老人ホームのご入居者・家族と地域住民の方々に『バリアフリーガーデン』を作りたい!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

コロナ禍で面会や外出の機会が激減してしまった老人ホームの入居者と地域の皆さんに、足腰が不自由でも園芸活動ができるバリアフリーガーデン【とらいふぁーむ】を作ります。保育所とデイサービスの中間スペースを活用して、世代間交流を深めることができる機会を創出します。

現在の支援総額

1,190,000

119%

目標金額は1,000,000円

支援者数

97

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/08/01に募集を開始し、 97人の支援により 1,190,000円の資金を集め、 2022/10/19に募集を終了しました

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

老人ホームのご入居者・家族と地域住民の方々に『バリアフリーガーデン』を作りたい!

現在の支援総額

1,190,000

119%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数97

このプロジェクトは、2022/08/01に募集を開始し、 97人の支援により 1,190,000円の資金を集め、 2022/10/19に募集を終了しました

コロナ禍で面会や外出の機会が激減してしまった老人ホームの入居者と地域の皆さんに、足腰が不自由でも園芸活動ができるバリアフリーガーデン【とらいふぁーむ】を作ります。保育所とデイサービスの中間スペースを活用して、世代間交流を深めることができる機会を創出します。

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COFFEE振る舞いDay
2025/11/16 06:29

とらいふ武蔵野 健康管理室長の河原です。昼下がり、とらいふぁーむに漂うコーヒーの良い香り…11月13日は、千葉大学建築学コース・湯淺かさね研究室との共同企画『COFFEE振る舞いDay』の日。カフェでアルバイトをしている学生さんが、研究室の仲間たちと一緒に自慢のコーヒーを振舞ってくれました。お天気に恵まれ、利用者・家族・職員・実習生・クリーンさんの総勢48名が思い思いに集い、一緒に淹れたてのコーヒーを楽しみました。* * *開設4年目を迎えたとらいふぁーむでは、今まで「とらいふマルシェ」や「とらいふエールの夕べ」、その他にも収穫イベントなどを行なってきました。今回は、主に千葉大学の皆さんが企画・運営をしてくださったという点で、今までと少し違う新しい形のイベントになりました。お客さんの目の前で豆を挽いてくれました* * *現場で働く介護職員からは、「普段はなかなかレクをしてあげられないので、こんな風に企画してもらえて、とてもありがたい」という素直な感想が聞こえてきました。排泄や入浴などのケアに追われがちな日常業務の中で、「淹れたてのコーヒーをご入居者楽しんでもらいたい!」とご入居者をお連れしたつもりが、気づくと自分も一緒にほっと一息ついていた、という職員も多かったようです。入居者Aさんは、職員用のカップを一緒に持ってきてくれましたコーヒーを待つ間にふぁーむをぐるり入居者Bさんはクリーンさんのお母さま この日を楽しみにされていました* * *ー 世代も立場も違う人たちが、とらいふぁーむで同じ時間を過ごしながら、気づけばぽかぽか温かい気持ちになっている ー今回のイベントも、まさにそんな空気のうちに終えることができました。湯淺先生、研究室の皆さん、参加者の皆さま、ユニットでお留守番をしてくれた職員たち、ありがとうございました…!(次回をお楽しみに!)


みなさまこんにちは。今日は、11月13日(木曜日)に開催する「コーヒー振る舞いDay」についてお知らせいたします!* * *〈 とらいふぁーむ とは〉 とらいふぁーむは、「社会福祉法人」「介護老人福祉施設」という、生産性や効率性の論理から一歩離れた環境の中で、「生きることのほんとうの豊かさとは何か」を改めて問い直すための小さな実験室です。ここでは、日々の介護の営みがそのまま生態系の循環と結びつき、「いのちの流れ」そのものへと目を向けています。施設から出る野菜くずは、地域の環境団体「クリーンむさしのを推進する会」の協力によって堆肥となり、その土から新たな植物が芽を出します。来春からは「かみつぐ助成金」の支援を受けて養蜂も始まる予定です。ミツバチが花を渡るように、人と人、世代と世代の関係がやわらかく受粉していくような循環を目指しています。こうした穏やかなつながりの中で、介護職員や要介護高齢者、地域の人々が互いの存在を媒介し合いながら、見えない関係の網を育てています。 生態学の視点から見るなら、とらいふぁーむは「基盤サービス」に相当します。基盤サービスとは、他のすべての生態系サービスを支える根のような働きのことです。たとえば、土壌形成や栄養塩の循環、分解と再生の連鎖を担う機能です。これらは地上では目立ちませんが、失われればすべての循環が止まってしまうほど重要です。介護職員や要介護高齢者の存在も、それに重なります。彼らは、社会という生態系の中で、静かにその基盤を支えるミミズやダンゴムシ、菌類のような存在です。こんなことを言うと、「ケアワーカーや高齢者を虫けら扱いするのか!」と思う人がいるかもしれません。そうではありません。ここで言いたいのは、ミミズやダンゴムシ、菌類が生態系の基礎を支えているように、彼らの存在が社会という生態系の土台を保っているということです。これは人の尊厳を損なう比喩ではなく、むしろその価値を、これまで見えにくかった場所から照らし出すための比喩です。 このことは、ケアの現場の本質をよく表していると思います。介護の仕事は、直接的に「生産」を生み出すものではありません。なぜなら、ケアという営みは「物」をつくるのではなく「関係」を育てる仕事だからです。そして、この「関係を育てる仕事」は、現在の制度的な枠組みの中では評価されにくい位置に置かれています。たとえば、介護報酬制度や行政的な指標は、目に見える成果や効率を基準に設計されています。そのため、時間をかけて関係を育むことや、寄り添いながら変化を待つことのような「不可視の労働」は、しばしば数値化されず、正当に扱われません。 さらに言えば、介護という仕事の構造自体に、もうひとつの大きな歪みがあります。介護職員は、日々直接的に高齢者と向き合い、身体を支え、声をかけ、関係を築いています。しかし、その労働の対価として金銭を受け取るのは、利用者本人からではありません。報酬は公的制度を通して支払われ、国家や自治体を介して間接的に受け取られる仕組みになっています。つまり、介護職員と高齢者のあいだに「金銭の授受」という市場的な交換関係が成立しないのです。この構造は、ケアが本来「贈与」に近い性質をもつことを示していると同時に、その価値を貨幣的評価の外に追いやってしまう要因にもなっています。市場経済の論理から見れば、ここには「顧客」も「商品」も存在しません。ゆえに、介護職員の仕事は、経済的には「非生産的」とみなされやすくなります。けれども、社会という生態系の観点から見れば、まさにこの非交換的な営みこそが、関係の土壌を豊かにし、人と人とをつなぎ直す「基盤サービス」にほかなりません。 とらいふぁーむの活動は、こうした制度的な歪みの中で、「ケア労働」の価値をもう一度社会の中に浮かび上がらせようとする試みです。人と人とのあいだに生まれる微細なやりとり、身体と環境との呼応を、目に見えるかたちで社会に開いていくことです。そこには、「貨幣」では測れない価値の循環があり、それこそが福祉と生態系を結びつける新しい倫理の萌芽であると私たちは確信しています。* * *〈湯淺研究室と協働しています〉 千葉大学建築学コース・湯淺かさね研究室は、とらいふぁーむという園芸空間が人と人とのつながりをどのように形作っていくかを研究されています。生態系の観点から言えば、とらいふぁーむが「文化的サービス」としてどのように機能しうるかへの着目といえます。とらいふぁーむは園芸空間であると同時に、施設と地域、社会と自然、ケアと環境の関係を再構築する実践の場となっています。 とらいふぁーむが目指しているのは、単なる「持続可能性」の評価ではありません。高齢者や介護職員を、役割を終えた存在や代替可能な労働資源として消費するのではなく、「いのちの循環の一部」として再び位置づけることです。それは、いのちを「上書き」するのではなく、タペストリーのように織り重ねていく、アップサイクルな試みです。だからこそ、ここでの活動は、福祉と環境、ケアと生態系が再びひとつの呼吸を取り戻すための実験なのです(※ここで述べている内容は、とらいふぁーむの活動理念および実践の方向性を示すものです。湯淺研究室の研究は、これらの理念を前提とすることなく、中立的かつ自然科学的な立場から園芸空間の機能や人と環境の関係性を分析・検証する形で進められています)。〈『コーヒー振る舞いDay』のお知らせ〉 こうした取り組みをより多くの方に知っていただくために、11月13日(木曜日)に「コーヒー振る舞いDay」を開催いたします。時間は13時30分から14時30分までです。本企画は、湯淺研究室との共同企画として実施され、コーヒーを媒介に「循環」と「共生」を体感できる場をつくります。当日は、職員・入居者・大学生・地域の方々が集まり、コーヒーやハーブティーを提供します。飲み終えたあとのコーヒーかすはコンポストとして堆肥化し、再びとらいふぁーむの土に還ります。つまり〈淹れる→味わう→土に戻す〉という循環のプロセスそのものを、参加者が手で感じ取ることができる場づくりです。 この取り組みは、介護職員や高齢者を単なる「サービスの担い手」や「受け手」としてではなく、社会の生態系を支える重要な基盤として捉え直す試みでもあります。コーヒーやハーブの香りを囲みながら、関係の豊かさをもう一度確かめることが本企画の目的です。お時間の合う方は、ぜひマイカップを片手に、ふらりとお立ち寄りください。あたたかな香りとやさしい会話が交わるひとときを、ともに過ごしましょう! とらいふぁーむは、このような取り組みを通じて、ケア・環境・地域のあいだにある境界をゆるやかに溶かしながら、「新しくて懐かしいつながり」のかたちを描きだしていきます。


 みなさま こんにちは。 今日は、「とらいふエール2025」が完成いたしましたので、そのご報告を申し上げます。 2022年に活動を開始した「とらいふぁーむ」では、近隣からいただいた廃材を再利用して制作したバリアフリー型のプランターに、施設内の厨房で出た生ごみを堆肥化した土を用いて、野菜や花を育ててまいりました。生ごみ堆肥は「クリーンむさしのを推進する会」のご指導を賜りつつ、施設利用者・職員・地域住民が力を合わせて日々大切に育てています。2023年からは同会のご提案を受け、ホップの栽培にも取り組み始めました。そのホップを原料として、武蔵境の「26Kブルワリー」で醸造されるクラフトビールが「とらいふエール」です。 今年の仕込みは7月下旬に始まり、8月10日(日)には恒例の「とらいふエールを楽しむ夕べ」を開催いたしました。当日は醸造所のご厚意により、生のまま直送されたフレッシュなビールがご利用者やご家族にふるまわれ、できたての一杯を手にした人々の歓声と笑顔が会場を包み込みました。 瓶詰めされた「とらいふエール」は、敬老の日の祝賀会にてお披露目されるのが恒例となっています。今年のラベルには、特養職員が描いた「生ジョッキとホップを手にした蜂」のイラストがあしらわれ、背景の線画は事業所内保育所「ベリールーム」の園児たちが描いてくれました。これは、とらいふぁーむにおいて「ニホンミツバチの養蜂プロジェクト」が本格的に始動したことを記念するデザインです。この取り組みはミツバチの営みを通じて高齢者介護福祉と自然環境、そして地域社会の関係をあらためて見つめ直すことを目的としています。ホップや蜂を介した「人間以外の他者たち」が関わる小さな循環に目を向けることは、介護施設の営みと地域社会、そして自然環境との結びつきを再確認する契機となると私たちは考えています。 とらいふぁーむは、これからも多世代が安心して集える場づくりを大切にしてまいります。「とらいふエール」は、「つくる人」と「飲む人」が一堂に会し、持続可能な関係を育むための魔法のビールです。今年はライムの爽やかな酸味を効かせた、風味豊かなエールに仕上がりました。どうぞ大切な方とともに味わっていただければ幸いです(入手方法につきましては、事務所職員までお声がけください)。 こうした取り組みは、とらいふぁーむ事業がまだ構想段階にあった頃からご支援くださったみなさまのお力添えによって実現してまいりました。心より感謝申し上げます。今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


みなさま、こんにちは。 8月30日(土)、とらいふ武蔵野にて開催された3ヶ月連続の対面型研修「高口光子の現場が考える認知症ケア-理想と現実をつなぐために」が無事終了しましたので、ご報告いたします。 本研修は「不適切ケア・身体拘束・虐待の防止」をテーマにした全3回のシリーズ企画でした。第1回(6月)は「不適切ケア」、第2回(7月)は「身体拘束」、第3回(8月)は「虐待防止」と、それぞれ現場が直面する最も切実で難しいテーマに正面から向き合う内容となりました。特に高齢者虐待について、「いけないことだと理解はできても、なぜ組織として一つにまとまって対応する事が難しいのか」という問いかけは、参加者一人ひとりに深い葛藤を呼び起こしました。 講師の高口先生は、現場で働くケアワーカー(=介護のプロ)のリアルな声を丁寧に引き出しながら、そのジレンマを「個人の問題」ではなく「組織全体の課題」として捉え直すことの重要性を繰り返し強調されました。その過程で交わされた問答は痛みを伴うもので、会場には緊張感が漂いました。しかし、だからこそ浮かび上がったのは、ケアに携わる人々の真摯さと、理想と現実のはざまでもなお諦めずにより良い実践を模索する姿勢であったと思います。あの「ヒリヒリするような問答」の中には、確かな希望の光がありました。葛藤や矛盾を共有し合い、組織としての理念を問い直すことは決して容易ではありません。しかし、それこそが不適切ケアや虐待を防ぎ、認知症ケアをより人間的な営みへと近づけるための第一歩であると改めて実感しました。 また、研修の最後に交わされた「理想と現実をつなぐための小さな実践の積み重ねこそが現場を変える力になる」という参加者同士のメッセージは、これからの日々を支える大切な指針となるはずです。 改めまして、このような貴重な学びの場を提供してくださった高口光子先生、主催の七七舎(ななしゃ)さん、そして真摯に問いに応え続けた研修参加者の皆さんに、心より感謝申し上げます。私たちにとっても、この研修は大きな気づきと勇気を与えてくれる時間となりました。 次回の研修も計画中です。ぜひ楽しみにしていてください。皆様と会場でお会いできることを心から楽しみにしています!▲ 七舎さんが発行する生活リハビリの情報交流誌「ブリコラージュ」のfacebookページより追伸:「とらいふエールを楽しむ夕べ」もおかげさまで無事に開催することができました。今年は26Kブルワリーさんが「生とらいふエール」を持ってきてくれました! 日頃から支えてくださっている皆さまのお力添えあっての実現です。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました!


みなさま、こんにちは。いつもとらいふぁーむの活動にご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。去る2025年8月10日(日)、とらいふ武蔵野駐車場にて開催した『とらいふエールの夕べ』は、おかげさまで大盛況のうちに終了いたしました!当日は、ニーロクケー・ブルワリーさん(醸造所)から直送されたフレッシュな「生とらいふエール」をキッチンカーでご提供しました。例年のボトル版と飲み比べを楽しまれる方、生ビールならではの瑞々しさに驚かれる方など、会場は終始にぎやかな笑い声と乾杯の音で包まれました。特養の職員たちが手作りで用意した軽食も好評で、ご入居者をはじめ、ご家族連れや地域の方々が思い思いに過ごし、世代を超えて交流の輪が広がるひとときとなりました。夕暮れ時の心地よい風のなか、ホップを育て、仕込み、出来上がったビールを共に味わうという循環が、今年も確かに息づいていたと感じます。ご参加いただいた皆さま、準備・運営に携わってくださったスタッフ・関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。また来年も、皆さまとともにこの特別な夕べを迎えられることを楽しみにしております。とらいふぁーむ一同※当日の写真は、個人情報保護の配慮から公開を控えております(会場は皆さまの笑顔によってあたたかな空気に包まれていました!)。


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