェクトプラン等をお読みいただきありがとうございます。
実は今回のクラウドファンディングによるプロジェクトを計画する以前に、スタッフさん達の喜ぶ顔を絶対に見れると思い、実費による食器洗浄機導入の案を意気揚々にスタッフさん達に話しましたが、私(店主)の思いとは裏腹に彼女たちが口に出したのは反対意見でした…
私たち飲食店には、2020年から新型コロナウィルス感染拡大防止のための時短営業要請が幾度と派出され、その都度国や自治体から有難く協力金等を支給していただきました。
おかげさまで当店はなんとかそれらの協力金等を蓄えさせていただき、支給された協力金等から食器洗浄機の工事費等を捻出する旨をスタッフに話しましたが、スタッフさんたちの意見は「協力金を使うくらいなら、営業後の皿洗いに要した時給はいらない」｢まだまだコロナ禍前のような状況に戻っていないので、協力金はもしもの時に使うべき‥」などなど、幾つもの有難い思いを聞かせてくれました。
｢ならばその費用をクラウドファンディングで募るのはどう？｣と問うと、笑顔で大賛成の意をいただいた次第です。

今回のチャレンジを通して食器洗浄機の導入、そして県内外のより多くの方々に、八尾家のお好み焼きを知っていただけるチャンスでもあると思っております。
そしてこのチャレンジを機に、もし八尾家のお好み焼きを継承してくださる方がいらっしゃれば、全力でサポートさせていただきたく思います。

先ずはとにかく八尾家を支えてくださっているお客様方に、よりスムーズに且つ美味しいお好み焼きの提供と、長年力を貸してくれているスタッフたちが心地よく働ける職場環境改善に繋げたく思います。

店舗の詳細情報（住所・営業時間・アクセス等）を書きましょう。

店名　お好み焼き 八尾家
住所　石川県白山市鶴来水戸町ネ79-1
営業時間　18時半～20時
定休日　火曜日