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音楽史年表データベース開発プロジェクト

音楽の楽しみを生き甲斐のひとつとしたい方のために、30年にわたり蓄積してきた音楽史年表を無料公開するデータベースシステムを開発します。音楽史年表は、1350年頃から1975年まで約600年にわたり、年表項目数約15000ステップ、作曲者数約200名、掲載楽曲数約6000曲から構成されます。

現在の支援総額

114,000

4%

目標金額は2,500,000円

支援者数

14

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/07/22に募集を開始し、 14人の支援により 114,000円の資金を集め、 2022/09/20に募集を終了しました

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現在の支援総額

114,000

4%達成

終了

目標金額2,500,000

支援者数14

このプロジェクトは、2022/07/22に募集を開始し、 14人の支援により 114,000円の資金を集め、 2022/09/20に募集を終了しました

音楽の楽しみを生き甲斐のひとつとしたい方のために、30年にわたり蓄積してきた音楽史年表を無料公開するデータベースシステムを開発します。音楽史年表は、1350年頃から1975年まで約600年にわたり、年表項目数約15000ステップ、作曲者数約200名、掲載楽曲数約6000曲から構成されます。

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ブルックナーはオルガン奏者であり、合唱指揮者でもあったので、フリギア旋法やリディア旋法などの純正律の教会旋法を指定する合唱曲を作曲しています。オルガンという楽器は鍵盤楽器の中で最も歴史が古く、かつ巨大な楽器です。大型のパイプオルガンは数千本のパイプと鍵盤、ストップからなりますが、ストップは音色を変えるためと8つの教会旋法ごとに調律されたパイプを選ぶために使用されます。鍵盤楽器で純正律に対応できる楽器はパイプオルガンに限られます。チェンバロなどの楽器は曲ごとの旋法に合わせて調律を行う必要がありました。ヘンデルはオラトリオ「メサイヤ」HWV56を初演するために、平均律への移行期の中全音律で演奏しましたが、それぞれの調性に調律された7台のチェンバロを使用したとされます。

ブルックナーはオルガン奏者として若い時から純正律に親しんでいましたので、交響曲の作曲においても、特にブラスの重厚な響きは純正律であったのでしょう。純正律と平均律の周波数を比較してみますと、オクターヴではいずれも1:2となりますが、ドとソの5度の周波数比では純正律の1:1.5に対して平均律では1:1.4988(△0.11%)、ドとミの3度の周波数比では純正律の1:1.25に対して平均律では1:1.2599(+0.79%)となり、特に3度の純正度が悪くなっています。3度の純正度を良くした調律法が中全音律になるわけですが、平均律での演奏であっても、3度の和声が出たときには2声部の周波数比を1.25に近づけると響きがよくなります。ブルックナーの交響曲の演奏では、やはり和声は純正に響かせることが聴く人に感動を与え、教会での圧倒的なオルガンの響きに近くなるものと思われます。

このことはブルックナーに限らず他の作曲家の交響曲や器楽曲にも当てはまると思います。オーケストラが純正で重厚な響きで、演奏するホールを豊かに響かせることができれば、聴衆に大きな感動をもたらすでしょう。

SEAラボラトリ 早川明

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