皆さまおはようございます。運営企画推進室の河原です。
とらいふ武蔵野では、一昨日の1月7日(土)に無事新型コロナウイルス感染症クラスターの収束の日を迎えることができました。関係者の皆さまには長期間にわたり面会や差し入れの制限等についてご協力いただき、心より感謝いたします。
明日1月10日(火)より平常態勢の運営となり、ようやくご入居者に日常が戻るところではありますが、第8波は未だピークを越えず新たな変異株の流行のニュースもあるようです。
ほっと一息つきたいところですが、引き続き館内消毒や健康観察など平常の感染防止策をしっかりと行い、また今回のクラスター対応の経験を振り返り、コロナを正しく恐れながらご入居者の暮らしを守れるように努めてまいります。
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昨日事務所で入力作業に追われていると、
ウィーーーーン ガガガッ ゴリゴリッ
にぎやかな機械音がとらいふぁーむから聞こえてきました。
寒空の下いったい何が始まったのか?と、とらいふぁーむを覗いてみると、そこには・・・
「暑いぜ」と言いながら作業する半袖姿の井口と、完成間近の生ごみ堆肥ボックス(しかも2基!)がありました。
時刻は13時30分、井口は朝からひとり木材を切って、継いで、組み立てて・・・と黙々と作業を続けていたようです。
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とらいふぁーむでは企画段階から、施設から出る生ごみ(野菜くずや食べ残し)を使って堆肥を作り、その堆肥を使った無農薬の野菜作りをするという計画がありました。生ごみ堆肥作りは、クリーンむさしのを推進する会(https://www.city.musashino.lg.jp/faq/gomi_kankyo/gomi/1004140.html#:~:text=)が、長年市内で地域住民を巻き込んで続けている歴史ある活動です。
とらいふぁーむでは、夏から育ててきた野菜たちの収穫を終え、春野菜の植えつけをするまでの期間に、生ごみ堆肥作りに取り掛かることになりました。
お昼休憩を挟んで作業を再開し・・・
すっかり陽が落ちた17時30分
波板の蓋が付いた生ごみ堆肥ボックス2基が完成しました!
これから、とらいふぁーむが目指すいのちのSDGsへの新たな一歩が始まります。
引き続き、応援をお願いいたします!
* おまけ *
先日、あるご入居者の救急搬送の同行をした日のこと。その方は幸い大事には至らず数時間後には施設に戻ることができたのですが、病院の待合室でご家族とゆっくりお話する機会がありました。
その中でご家族から、
「●年前に母がとらいふに入れたことで、自分の生活を取り戻すことができた。今もやりたいことを続けられていて感謝している」
という言葉をいただき、自分たちがとらいふで働いていることの意義について、再認識することができました。
コロナ禍でご家族の入館制限が続き、ご家族と職員の交流の機会がほとんどない状況が3年間も続いています。ご家族からの言葉で自分の仕事を少し誇らしく思える、そんな体験をさせていただき、「これは現場のみんなに伝えなければ!」と思いました。
とらいふぁーむでの活動を通して、ご入居者・ご家族・職員がつながりを感じることができるような機会作っていきたい、と強く感じたひとときでした。
連休最終日、今日の武蔵野市は晴れて気温が13度まで上がるようです。
皆さま、良い一日をお過ごしください。
とらいふ武蔵野
河原優子