「私たちの表現の不自由展・その後」出版‼
「あいちトリエンナーレ2019」での「表現の不自由展・その後」の展示中止に抗議し、立ち上がった市民たちの3年間の記録を綴った「私たちの表現の不自由展・その後」が出版されました。
この本は、「『表現の不自由展・その後』をつなげる愛知の会」が「表現の不自由展・その後」の展示再開を求める活動からはじめ、2022年市民の手によって開催を成功させた「私たちの表現の不自由展・その後」へ至るまで、私たち市民が何に怒り、何に悲しみ、そしてその怒りと悲しみを乗り越えるため、どのような行動をしてきたのかを記した貴重な記録です。
「表現の不自由展・その後」の再開要請行動から、大村知事リコール活動への反対運動、ベルリン市ミッテ区の「平和の少女像」撤去要請への抗議活動、市民の手による「私たちの表現の不自由展・その後」の中止、再開、成功まで、そのすべての過程が凝縮されています。
その3年間、スタンディングに参加した方、展示会に訪れた観客の皆さん、出品作家の皆さん、学者、弁護士、「表現の不自由展・その後」実行委員会、「表現の不自由展・その後」を開催した他の地域など、様々な形で連帯し、関わってきた皆さんの声をこの1冊の本にまとめました。
また、2022年展示会成功のため奔走した事務局メンバーの話、展示会成功に大きな役割を果たした弁護団の話、展示会のため名古屋市、警察など行政側との交渉の内容など、展示会成功まであまり知られていない話もあります。
2022年の展示会は成功に終わりましたが、その時私たちが声をあげた状況と比べて、現在の状況はあまり変っていません。
これから日本社会で我々市民が表現の自由を守り歴史の改ざんに抗っていくためこの本をぜひ読んでいただき、この社会を変えていくための糧にしていただければ幸いです。
目次
はじめに
Ⅰ.「表現の不自由展・その後」中止事件から再開まで
Ⅱ.「私たちの表現の不自由展・その後」をめぐって
-展示会図録より-
Ⅲ.「私たちの『表現の不自由展・その後』」に寄せて
Ⅳ.3年間をふりかえって──ふたつの座談会
-立場は違っても同じゴールを目指して◉「つなげる会・弁護団座談会」-
-我々はそのとき、何を思い、行動したのか◉「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会メンバー座談会-
-「表現の不自由展・その後」あいちの活動記録-
おわりに
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