冷たい雨がやっとあがりそうです。今日は冬のような寒さになっていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今日は11月6日に行った玉ねぎの植え付け作業のご報告をしたいと思います。
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11月6日 14時 とらいふぁーむにて。
活動に参加したのは、とある番街のKさんとMさん。
今日は玉ねぎの苗を植える予定で…とお伝えすると、
「行きたい」
と即答してくださったお二人です。
師匠のTさんをお招きして、さっそく作業を始めます。
玉ねぎの苗は、見た目は短い小ネギのようです。長く伸びた根っこ同士が絡まった状態で売っているので、それを水の中でほぐしながら、苗を一本ずつ優しく取り分けていきます。
「根をちぎらないように」という師匠(Tさん)の教えに、ドキドキしながら手を動かします。
15cm間隔で土を掘り、穴にたっぷりの水を注いで、染み込んだら指を入れて細くて深い穴をあけます。
そこに苗を入れるのですが、根が穴から外れないようにするのがとても難しい!
これは根気のいる作業だな、と構えていたところ・・・
「できました」
とMさん。
そこには直前にお渡した苗が、キレイにまっすぐ立っていました。
「次を下さい」と淡々と言うMさんの勢いに押されながら、
(河原)苗を取り分けて渡す→(Mさん)植えるの繰り返しを黙々と続けます。
「なんかわんこそばみたい」
井口のつぶやきに、皆がふっと笑いました。
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Kさんはとらいふぁーむの常連で、とらいふぁーむを立ち上げる企画段階から、私たちのことを応援してくださっている心強い味方です。
病気の影響で腕や手指を自由に動かすことが苦手なKさん。
「できるかな、やってみよう」と仰りながら、屈託のない笑顔で何にでもチャレンジするKさんに、いつもエネルギーをいただいています。
小ねぎのような細い苗をそーっと握り、
「これは大変ですね。こうかな…?」
と言いながら、繊細な作業を着実に進めていきます。
気がつけば、180cmの長さもある大きなプランターをMさんとKさんで半分ずつ、すべて植え付けてくださいました。
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「いゃー今日は実に楽しかった」(Kさん)
「とても楽しかったです」(Mさん)
午後のひととき、にこにこ語ってくださるお二人に触れて、とても幸せな気持ちになりました。
難しい作業にドキドキしたり、冗談を言って笑い合ったり、「できた!」と一緒に達成感を味わったり…
これからもとらいふぁーむで、入居者さんや地域の方々と一緒にこんな幸せな時間を過ごせるよう、活動を続けていきたいと思います。
とらいふぁーむ6つのコンセプト
自分らしくある、くつろぐ、共にある、挑戦する、人を想う、愉しむ
寒い一日となりそうですが、皆さま午後もよい時間をお過ごしください。
運営企画推進室
河原優子