こんにちはmarchの松岡です。
今回は商品券発送のお知らせと、その発送にまつわる資金活用のお話です。
商品券なんて印刷だから、すぐできたんじゃないの?
と思われる方もいらっしゃったと思います
(なのに誰一人まだ?なんて問い合わせをいただくことなく、おひとりおひとりじっくり待ってていただいてとっても嬉しいです!marchはこんな素敵な方々に支援いただいているんだぞ!と誇らしいです)
実は商品券そのものに時間がかかったのではなく、
一緒にお送りするお手紙に時間がかかったのでした。
なぜかというと、
それが資金活用の第3弾だからです。
私はお手紙を書くときは基本万年筆を使うのですが、万年筆のインクはどうしても紙を選んでしまうところがあります。透け、滲み、はたまたインクの持つぬらぬら感がきちんと残るか(こちらはさらに好みですね)など・・・。
当店で扱っている商品や、先に作ったポストカードは正直万年筆との相性がコレ!というのがなく(批判ではないです念のため。ゲルインキでどれも高発色で書けることを試して店頭に出してます)。
特に、PARKERのインクが滲みやすく、色んなメーカーさんの紙を使ってテストしましたがどうしても好みのノリにならない。実はこのテストは6月、クラウドファンディングを始めたときから行っていました。子供の付き添い入院にも病室に紙をたくさん持ち込んでテストしていました(笑)
そしてたどりついたのが、バンクペーパーという紙。これは60年代に三菱製紙が銀行の帳簿用紙として開発した紙で、様々なペンの筆記特性を受け止める私好みの紙でした。しかも「THREE DIAMONDS」のウォーターマーク入り。高級紙の証です。
早速、得意の中村印刷さんに相談。
「バンクペーパーに箔押しでお店のロゴを入れたレターセットを作りたい」
封筒も、私が好きな紙のひとつ、ビオトープGAで同様にゴールドの箔押し。
色はお店のキーカラーであるオリーブ色をチョイスしました。ゴールド箔との相性がとってもいいです。
最初はフォーマルにも使えるようにダイヤモンド貼りを考えていましたが、もっと気軽に手紙を書いてほしいので、あえてカマス貼りに変更。
そうやって紙選びと、やはり特殊紙なので取り寄せだったり、箔押し加工だったりで制作もそこそこの時間を要しましたが、中村印刷さんに頑張っていただきました。
クラウドファンディングをした方からすればリターンが目的かと思いますが、私からすればご支援いただいた方にお礼を述べるお手紙が最も大事なコミュニケーションツールなので、そこに時間をかけてしまいました。
重ねて言えば、やはり寝不足でボーッとしているため書き損じがものすごい量になり、お手紙を書くことそもそもに膨大なロスと時間がかかってしまいました。
本当に申し訳ありません。
お手紙は「筆記具を使って書く」ということをすっかりしなくなったので、手がすぐアカン!となってしまうため、PARKERとMONTBLANCの2種を使って書いています。ので件の滲みにくさを実感できないものもあるかもしれませんが悪しからず+あと字が汚い(笑)でも、インクのノリはとってもいいので、そのへん是非ご覧ください。
そうやって、どうにかお手紙をしたため、発送にこぎつけました。
お買い物券はやはり金券でもありますので、書留で送りました。特にご不在が多い方にはご面倒ですがお受け取りをお願いいたします。
このバンクペーパーを使用したレターセットも少しですが製品として販売予定で、準備が出来次第店頭に並べる予定です。
*箔押しのレターセットをお手紙に使用しているのはお買い物券の返礼品のみです。
グラスとポストカードのセットの方は箔なしのバンクペーパーです。ごめんね。
返礼品によってお手紙の紙や使用している筆記具は異なります。
そしてそして
資金活用ではないのですが、これまでに作った命名札やカーステッカーなどの卸をはじめまして。早速福岡県中間市のchabbitさまで取り扱いがスタート、リピートも頂戴しております。
ほんとうにありがたいことです。