おはようございます。運営企画推進室の河原です。10月に入りましたが、今日の武蔵野市は28℃まで気温が上がるそうです。昼間はまだ半袖で過ごせそうなので、衣替えのタイミングが難しいですね。
クラウドファンディングの挑戦も残すところ18日となりました。83名の方からのご支援をいただき、目標達成まであと84,500円です。
多くの方々からのご支援により始まったとらいふぁーむでは、久々の直接面会に話を弾ませているご入居者と家族、プランターの前でのんびりおしゃべりをしているご入居者と職員、プランターを興味津々でのぞき込む園児たちなど、早速様々な交流が生まれています。
ご入居者・家族からの声
(ご入居者の声)
「陽の光を浴びるだけでも生き返るよ」
「かわいい野菜たちを見ていると元気が出る」
「こんな機会今までなかったのでとても楽しい」
(ご家族の声)
「面会室でビニールカーテン越しに会った時と本人(ご入居者)の反応が全然違う」
「少し暑かったが、家族団欒ができてとても嬉しかった」
「人数制限がなく会えるのは有難い」
「家族写真が撮れて嬉しい」
ご好評いただきとても嬉しいです!
* * *
今日はあらためて、とらいふぁーむの運営において大切にしたいと考えているコンセプトについてお話したいと思います。少し抽象的な内容になりますが、よろしければお付き合いください。
とらいふぁーむの構想は、次のような問題を解決したいという思いから生まれました。
[問題①]
コロナ禍で面会・外出制限が長期化し、
・入居者が、淋しい思いをしている、退屈している、自信をなくしている
・ご家族が、淋しい思いをしている、心配している
[問題②]
厳しい労働環境で働く職員たちが、疲れている、働き甲斐や楽しみを感じづらい状況にある
[問題③]
地縁が希薄化し、
・家族介護、独居高齢者、孤独死の問題などが増えている
・地域福祉の担い手が減っている
これらの問題に対して、私たちはとらいふに属する自分たちができること(求められていること)は何なのかを考えながら、活動を展開していきます。活動はまだ未確定なものばかりで、見切り発車と言われてしまいそうなことも多々ありますが、原点を忘れず、コンセプトに沿って、ブレずに柔軟に取り組んでいきたいと思います。
とらいふぁーむ6つのコンセプト
*自分らしくある
とらいふぁーむに集う人たちが「○○なひと」「○○をするひと」(例えば、ご入居者はケアされる人、職員はケアする人など)を演じずに、一人の人間として自分らしく過ごせることを目指します。
*くつろぐ
とらいふぁーむに集う人たちが抱えている、疲れ、緊張、不安、痛みなどが少しでも緩和され、ゆったりくつろぐことができるような空間を目指します。
*共にある
入居者、家族、地域住民、職員などが共に過ごし、「自分が必要とされていること」を実感できる居場所を目指します。
*挑戦する
いくつになっても、身体が不自由でも、何かに「挑戦したい」と思える、「とりあえずやってみよう」と失敗も楽しめる、そんな場所になることを目指します。
*人を想う
他者への無関心によって生じる種々の問題に向き合い、また、とらいふぁーむで生まれた新たな人間関係により豊かな時間を過ごせるような場所を目指します。
*愉しむ
何はともあれ、とらいふぁーむが生活を愉しむための場所として活用されることを一番に目指します。
朝から長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
明日は、とらいふぁーむの今後の活動(やりたいことリスト)についてご紹介をしたいと思います。
皆さま良い週末をお過ごしください。
とらいふ武蔵野
河原優子